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【日本一周】6県目/長崎県

長崎は大学時代の友達の出身地でもあるし、個性的な地域が多いなと思っていたので、一度は訪れてみたい土地でもあった。
でも1日じゃ全ては回りきれない。特に今、興味のあることに重点をおいて巡ってみた。

九十九島

九十九島は日本三大松島のひとつ。

あいにく天気は小雨。
ぼんやりと霞んでいるけれど、海に小さな島が点々と浮かぶ様子は美しかった。船が行き交う様子なんかはずっと見ていられる。

展望台で出会った地元の方によると、夕陽の時間帯が一番きれいなのだとか。

海きらら

九十九島水族館は「海きらら」という愛称がついていて、日本最大級のクラゲの展示がある。
私はクラゲが大好きなので、ぜひとも訪れたかった。

ミズクラゲ。
六角形の窓に鏡がはめ込まれていて、万華鏡のようになっている展示。とってもきれい。

カブトクラゲは光を受けてキラキラと虹色に光っている。

アマクサクラゲ。
やさしげな半透明の薄桃色をしているけれど、見かけによらず強い毒を持っている。

クラゲの赤ちゃんを育てているラボも見れた。小さいふわふわが無数にビーカーの中を漂っている。

もちろん普通の魚もいたけれど、その中でも黄色いカエルアンコウがお気に入り。

不細工な感じの顔がいい。足みたいに肉厚なヒレもかわいい。

海きらら、大満足だ。

佐世保バーガー

佐世保に来たからには「佐世保バーガー」を食べようと思っていた。

佐世保バーガーの定義は、
・オーダーを受けてから作り始めること
・本社が佐世保にあること
・フレッシュな生野菜が使われていること
・オリジナルソースが入っていること
が条件だという。

確かに食べたバーガーは野菜にフレッシュさを感じた。レタスが勢いよくはみ出てるし。
それに、ベーコンが入ったバーガーはそんなに得意じゃなかったのだけど、ソースとの相性がよかったのかおいしかった。
ぜひとも次回はいろんなお店で食べ比べしたい。

平和公園

私は小学校の修学旅行で平和学習も兼ねて広島へ行ったのだけれど、長崎については授業で知ってただけだった。
近くまで来ているなら平和記念像の実物を見てみたいと思い、平和公園へ向かう。

平和祈念像は神様のようにも見えたし、仏様のような穏やかな顔にも思えた。
これからも世界が平和でありますように。
そう思い、そっと手を合わせた。

長崎ちゃんぽん

長崎には、四海樓というちゃんぽん発祥のお店がある。飲食店というよりはビルかホテルかと思う外観なので困惑したが、中はちゃんと中華料理店。

中華といえば大人数で分け合いながらワイワイ食べるイメージがあるので、広い店内でひとりで食べるのはちょっと恥ずかしいかも、と心配したけれど、意外にもひとりで食べてるお姉さんが近くにいて親近感がわいてきた。よかった。

ちゃんぽんはエビとイカがたくさん入っていてうれしいボリューム。しかも盛り付けはメニュー写真よりだいぶ美しい。すばらしい。

この後、カーフェリーに乗るために多比良港へ移動する。
多比良港から熊本県の長州港へ渡る船に乗って有明海を横断するのが、次の県へ行く一番早いルートだったのだ。そして、このフェリーの最終便を逃すと、次の日の朝まで待つか、佐賀と福岡を回って熊本へ入るしかない。

しかし、多比良港というのは長崎市からは1時間ちょっとかかる距離にあり、思いのほか道が混んでいた。
迫る出発時間。
焦る私。

半泣きになりながらアクセルを踏み続けた結果、フェリー最終便が20:00出発のところ、なんとか19:52に港へ到着した。
あと8分。ギリギリセーフ。

一日の最後にだいぶ冷や汗をかいた日になった。
夜景も見れたらいいなと思い、夕方まで長崎市をうろうろしていたのが原因だろう。結局夜景は見れず、フェリーも遅刻ギリギリとなった。
何でも欲張っちゃいけないな。
もっと余裕を持って移動をしようと反省した。

(2013年4月30日)

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