介護よもやま話

本日もお読みくださりありがとうございます。
認知症は、もともとの性格や環境によっていろんなこだわりや行動に現れます。
ただ皆さん、寂しかったり自己肯定感に満たされていなかったりします。
なので基本は、相手の話をゆっくり聞き「そうなんですか」「そうですか」と肯定してあげると穏やかな気持ちになってくださることが多いです。
一例ですが、入所されている一人のおばあちゃん「帰りたい」「財布を取られた」とスタッフに無茶ばかり言っていました。スタッフも時間がたつにつれ否定こそしないものの聞き流すような対応になってきます…
そこでおばあちゃんは、スタッフルームに入り込み「110番」しかし電話は0発信で外線、110番は内線で館長につながりました。
館長はその状況にピンと来て電話越しに「事件ですか?救急ですか?」
おばあちゃん 少し間を置き 「事件です…」
館長 「大変です!」と一部始終ご本人のお話を聞き 話ているうちにおばあちゃん 落着き 何もなかったようにいつもの生活に戻ったそうです。
どこか満たされない・寂しい気持ちがわがままを言ってしまい 認知も相まってとんでもない方向に向いてしまうことがあります。
身内であると イラっとしたり 感情そのまま怒ってしまったりすることもあると思います。ただどこかで 相手は肯定してほしい寂しいかも?という気持ちを持っていると今後の関係性にお役に立てるかもしれません。

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