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公民連携プロフェッショナルスクール9期・Cチームグループゼミ#2「ライフライン」

はじめまして。
今年、公民連携プロフェッショナルスクール9期・Cグループを受講しております浅田です。
私は、静岡県伊豆市でわさび農家の嫁をしております。
先日、Cグループのオンラインミーティングを開催しましたので、その様子と自分のライフラインと今後のプロジェクトについて書きたいと思います。
前回のキックオフミーティング後、Cグループは月2回定期的にミーティングを開催。各自プロジェクトの進捗状況を報告。

【Cグループ オンラインMTG#2】
日時:2024年8月6日(火) 21:00〜0:00(3時間越え)
場所:zoom
参加者:15名(コーチ3名、メンバー12名)

○トピック
①ライフラインチャートの発表(11名)

今回は、参加者のライフラインを1人ずつ発表しました(計11名)。1人3分の持ち時間でしたが、11名発表が終わったのは、午前0時すぎ。それぞれ皆さん仕事もあるので、次回からは、タイムキーパーを決め、プレゼン3分・コーチからのコメント15分にするなど、時間の使い方に課題がありました。
Cチームの各メンバーの仕事について、それぞれの転機、なぜプロスクールを受講しているのかの経緯を聞くことができ、それぞれの共通する課題やスポーツがあり、より詳しく知りたくなる内容でした。
また今回、Cグループのメンバーはうち6名の方が県庁職員・市職員(元職員も含めて)だったので、まさに行政と民間と半数ずつのメンバー構成で、なかなか普段生活していると関わりのない行政の法規事務を担当している方や市営住宅と農業と掛け合わせたプロジェクトを進めている専門職(建築士)の方の仕事についてお話は新鮮なお話でした。またCグループの半数以上が30代中心の若いメンバーからの、組織マネージメントに対し課題を感じての受講動機だったので、私個人的には、とても興味深いお話でした。
コーチ陣からは「社会的課題をどういう捉えているか」「パッションはあるか」「どういう自分でいたいか」という問いが何度か出たのが印象的でした。

私のライフラインを振り返って

「ライフラインチャート」とは、自分のこれまでの人生を『幸福度』という尺度で1本の曲線で表現したものです。  表の横軸は時間軸、縦軸は自分が感じている幸福度を表しています。  

ライフラインを作成するにあたり、生まれてから今までの「転機」「影響を受けた人物」「成功体験」「失敗談」を書き出し、その時の幸福度を横軸の時間軸に沿って点を打ち、線でつないでいきます。
私にとっての大きな転換点2つあります。1つ目は、23歳の時、地元を離れて横浜で暮らすことを決めたことです。それまで「親元から離れて暮らす」とはこ考えたことはありませんでした。自分で決めた決断。心配する親に恥じない人生を歩もうと決心しました。
そして、2つ目は、伊豆のわさび農家へ嫁入りたばかりの時に出会った、自分の地域の「あしもと」を見つける四万十ドラマのまちづくり事業のワークショップ。その時に初めて「ファシリテーション」という手法に出会い、自分たちで「売ること」・「発信すること」に衝撃を受けました。そして、補助金事業が終わった直後、まさかの担当職員の急死と活動存続の厳しさ。仲間をつくって自分たちで起業することの難しさと、衰退していく地域課題に漠然としたやりきれない気持ちが芽生えたのがこの時でした。
その後、2人の子どもを授かり、子育てと家業に翻弄する日々。子育てしながらも自分らしく生きるママ団体の存在に刺激をもらう一方で、市の事業で公園整備事業について、子育て世代の意見が欲しいと参加し提案するも、外部コンサルティング会社の請負で、当たり障りない多目的公園が整備されてしまう無力さも感じるなか、「次世代の子どもたちに何を残せるか」を強く考えるようになりました。
悶々と考えるなかで、木下斉さんの「福岡市が地方最強の都市になった理由」と「地方創生大全」の著書に出会い、「稼ぐまちづくり」「100人の意見より1人の覚悟が地域を変える」など地方が抱える「モノ」「カネ」「ヒト」「組織」の体系化を具体的に再生する提言が書かれており、その言葉に、地域を変えるには、まず家業の状態を把握することから始めることに気がつく。そして、コロナ禍に突入。
コロナ禍でも足をとめずに「どうしたらわさびが売れるのか」をひたすら模索し、わさびのことを知れば知るほど、「伊豆の自然をどう残していくのか」という課題にぶつかります。
いち農家ができることの限界も感じる中、どう産業として「わさび栽培」を残していくのか、【残る地域】にしていくかという地域課題を考える中で、「家業(わさび)のビジネスを拡大する」ことと「議員として地域課題を市に提案していくこと」どちらがインパクトを与える選択になるのか悩み続けます。
12年前のまちづくり事業からの地域課題を自分なりに考え模索するなかで「都市経営」の部分が自分の中では足りない部分であり、学びたいという思いで、今回のプロフェッショナルスクールの受講を決めました。
今回、市議会議員として立候補するにあたり、取り組みたいことを2つ挙げると、
①来年4月に開校する新中学校をはじめ、伊豆市の教育に関する提案。
②伊豆北道路開通と(仮)浄蓮の滝インターチェンジ周辺の都市開発に対する提案。
特に、伊豆北道路が月ヶ瀬ICから浄蓮の滝IC(仮)まで開通することになれば、わさびを栽培農地への影響は避けられない。まち開発を見届けたい。

コーチ陣からのアドバイスは、

わさびはスーパーコンテンツ 伊豆=わさびのコンテンツで高付加価値事業をやった方がいいのでは。
議員になれば、自分がやりたいこと以外にも色々な意見を捌いていかなくてはいけず、力が分散する。
その中で「上位概念(理念)」がよりブレずに求められてくる。
スキームづくりが重要。
過去の文脈を紐解く
・なぜそこでわさびをつくりはじめたのか
・伊豆は都市構造に入っている中、都市間競争でどの地域が競合他者なのか。
・道路周辺でどんな課題があるのか。
・どんな地域にしたいか
まとめてみる。

最終プレゼンで頭の中が朦朧とするなか、ここまで的確なアドバイスをしてくれるコーチ陣の視点の鋭さ。
過去の文脈を遡ってまちの歩みを歴史を紐解いていくことを早急に取り組み、次回までに発表する。


ふりかえり

Cチーム2回目のオンラインミーティングで、まだまだ緊張感が残る印象がありました。そして、さすがに3時間を超えるミーティングは集中力も続かない。限られた時間の中で、より多くの議題をプレゼンし、アドバイスをもらうには、プレゼン力をつけていく必要性を痛感させられました。
そのためには、「自分が何をやりたいのか」という強い気持ちをアピールすると同時に社会的課題をどう捉えるかをミックスさせることで、「自分本位の共感性」が、勝手に伝染していくと、自然と協力してくれるようになる。
次回までの課題が山積ですが、伊豆地域がどのような産業で現在に至るまでまちを形成してきたのかと、これからインターチェンジ開発でどんなニーズがあるのかをリサーチしたいと思います。

次回、8月20日(火) 21:00~
今回のミーティングについては、各自noteにアップする。
次回はプレゼン3分、コーチからのコメント15分
各自、今回のアドバイスを受けて各自進める。

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