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飼育日記「めだかのきもち」'23節分🧚‍♀️稚エビの乱舞📮賀状仕舞い

朝、ガラス鉢を覗いてびっくり!

昨夜まではち切れそうなお腹に、せっせと空気を送っていたミナミヌマエビ♀のお腹が空っぽ❗️10日前の親エビは、全部の孵化が終わるまで5日もかかったのに、今度は一夜にして全部が飛び出していた。

その瞬間、見たかったなあ。

新生稚エビたちも入り混じって、ガラス鉢の中は今、乱舞の模様、昼のうちは一時もじっとしていない。

何を食べているのか、食べるものは足りているのか、分からないけれど、こうして元気に動き回っているうちは大丈夫、と大雑把な見守りである。

先に孵化した稚エビと、見分けがつかないくらいの大きさと運動量で、孵化のタイミングにも個体差があることが分かる。

親エビの成長度合い、産卵の経験数の違いもあるのかも知れない。

ガラス鉢に移った翌日に抱卵が確認された、若いヌマエビは、1ヶ月ほどして、卵ごと脱皮をしてしまい、孵化まで育てられなかった。朝、底に沈んでいるのを見た時は、母体が死んでしまったかと思ったが、そうではなく、抜け殻だった。

抜け殻に付いた卵を見ると、卵はお腹の中ではなく、お腹の下で、腹肢によって支えられていたのが分かる。孵化まで取りこぼすことなく抱え込み、常に腹肢を動かして水(酸素)を送り続ける、親エビの頑張りはすごいと思う。

何故抱卵中に脱皮が起きたかは分からない。若過ぎて、親になる準備が出来ていなかったか。

こんなこともあるんだ、と卵の付いた綺麗な抜け殻を見て気持ちがシュンとなった。

生まれてからも、生まれる前も、生き物は様々なリスクに晒される。

2.  3

      ☘️     🌿     📮

O氏から、来年以降は失礼する、との賀状が来た。

メールやラインで済ませる若者世代は言うに及ばず、高齢の方の負担になっているのではないか、賀状を出すのを遠慮したほうがいいかと、昨今はいつも考える。

喪中ハガキを機に、自然に途絶えることもあるし、届いた賀状に限って、出していると、やはりいつの間にかやり取りが消えていく。形だけの、気持ちの通わない賀状には、返信をしないこともある。

賀状仕舞いは、潔い。

そして寂しい。

もう会う機会はないけれど、年に一度の、ウィットに富む、世のあれこれへの怒りと自虐ネタ満載の、サビの効いた便りが楽しみだった。こちらの様子も1番に伝えたい人の1人だった。

逡巡しながら、今年も賀状を書くだろう。もうこれにて、と言ってきたO氏にも、返信不要と伝えて、やはり出してみよう。

Oさん

一緒に仕事を出来たのがどんなに心強かったか。自虐ネタに、どれほど笑わされたか。日々の言葉のやり取りが、どんなに楽しかったか。

そんな気持ちを、一度は伝えなければと思う。


      


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