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季節性感情障害の50%~80%に双極性障害II型をもっているひとがいる!

つづきです。

#季節性感情障害
#季節性情動障害
#双極性障害II型
 
 
 
 
季節性感情障害(SAD)と
双極性障害Ⅱ型との関連性について( ^ω^ )!
 
 
 
 
 
《季節性感情障害+双極性障害Ⅱ型》
季節性感情障害とは?
 
50〜80%の割合で「双極性障害Ⅱ型」を持っている人に多い。
 
症状は「冬にうつ」「春/夏に軽そう」となる。
 
女性は男性よりも3倍発症しやすい。
 
高緯度(例:北海道)に住んでいる人は「冬にうつ」が多い。
 
低緯度(例:沖縄)に住んでいる人は「春/夏にかけて軽そう」が多い。
 


↑写真:Wikipediaより抜粋
 
 
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《「冬にうつ」になるタイプ》
双極性障害Ⅱ型+季節性感情障害=___
 
症状:
過眠/過食/体重が増える/やる気が起きない/考えがまとまらない/疲れるなど
 
 
睡眠時間増える:
一言で言い表すなら「眠り姫」
夜の睡眠時間が長くなる/日中に眠気/これらが両方が同時に起こる
 
 
食欲が増える:
炭水化物が欲しくなる/白米/パン/パスタ/チョコレート/菓子類/午後から夜にかけて食欲が増える
 
 
 
 
*これらのような気分や、睡眠・食欲などの季節の変化は、「障害があるか/ないか」に関係なく「冬に気分が下がる」こともわかっています。


 



 
 
 
 
 
 
《逆に!「夏にうつ」になるタイプ》
うつ病+季節性感情障害=___
少数派で「夏にうつ」になる人もいます。これは、「うつ病」の人にあてはまることがわかっています。(双極性障害Ⅱ型ではなく)
 
症状:
食欲減退/抑うつ気分が多い
 
 
 
 
メモ
*「うつ」症状とは?
気分障害の中に①双極性障害②うつ病がそれぞれあります。どちらも「うつ」症状がでますが、具体的な症状は異なります。
そして治療法も違います。詳しいことはまた今度。
 
 
 
 
 
 
 
 
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《鬱々とした気分の撃退法!》
○旅行する
ポイントは、
①季節によって日にあたる時間が変わる
②①によって体内時計が変わる
 
 
 
これらによって「季節性感情障害」に関連して「双極性障害Ⅱ型」の症状である、「うつ(冬)」や「軽そう(春)」がでます。
 
 
 
なので、例えばですけど
 
・「うつ(冬)」を撃退するなら
「沖縄へ旅行☆」
 
・「軽そう(春)」を撃退するなら
「北海道へ旅行☆」
 
となります。

これらの時期・地域へ行ってみて体調がどう変化するのかを様子を見てみるといいかもしれません。
 
症状が良くなっても悪くなっても「記録」を続けてみてください。
 
昨年と比べて、「夏」はどう変化したか?
昨年と比べて「7月」「8月」はどう変化したか?
 
など見て「体調の変化の研究」をしてみるといいかもしれませんね!
 
夏休みの自由研究だと思って、まずは「いま」からスタートしてみてもいいのでは?
 


 
 
 
 
 
!注意!
 
とはいえ、
日照時間の他にも様々な条件で「体内時計が狂う」ことがありますので注意が必要です。
 
 
 
例:
⑴そもそも季節性感情障害ではなかった(おいおい)
やはりなんでも「断定」するのは危険です。「もしも__だったら」と考えてみてリスクを極力減らしつつ「試して」みることをおすすめします。
 
 
⑵日の光を取り組むからだの組織がうまく働かない(食事・栄養などが偏ってたりも含む)
専門的な知識となります。炭水化物摂取による血糖値の上昇やインスリン分泌促進は、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンの脳内への取り込みが増大になることと、セロトニン濃度の上昇を引き起こします。なので、過食や偏食はセロトニン神経機構の低下を起こすという仮説があります。
 
 
 
⑶実は「日の出の時間」に関連していた(日照時間と日の出の時刻は違います)
ヒトは目に入ってくる朝の日の光を浴びることによって「体内時計」が正常に戻ろうとします。ですが、「季節性感情障害」「双極性障害」を持つ人は「体内時計がちゃんと戻らない病気」とも言われています。これを「概日リズム障害」とも言います。季節に変化することによって「日の出の時間が急激に変化した」ことによって「体内時計がちゃんと戻ることができない」ことによって「症状」が出てしまうという仮説があります。
 
 
 
⑷日中の日を浴びている時間が関係していた(外にいる時間や運動など)
日中の散歩や日光浴、運動、家の中では日の当たる場所(窓際)で過ごしましょう。できるだけ日照時間を増やそうとすることは重要です。
 
 
など
様々なものが複合的に起こっています。
 
なのでまずは「特定」することからですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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《ちなみにいっちゃんの場合は?》
いっちゃんも「季節性感情障害」を持つ「双極性障害Ⅱ型」の女子です。
冬に「うつ」。春に「軽そう」がでます。
 
なので、
 
冬の場合(うつ期間):
日中は外で過ごしています。散歩していることが多いです。
日中に活動しないで家に引きこもると、とたんに「うつ」になります。なので気をつけるようにしています。
 
 
春の場合(軽そう期間):
日照時間よりも「日の出の時間」に関連していることがわかったので、低緯度の地域に移動しています。九州/沖縄/ニュージーランドなど。
低緯度へ移動すると、体調よく過ごすことができています。
 
参考にしているサイト
https☆//hinode.pics/state/code/01
(☆=:)

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他にもこのような撃退法があります。
 
 
 
○光にあたる
第一選択の治療法として「高照度光療法」が挙げられます。これは1~2時間程度、2,500~10,000ルクスの高照度の光を照射するというものです。
 
①照度が高ければ1回の照射時間を短くしても効果がある
②照度と抗うつ効果には正の相関がある
 
これらのことが確認され、治療の効果は比較的早く見られ、1週間程度で改善することが多いといわれます。
 
中断すると再発する可能性が高いので、冬季の間は連日行なうほうがよいとされます。
 
 
 
 
 
 
○服薬する
抑うつ症状が強い場合や光療法で十分な効果が得られない場合には、抗うつ薬を飲みます。
ただ、季節性感情障害(SAD)には、双極性障害を持っている人が多いため、「うつ状態」から「(軽)躁状態」になることがあるので注意が必要です。
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
《もっとはやく知りたかった!もっと早く知るにはどうしたらいい?》
「記録」をつけることです。
 
あなたの「体調」は「隊長」であるあなたです。
あなたが健康を保つための「指揮官」です。
 
(いっちゃんシャレ言ったぞ〜なんて思った?笑)
 
 
年中一緒に過ごしているのは「あなた」なのですから、主治医もあなたの生活をずっと見ているわけでもありませんので「誤診」することは多々あります。
 
これまで述べてきたような「冬のうつ」と「春の軽い躁」の周期の特徴をつかむことがポイントです。
 
特徴は、まずはあなたが思い出す限りの「行動」を箇条書きにしてみることからスタートしてみることをおすすめします。
 
例:
・秋になるとポッキー食べたくなる
・冬になると人に会いたくなくなる
・春になるとイライラする
・夏になると毎日予定を詰め込む
 
など
 
あなたの「特定の行動パターン」が見えてくるはずです。
 
毎日/週/月/年単位で記録をとり、そして昨年と比べてみたり。
「見える化」をしましょう。
 
 


 
 
体調が悪くなる前に「予防」ができるので早めの「気づき」ができますよ♡
 


 
 
 
 
 
おわり
 
 
#双極性障害 Ⅱ型
#季節性感情障害
#うつ病
 
 
 
 
 
 
 
参考資料
「『うつ』がいつまでも続くのは、なぜ? 双極Ⅱ型障害と軽微双極性障害を学ぶ」
著:ジム・フェルプス
出版:星和書店
 
「季節性感情障害(SAD)」
社会福祉法人恩賜財団済生会 解説:関 紳一氏
HP
https☆//www.saiseikai.or.jp/medical/disease/seasonal_affective_disorder/#
(:=☆)
 
アメリカ精神医学会(2015)『DSM-5 精神障害の診断と統計マニュアル』 医学書院.
 
三島和夫(2016)『臨床精神医学』第45巻増刊号,p.178-180,アークメディア.
 
三島和夫(2016)『最新医学』第71巻7月増刊号,p.96-106,最新医学社.
 
 
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PS☆
意外と知らない「季節性感情障害」と「双極性障害」の関係。

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