【ネタバレ】ハッピー白石/ゴールデンカムイ
こんばんは、瓶宮です。
久しぶりにビアードパパのクッキーシューを食べて、うまくて最高でした。たま〜の贅沢、とてもよいぜ!
ゴールデンカムイを観ました!
実写化するよ!のニュースが出たとき、ちょうど車校に行っており、もう公開か〜早いな〜という気持ち。全巻イッキ読みをしたためあやふやなところはありますが、なんかおもしろかったやつじゃんというのは分かってたので気になってました。そして、公開されてからの評判もよく、観に行くことに。
以下ネタバレあります!!!!!
映画『ゴールデンカムイ』のレビューを書きました! | Filmarks(ネタバレあり)
https://filmarks.com/movies/102817/reviews/167888471 #Filmarks #映画 #ゴールデンカムイ
おもしろかった!忠実な実写化だ!
なんといっても、最初の日露戦争のシーンが印象的でした。原作にも、杉元が戦争を通して心身ともに傷を負ったという描写がありましたが、どちらかというと金塊をめぐるバーサーカー杉元による戦闘のほうが記憶に残っていました。とにかく暴れる杉元。かと思えば、とにかく乙女な杉元。そんなイメージを持っていたので、この男が過去にどんな経験をしたのかという部分での日露戦争の描かれ方におもしろいなと感じました。
家族が結核にかかり、差別を受けたことで彼の中の歯車に軋みが生じ、それが日露戦争での悪魔的ともいえるような活躍で修復できないほどに達してしまった。大きいスクリーン、しっかりとした音響で、地面を揺らすような砲撃やバタバタと倒れていく日本兵、手榴弾がすぐ目の前に転がりこんでくるときのジジジ……という火の音、死の恐怖に怯えた敵兵に剣を突き刺すことを体験するというインパクト。より一層、杉元の抱えている傷の輪郭が見えたような気がして、とてもよかったです。
そのためか、原作よりもちょっとおちゃらけた雰囲気は抑えめでしたね。基本、暗めな声色で話している様子からも、壮絶なことをやってきたんだろうな……と思わざるを得ない。だからこそ、アシリパさんとの出会いで、近所の兄ちゃん的な一面が見えるようになっていくのが嬉しかったです。心なしか弾んだ声になってました。すぎもと……よかったなあ……。
そして、忠実な実写化だと思った理由として、忠実なキャラ再現ですよね。フィルマークスのほうでも「こいつええやん!」ポイントをたくさん挙げてしまいました。こっちでももうちょっと詳しく書こうかな。
・アシリパさん
キャストが発表された際に、原作とは年齢に差がある!というのでどうなるのだろうか?とざわざわしていたことを覚えてます。しかし、そんな不安を吹き飛ばす勢いで、アシリパさんだった。杉元を襲うヒグマの凄まじさに負けない凛とした佇まい。弓矢を放つ彼女の姿が見えたとき、あまりにもアシリパさんすぎて少し鳥肌が立ってしまいました。山田杏奈すげえ!
しかもすごいのはここだけじゃねえ!「おまえオソマ食ってんじゃねえか!」の引きつった顔も全力でやってる!「うわウンコ食ってるよ……」とぼそっと言う感じがめちゃめちゃよかったです。アシリパさんは割りとズケズケそういうこと言うよね……。
・白石
やっぱり白石が白石すぎて!原作で、自由人と呼ばれていた彼ですが、見事に晴れに全振りした演技が気持ちよかったです。杉元とアシリパさんとで2人落ち着いた雰囲気だったところに、白石が現れて冬の川に杉元と落ちてしまうシーン、緩みが出すぎて笑ってしまいました。私は大声に弱いので、「アーーーッ!!!寒い!!!さむい!!!」と暴れているところで、ニマニマしてました。ゴールデンカムイってこうだよね!こうだったよね!と安心してしまった。こんな感じで、白石のハッピーさが映画全体をハッピーにしていて、とってもよかったです。
・鶴見中尉
玉木宏ーーーッ!?声が良すぎ!?
蝋燭ボリボリしちゃおうか……ギチギチとか、馬を狙撃されたあとに全力ダッシュするとか、のだめの千秋先輩とは思えないガチ鶴見で息を飲んでしまいました。私の知っている玉木宏ではない……。いやもともとこうだったのか?
鶴見中尉の、部下を取り巻く奇妙な魅力の一つとして、キテレツな動きをしていながらどこか品があるというのが挙げられると思います。それが声の良さに現れていたり、馬に乗る姿がサマになっていたり、観ていて飽きません。これから鶴見劇場が観られるなら、月島や鯉登、宇佐美などの部下の心ガッチリターンの玉木中尉に心臓撃ち抜かれそう。ドキドキしてきたッ……!
・二階堂兄弟
個人的に、「そんなに気にしてなかったけど、めちゃめちゃよかったじゃん!」なキャラ1位でした。杉元を捕まえておいしく拷問してやろうぜぇ〜のシーンとか、あんなに自然に狂気を纏えるもんなんですか?
原作が据わりまくった目でちょっと怖い顔をしている分、映画では綺麗な顔立ちをしていましたが、そんなことよりも!というくらいクソヤバムーブを自然に醸し出しているのがすごかった。サイコムーブってやろうとしても大抵「こいつやってんな」ってなるじゃないですか。二階堂兄弟の飽くなき執念が最高です。この感じで、杉元を追い続けてくれーーー!!そして、ズバッと……。
エンドロールの後に、続編を思わせるようなキャラたちのちょい見せに痺れました。家永カノさん、一瞬なのにめちゃめちゃ美しかった!期待が高まります。次は杉元、もっと自分を解放しよう。きみの乙女ムーブでアシリパさんを、いや我々をズキュンとさせてください。
それでは!
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