精神病棟保護室プレイレポート番外編(ご当地ポケモンその1)

保護室に隔離される数日前
友達になったばかりの若い社長さんからこんな依頼を請けていた
この自治体に合うご当地ポケモンを考えてくれと

ご当地ポケモンとは都道府県の各自治体が1体ずつポケモンを借りて観光PRなどわりと自由に使用出来るようになるという企画らしい
南国宮崎ならナッシー
岩手はイシツブテ
香川はうどん県なのでヤドン県

最終的にポケモンを決めるのは株式会社ポケモンで県からは提案しか出来ないのだけど提案して参加意思を伝えない事にははじまらない
タダポケモンを選ぶのも早いもの順である
いつもはラフな格好の社長も私にその話を私に持ちかけた時はバッチリスーツをキメていたのでかなり気合が入っている様子
県の観光課に突撃するらしい
勿論その社長にも私にもお金は一切入らないのだけどおもしろそうだからやってみようよという事らしい
そもそもがお金を絡めずポケモンが使用出来るという企画なので

高校時代からの親友が県の税金の取りまとめ役をやっているので私は遊びに行こうとLINEをするだけで税務課にも働きかける事が出来るしおもしろそう

ポケモンは初代151匹くらいしかわからないけど大体どの自治体も初代から選んでいる
私がわからんようなポケモンを選んでもみんなわからんだろうからそれで良いとは思った

私はおんせん県大分の生まれなので最初は温泉に因んだポケモンにしようかと思ったけど有名所でそのようなポケモンは見当たらない
宇宙港の開発を推しているようなのでそれをPRするために宇宙に因んだポケモンを選ぶのもアリかなと思ったけどどの自治体もかわいいポケモンを選んでいるのにうちだけデオキシスやダークライを提案しても通らないだろうと思い断念
なかなか大分に合うポケモンというのは難しい

世界的にエネルギー問題が話題となっていたからそこに着目してみた
大分は世界有数の温泉地帯であり火山活動が活発である
それを利用した地熱発電というものがある
地球をボイラーと捉え火山活動等で発生した蒸気でタービンを回し電力を生み出すという燃料不要で二酸化炭素排出も少ないクリーンな再生可能エネルギー
地熱発電をやってるよとPRしていくのは国際世論からしてもおもしろいし間接的に温泉地帯である事もPR出来るのでわりと良いのではないかと思いでんきタイプから選ぶ事にした

初代のでんきタイプと言えばピカチュウだけどそんなものを株式会社ポケモンが大分如きにくれてやるわけがない
天下のピカチュウ様はどの自治体にも配置しないかもしくは本社のある京都くらいだろう
というわけで私が選んだのはマルマイン

長くなったのでいったんここまで
続きはまた後ほど



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