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イヤイヤ期なんて言葉使いたくなかったな

今日初めて息子の前でおんおん泣いてしまった。
どんなにえび反りで拒否されても泣きながら水をぶちまけられても怒鳴ったりたたいたり突き放したりしなかった。今日のわたしは本当に偉かったと思う。

でもだめなんだな、夫が帰ってくると気が緩んで、甘えてしまって、つい声を荒げてしまうのがわたしの悪いところ。

最後の最後に「もう!!!お風呂入って!!!!」と突き放し、夫のいる浴室に閉じ込めるように置いてきた。そしておんおん泣いた。
もうダメだった。今日一日あんなに頑張って我慢したのに、台無しだ……


お迎えに行く前、君のことたくさん考えたんだ。
保育園のお迎えに行った後もきっと君は家に帰りたがらないんじゃないかな。
公園に行っても大丈夫なように、帽子と日焼け止め、虫除けスプレーを持って行こう。
もちろんお茶とそれから…「べべ!べべ!」ってきっと君は言うから、おせんべいも持とう。
お迎え後に公園、となったらご飯の支度はできないから夕飯の下ごしらえも済ませよう。
洗濯物も畳みたかったけどああ、もう時間がないからお迎えに行かないと。

いろいろ考えて、お迎えの準備。
君が目一杯笑顔で楽しめるように。
君が泣かなくて済むように。
君がお腹を空かせて帰ってきてもすぐにご飯が出せるように。

準備を頑張れば頑張るほど、「うまく」いかなかった時のダメージが大きいものなんだろうか。
結果、とても楽しく公園で遊べたね。お茶もたくさん飲んだ、べべも食べたね。

だけど帰りは、公園から帰りたくないと泣き叫ぶ君を、半ば荷物を積み込むかのようにチャイルドシートへ押し込んだ。家の駐車場に着けば降りたくないと半乱狂でえび反りになる君をなんとかなだめて家に入りドアを閉めた。

そのあとも手を洗うとか洗いたくないとか、おむつを替えるとか替えたくないとかの攻防。とにかく心を無にして君に強くあたることのないよう振る舞った。限界を感じた時は少しだけ物理的な距離を取ろうとしたけれど、「かか、まって、まって」と最近言えるようになった辿々しい「まって」がわたしの心を痛めつけた。

こんなに君のこと考えているのに、どうしてって、勝手に裏切られた気持ちになって、勝手にイライラして、なんなんだよ。どうしようもない。

最近特に、君に必要なことと、やらなくてもいいことの線引きができないよ。
そんなに泣いて嫌がるなら歯なんて磨かない方がいいの?ご飯は全部早く出せるレトルトの方がいいの?おむつも替えない?お風呂は?スキンケアも要らない…?もう何もうまく考えられないのよ…

君はわたしの期待に応えるために生きているのではない。分かってる、大丈夫。

ただ目の前のことへの興味と、親のことが好きだという気持ちで出来ている君。
無条件に頼って、愛してくれてる君。

結局、今日のわたしは褒めて欲しかっただけなのかもしれないな。
褒められたくておんおん泣いた、未熟な子ども。

お迎えひとつ行くのにそこまで考えて、そこまで準備して偉いね。頑張ってるねって。もう、やだなあ昔から他者の評価ばかり気にして、それで満たされた気になって。もっと自分で自分の機嫌取るの上手になろうぜ、いい加減にさ。

ハーゲンダッツ6個食べても太らない魔法をかけてくれる魔法使い探しに行くとするか…



(オチもへったくれもない自分の気持ち整理用になってしまった。近況を補足しておくと、現在第二子妊娠中で臨月。産休に入ったけれど、重いお腹でパワフルな息子と遊ぶ毎日はなかなかしんどい。産休・育休中でも保育園に通い続けられる自治体なので、いまは短時間で息子は保育園に通っています。世の中のお母さんたちはもっと大変だ、もっと頑張ってる、ってついつい自ら呪いをかけられにいっちゃいがちな日々です)

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