#4 2021年は闘う年
お久しぶりです。
見事に三日坊主になってしまっていたnote、再開します。
■2020年のBIRと音楽業界
2020年は色んな意味で「守り」の年だったので、2021年は個人的に「闘う」の年にします。
昨年から音楽業界は一変しました。
業務のリモート化、CDビジネスの衰退に拍車、相次ぐイベントの中止、ライブハウスの閉店、事務所の経営破綻、アーティストの引退、グループの解散、卒業等、多くの変化が起こりました。
その中で多発した、業界における「とりあえずYouTubeチャンネルを開設する」風潮に流され、人気クリエイターの模倣で質の低いコンテンツを生み出すクリエイターや、SNSに流れてくるクリエイターの「仕事ください」「今なら仕事受けられます」といった書き込み、実績に乏しいクリエイターが、ヒットした自分の周りの人間にあやかろうとするような残念な投稿には、違和感を感じていました。
そんな中ではありますが、BIRも大小なりともダメージを受けた一年でありました。
アーティスト部門で言えば、主催イベント、ワンマン、ツアーの延期、中止など数々の苦渋の決断をしました。
BIRに新たに所属してくれたアーティストもいるけど、卒業したアーティストもいます。
クリエイター部門で言えば、制作のストップ、演奏仕事・レコーディングの中止、コンペ数の激減など苦しい状況になり、作家には「守り」と感じさせてしまうような年になってしまったと思います。
その一方で、事務所にとって嬉しいこともいっぱいありました。
いくつか抜粋します。
●アーティスト部門
2020.4
群青の世界「青空モーメント」オリコンデイリー1位。
BIR発足当初から掲げていた、
『社内アーティスト×社内クリエイティブ×社内レーベルでオリコン1位を獲る』
という会社の夢をデビュー1年半で叶えてくれたメンバー、クリエイター、スタッフには感謝しかありません。
8月には水野まゆ、村崎ゆうなが加入し、新体制5人に。
覚悟と才能を兼ね備えた2人と出会えました。
2020.10
RIRIKO「愛してたフリ、愛されてたフリ」がヒット街道に。
5月にリリースした曲ですが、10月に動画キッカケで瞬く間に拡散。
LIVE MVの再生回数は現在30万回を突破しています。
ノンタイアップ作品にも関わらずここまでの反響があったことは、素直にアーティスト、楽曲のポテンシャルの高さによるものです。
一人でも多くの人に見つかって欲しいと思います。
●専属作家
2020.7
NGT48「シャーベットピンク」
三谷秀甫、TAMATE BOXとの共作で秋元康グループへの初表題曲提供。
2020.10
ヒルナンデス!新テーマ曲
BASSICK「欲張りランチタイム」が応募総数2664曲の中から採用。
2021.1
乃木坂46「僕は僕を好きになる」
石原剛志、杉山勝彦との共編曲で乃木坂46表題曲に初参加。
これらはひとえにみんなが積み重ねてきたことの結果だと、胸を張って言えます。
■2021年の決意
昨年に続き、事務所代表として、アーティスト、クリエイター、スタッフの健康、雇用を第一に、"この状況でエンタメ業界の俺達・私達に出来ること"は何かを必死に考え、実践します。
無観客・配信ライブはこの状況下で直接足を運ぶことができないファンの方々にアーティストの姿を届けることができる反面、現場の臨場感を伝えきるのが難しいこと、また普段のライブよりも機材などのコスト面でまだまだ改善点が必要なものと感じました。
それでもアーティストと「配信だからできること」が何かを模索し、BIRの配信コンテンツは音響クオリティにこだわって皆さんにお届けすることを常に意識してきました。
また音源制作会社だからこそできる楽曲の制作、配信リリースを急ピッチで増やしていきました。
スタッフに関しては、規模縮小の情勢に逆らい、この時代の流れに強く抗っていくため人員を増加させました。
今年、BIRは事業拡大をします。
4月には新卒含む3名が入社予定です。
倒産や業績不振はハッキリ言って経営者の責任だと思います。
どんな状況でも前年比越えを常に目指します。
タイトルにも掲げた「2021年は闘う年」
経営者の大島は、BIG ISLAND RECORDSをメジャーと言われるレコード会社にするためスタッフと共に尽力します。
プロデューサー、クリエイターマネジメントの大島は「結果が全て」を教訓に一人一人を輝かせます。
音楽業界人の大島は、主にメジャーレコード会社で6年目となるディレクター業務に力を入れます。
音楽業界は24時間365日戦国時代。
アーティストもクリエイターも裏方も結果を出すのは難しく、生き残るのも難しい。
だからこそ楽しい。
noteでは、時間を縫って経営について、音楽ビジネスについて自由に話せたらと思います。
では、また。
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