北海道マラソン2022
初めての北海道マラソン、走ってきました。
結果は2時間58分37秒。なんとかサブスリー!
夏マラソンの難しさと楽しさを両方味わえたレースでした。次回の出場や遠征の備忘録も兼ねたレースレポです。
道マラに出場した狙い
僕自身、夏マラソンを走ること自体が初めて。走り始めた頃から、8月の最終週は道マラを走るものだ、という雰囲気を見ていて、ずっと走りたかった道マラ。
エントリーを決めたのは4月で、きっかけは3月に走った東京マラソンでした。
東京マラソンでサブエガまで37秒届かず、反省をしていった結果、シンプルに『フルマラソンへの「慣れ」の不足』をまずはクリアしようという結論に。
距離への慣れ、レースへの慣れ、遠征への慣れ。
逆にいうと夏のマラソンでタイムは狙えないと思っていたため、道マラに合わせていくというよりは練習の一環と考えていました。最低限でも42.195kmのロング走にはなるな、というイメージです。
レース回顧
エントリー時に2時間55分で申告したところ、Aブロックスタートでした。
テレビ塔の時計がスタート1分前からカウントダウンに変わるのに、ちょうど見えない位置でしたがw あれはなかなかできない演出で、お祭り感が出ていいですね。
サブスリーの4分15秒/kmで30kmまでは行って、そこからは成り行き、という既にプランとも言えないプランでスタート。
大通公園の交差点の電光掲示板に出ていた気温が24℃。東京の灼熱の中を何度も走っているので涼しいとも感じたし、走り出せば思ったより汗は出て、判断に迷うところでした。
5km通過 21分19秒 (ラップ21分06秒)
10km通過 42分02秒 (ラップ20分43秒)
実は札幌に仕事で出張に来た際に、前半のコースや終盤の北海道大学構内は試走をしてみたことがあって、豊平川のあたりの雰囲気はなんとなく覚えていました。
高低図を見て序盤はアップダウンがあると分かっていたので、リズムを崩さなければOKというつもりで、割と気分良く走れていた気がします。
ペースがちょい早め、4分08秒〜10秒/kmくらいでしたが、心拍も上がってないしうまくハマったと判断して、落とさずにそのまま行くことにしました。
長い創成トンネルも、僕としては無心で走れるのでそこまで気にならず、淡々と刻んでいくリズム作りになって逆に助かったくらい。
そしてMCがスタート前に「東京オリンピックのレガシー」と連呼していたオリンピックコースを走っていると思うと、テンションも上がります。
15km通過 1時間2分57秒 (ラップ20分55秒)
20km通過 1時間23分48秒 (ラップ20分51秒)
中間点通過 1時間28分18秒
レース中はほぼ曇っていたと思いますが、たまに日が出ると日差しが暑い。風は少し向かい風だけど影響はあまりない強さで、むしろ吹くと涼しい。
とはいえ給水はできるだけ全部取るようにしました。水が冷たくておいしかった。グリーンDAKARAは正直イマイチで、あまり取りませんでした。
市街地から北大の裏を抜けていくこの区間は、応援も多くて元気が出ました。コンサドーレ札幌のユニを着てフラッグを振ってくれる人が多かった印象です。その反面、ファイターズのユニ着た人はあまりいなかったかも。
25km通過 1時間44分34秒 (ラップ20分46秒)
30km通過 2時間5分31秒 (ラップ20分57秒)
いよいよ新川通り。ここがキツいという話をたくさん聞いていたので、ラスボスが出てきたな、と思いましたが、まだ淡々と走るべきところ。
トップ集団とスライドしたのが25km手前。密かに応援しているヤクルト勢が誰もいなくて、後ろでキツそうにしている小椋選手、荻久保選手が見えて、高久選手はもっと後ろでした。(今回は残念な結果でした。高久選手はベルリン頑張ってほしい)
新川通りは折り返してからの方が長く感じました。給水が早く来ないかなと思い始めたのがこの辺り。
35km通過 2時間05分31秒 (ラップ21分14秒)
40km通過 2時間48分51秒 (ラップ22分06秒)
35kmを過ぎたところから、一気にキツくなりました。特に上半身、肩から胸の筋肉に痛みが出てきたのは初めてで、何度も肩を回したり、手をぶらぶらしたりして緩めて誤魔化しながら走る。
北大に入ってからは、東京マラソンの時と同じくふくらはぎから「もうすぐ攣りますよ」というサインが出始めて、なんとか攣らないようにと必死でした。もう上も下も緊急事態。残りの距離と時計を見て、歩かなければサブスリーは大丈夫だと思ったのでただ必死に粘りました。
Finish 2時間58分37秒
北海道庁を過ぎて右に折れ、最後のストレート、ラストスパートするべきところで、両ふくらはぎから「もう無理っす」と言われたように攣りかけました。もうちょいウィニングランっぽくしたかったな、と思いながらゴール。
初の夏マラソンを、ギリギリですが4回目のサブスリーで走り切ることが出来ました。
トータルで振り返ると、自分としては合格点のレースでした。体幹トレーニングの必要性も痛感したので、これから重点的にやっていこうと思います。
次のフルマラソンは10月の横浜マラソンの予定です。
弾丸スケジュールだったレース前後
さて、今回の遠征は前日27日の14時30分羽田発、当日28日の17時35分羽田着というスケジュールでした。
27日 レース前
受付の大通公園に着いたのは17時半くらいで、もう公式グッズはほとんど売り切れてました。会場目の前のホテルに泊まったので、18時くらいにチェックイン。
少しホテルで休憩してから、夜ごはんと買い出しに。どこも混んでいて(自分を含めてランナーがたくさん)、出張で行ったことのある、すすきののスープカレー「Suage+」にしました。ここも30分くらい並んだかな。
ご飯は大盛りにするか悩んだ末、普通に。移動中に羊羹や大福を食べていたし、モルテン飲むのでこれで十分。ここのスープカレーは野菜が本当においしい。渋谷にも支店を出しているので、実はいつでも行けるんですが、本店に来たということで。
コンビニで水や明日の朝ごはんのおにぎり、バナナを買ってホテルに戻り、風呂に入ってモルテンを飲み、22時半ごろに寝ました。
28日 レース後
攣りつつある足で、もう一つのゴールだったサッポロビールのブースでビールジョッキを手に入れ、もらった氷でアイシングして、ランニングシャツだけ着替えたら大通公園から撤収。
13時半くらいに新千歳空港に着いて、一目散に向かった先は「新千歳空港温泉」。事前にここでお風呂に入ろうと調べていました。入浴料、タオル込みで1,500円。空港内で風呂に入ってるのも不思議な気分でした。ちなみに露天風呂はぬるめです。僕と同じ行程をたどっているランナーもちらほらいました。
サッパリしたらようやく昼メシ、同じく空港内のラーメン道場で「らーめん空」。至福の時。
その後は家族からのリクエストを聞きながら、空港内をぐるぐるしておみやげを物色していたら、搭乗時間。
自宅に着いたのは19時過ぎ。30時間の弾丸旅でした。
このスケジュールだと、北海道を楽しむのはこれくらいが目いっぱい。ジンギスカンも、海鮮丼も、ソフトクリームも、サッポロクラシックも味わえなかったので、次は前乗りしようと心に決めていますw
ということで、北海道マラソン、また必ず走ります。来年行けるかな?
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