双極帝ゆあ~さ

精神病棟保護室プレイレポートを書いている東大大学院修士課程卒の双極性障害Ⅰ型と統合失調…

双極帝ゆあ~さ

精神病棟保護室プレイレポートを書いている東大大学院修士課程卒の双極性障害Ⅰ型と統合失調症の2級精神障害者は珈琲が好きで焙煎もするが最近はお茶ばかり飲んでいる

最近の記事

精神病棟保護室プレイレポート番外編(ご当地ポケモンその1)

保護室に隔離される数日前 友達になったばかりの若い社長さんからこんな依頼を請けていた この自治体に合うご当地ポケモンを考えてくれと ご当地ポケモンとは都道府県の各自治体が1体ずつポケモンを借りて観光PRなどわりと自由に使用出来るようになるという企画らしい 南国宮崎ならナッシー 岩手はイシツブテ 香川はうどん県なのでヤドン県 最終的にポケモンを決めるのは株式会社ポケモンで県からは提案しか出来ないのだけど提案して参加意思を伝えない事にははじまらない タダポケモンを選ぶのも早い

    • 精神病棟保護室プレイレポートその5(水商売パチンカス女医)

      保護室生活も1ヶ月をこえると食事の時だけ病棟の他の患者と同じ大広間に出る事が許されるようになる そこからさらに安定を見せておけば1日に1時間ほどから保護室の外で過ごす許可が降りるようになる そこで最初に私に興味を持って近づいてきた女の話 国立医学部を卒業し医師免許を取った後あらゆる水商売に手を出し集めた金をパチンコで消し飛ばしその後パチ屋を何件も乗っ取ったという わかりやすく水商売パチンカス女医と呼ぶ ここに入るまでは研究機関でコロナの新薬研究をしており私がいないと薬が作

      • 精神病棟保護室プレイレポートその4(無駄な抵抗)

        保護室にはトイレと薄い布団しかない 手元にあるのは警察署で貰った移送に際してのお知らせと 病院で貰った措置入院決定のお知らせという紙切れのみである 処分に不服のある時は厚生労働大臣に対し審査請求が出来るとか 処分の取り消しを求めるなら県を被告として提起する事が出来るとか そういう事が一応書かれている ただココに入るようなひとのほとんどは何書いてるかわからないだろうし 枕が無いから枕が欲しいとも訴える事が出来ないひとの方が多いだろう 紙ヒコーキを作って飛ばすくらいしか使い道が

        • 精神病棟保護室プレイレポートその3(隣の保護室)

          隣の2番目の男は静かだったからあまり絡んでいないが 3番目のばあちゃんはとてもうるさくてたまらなかった 全く風呂に入らないらしく飯もなかなか食べようとしないらしい 隔離されるような精神障害者だからソロで延々と喋り続けるのだけど 息子が2人いて1人はわりと出来が良いがもう1人がクズらしく ばあちゃんの父ちゃんつまりそいつからするとおじいちゃんのおかねを とにかく女につぎ込んで散財するらしい それでまあそのばあちゃんはこの愚か者めがと常にブチキレ状態 まあわかるんだけどそれ

        精神病棟保護室プレイレポート番外編(ご当地ポケモンその1)

          精神病棟保護室プレイレポートその2(隣の保護室)

          保護室にいるうちは病院の作りなど全く把握出来ないが ひとまずすぐ隣にもう一部屋保護室があり 若い男の子が収容されている事はわかった 最初はうめき声をたまにあげるだけで会話は出来ないと思っていたが 部屋で歌っていたら声をかけてくるようになった 兄ちゃんはケニャップ付ける?としきりに聞いてくる あと水道代を気にしているようだった 精神障害で保護室入りする位だから基本聞き取るのが大変である おそらく何かにケチャップを付けて食べるのかどうかの確認からだった とにかく刺激の無い保護室

          精神病棟保護室プレイレポートその2(隣の保護室)

          精神病棟保護室プレイレポートその1(緊急措置入院)

          人生二度目の精神病棟保護室入り その時のプレイレポートである 若い頃に双極性障害を発症し以後投薬治療を続けていた 今回保護室入りを果たしたのはそれの躁状態に加え 統合失調症の陽性症状があったからである 保護室というのは精神病の患者が最終的に行き着く場所である 自傷や他害の恐れのある患者を隔離しておく閉鎖空間であり 部屋にはトイレと薄い布団以外何も無い 監視はされているがどれだけ声を上げても誰も来ない あらゆる刺激の無い場所である パトカーに乗せられ警察署から連れてこられ

          精神病棟保護室プレイレポートその1(緊急措置入院)