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双極性障害発症から寛解に至るまで〜藤川理論メガビタミン

こんにちは!
双極人のみっちーです。

今日は、絶望の中で「もしかしたら、これで治るかもしれない!」と希望の光になった精神科医・藤川徳美先生のメガビタミン療法の体験記を書きたいと思います。

双極性障害を診断されてから1年経過しても、気分は上がったり下がったり。主に鬱状態が長く続き、鬱を抜けて元気になったと喜んでも1〜2ヶ月後にはまた次の鬱がやってくる、ということを繰り返し、そのサイクルはどんどん短くなっていきました。

今振り返れば軽躁気味のテンパりまくりの日々が6ヶ月くらいあり、その後どーーーーんと激鬱に落ちてそれが6ヶ月続き、その後フラットが2ヶ月→また激鬱が4ヶ月→フラットが2ヶ月→激鬱が4ヶ月という感じでした。1年間に4回以上はっきりした気分の入れ替わりが起きているので、双極性障害II型の中でもラピッドサイクル(急速交代型)と言われるタイプで、お薬でのコントロールがさらに難しいと主治医に言われました。

私は鬱が長いタイプで、その鬱が毎回重めで毎回希死念慮に苛まれました。

一生治ることのないと言われる双極性障害を抱え、この先の人生ずっと「ほとんど鬱、時々フラット、たまに躁。」で生きていくなんて、、、嫌だ。こんな人生はもう終わりにしたい。

鬱期は来る日も来る日も、自分の人生に絶望し、死にたい、消えたいと考えながら、一日中寝室に引きこもってベッドの上で横になっていました。

「もう終わりにしたい」と思い自死手段をかなり具体的に考えつつも、心のどこかでは「死にたくない。また元気になりたい」とすがる藁を探していたと思います。寝たきり状態でも少し気力がある時間帯にはスマホで相変わらず「双極性障害、治る」とか「鬱の抜けかた」とか検索していました。

ある夜、睡眠薬で朦朧としていた時に、誰かのブログで藤川理論の記事を初めて目にしました。「すべての不調は自分で治せる」というタイトルを見た時に、「もしかしたら、私もこれで治るかもしれない!」と電流が走ったような衝撃を感じました。真っ暗闇の中、ピカーーーーーっと一筋の希望の光がリアルに差し込んできたように感じたのをよく覚えています。

藤川 徳美
医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる .

その本に鬱も双極性障害も栄養で治ると書かれていたので、私も治ると信じて、藤川先生の提唱する栄養療法、通称「藤川理論」を開始しました。具体的には、藤川先生がいくつもの著書で提唱されているプロテインとメガビタミンをサプリメントで摂取しつつ、茹で卵や肉類でタンパク質をたくさん食べるようにしました。

しかし、藤川理論を実践し初めて1ヶ月経っても全く効果が体感できませんでした。藁をもすがる思いで必死に取り組んでいましたが、これで治る人がいる中私には(私にだけには)効かないパターンなのかもしれないと何度も挫けそうになりました。でもその当時の私には藤川理論しか望みがなかったのでなんとか続けました。流石に茹で卵を1日5個食べるというのは1週間くらいしか続きませんでしたが、プロテインとメガビタミンは頑張って推奨量を飲み、糖質は可能な限りOFFしました。

その後、藤川理論を実践してから1ヶ月半が過ぎた頃から、じわりじわりと効果が実感され始めてきました。

まず、常に感じていた肉体疲労感が無くなっていき、その次に前向きな気持ちが表出されてきていることを感じました。そのような効果実感から2週間くらいで、完全に鬱抜けできました。

そこから3ヶ月とても元気な状態が続き、「藤川理論で双極性障害が治った」と思い込んでしまいました。鬱抜けして元気になった=病気事態が治ったと思ってしまうことが、軽躁の代表的な症状と言われますが、まさにその通りの状態になっていたと思います。「軽躁状態あるある」だと思いますが、気分も体も元気でやる気に満ちているので、予定を詰め込んで活動的に過ごしていました。

「元気になったから、私が今度は困っている人を支援したい」みたいな気持ちになり、長女の小学校での事件によるトラウマで今も苦しんでいる方の支援をしたいと思い、志を同じくする数名の保護者と共に活動していました。

しかしある朝、突然どーーーーんと鬱に落ちました。朝起きた時に明らかな気分の異変に気がつきました。

「この感じ、まさか、、、鬱の再発?」「藤川理論で、治ってなかったんだ。再発したということは、いよいよもう打ち手がなくなった」という気持ちになり、急な坂道を転がり落ちるように一気に鬱度MAXまで下降。

自分なりになんとか回復できる道がないかと足掻いた後の鬱再発は毎回「今回の鬱が1番キツイ」と感じました。

この後、当時「過去最悪にキツイ鬱」と感じていた鬱が4ヶ月続き、もう本当に終わりにしたいとまた絶望の淵に立った時に、rTMS療法という新しい鬱治療法に出会い、治療開始して間もなく嘘のように鬱抜けし寛解の診断をいただき、4ヶ月が経った現在も安定して元気に過ごすことができています。

次回はそのrTMS治療の体験記を投稿したいと思います。

今日も拙い長文に最後までお付き合いくださりありがとうございます!

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