自然に心を寄せる人への贈り物、エコなワイン造りを実現する「シャトー・カントナック・ブラウン」
シャトー・カントナック・ブラウンは、フランス・ボルドー地方カントナックにある歴史あるワイナリーです。1855年のメドック格付けで3級を獲得し、マルゴー地区を代表する名門ワイナリーとして知られています。その歴史は1806年、スコットランド系フランス人のジョン・ルイス・ブラウンがこのブドウ園を設立し、自らの名を冠したことから始まります。
トリスタン・ル・ルウ氏の新たな挑戦(2019年~)
2019年から、シャトー・カントナック・ブラウンはフランスのル・ルウ家に引き継がれ、新オーナーのトリスタン・ル・ルウ氏の下で新たな歩みを始めました。彼はブルゴーニュ出身でボルドーとライバル関係にある地方の出身ですが、ボルドーで学んだ妻の影響もありこの地の魅力に惹かれたといいます。
また、30ものビンテージに携わり長年シャトーでワイン造りに貢献してきたホセ・サンファンとのパートナーシップを結び、品質向上への取り組みを進めました。1989年に研修生として訪れ、1998年には管理者に就任したホセは幼少期から自然への敬意を育み、土地で働く意義を理解していたこともシャトーに反映されています。
トリスタン・ル・ルウ氏によるエコなワイナリーの設立
トリスタン・ル・ルウ氏はワインの品質向上と共に環境に配慮したサステナブルな運営を重視し、大規模なエコ投資を行いました。エコ建築のパイオニアである建築家フィリップ・マデック氏を起用し、カーボンニュートラルを目指したワインセラーを設計しました。
セラーの建設にはアキテーヌ産の自然素材である生土と無垢材が使用され、伝統的な手法で圧縮された土壁がワイン熟成に必要な熱慣性と湿度を保つため空調設備を不要にしています。また、小型タンクの導入によりブレンドの精度を高め、ポンプを使用せずに重力を利用する自然なワイン造りを実現しました。ル・ルウ氏は、ポンプを使わなくなったことでシャトーの静寂が際立つ美しい空間になったと語っています。
このワインを贈りたい相手
環境意識の高い方に
環境負荷を抑えたエコな環境で造られたワインは、自然環境に配慮されている方への贈り物として最適です。
ブルゴーニュワインが好きな方に
ブルゴーニュ出身のル・ルウ家によって手掛けられたボルドーワインは、ブルゴーニュ好きの方にも新鮮な驚きと喜びをもたらすでしょう。
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