湯治の能書き
温泉に入ると、体があったまり、ほっとした気持ちになります。また山間の自然の中で温泉に入ると、ガチガチになっていた心や体がゆるみます。
温泉には旬がある
どうしてこんなに気持ちいいのでしょう。
箱根 天山湯治郷パンフレット「湯治の能書き」には古賀昭人九州大学名誉教授の小論を紹介しています。
大地の奥深く、地上とはまったく異なる環境で温泉成分をたっぷり含んだ温泉水にも「とれたての旬」というものがあるようです。
天山の浴槽は「すべて原液で、注水によりうすめて冷却していない」そうです。湧き出た直後の「旬の源泉」に入浴することができるのです。
生きていてよかった
昔から湯治で愛された天山の休憩室には「生きていてよかった」という相田みつをさんの書が掲げられています。
永年かけてつくられたエネルギーが解き放つ一瞬の輝きを享受できる温泉だからこそ、今も昔も人を癒すことができるのしょう。