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2023J1参入プレーオフファイナル観戦記

12月2日J1参入プレーオフを観戦しました。
普段はアビスパ福岡を応援しているのですが、せっかく気になる試合が都内であるので、見にいくことにします。

ヴェルディとは

今の若い人は東京ヴェルディはなんとなくJ2のチームという印象だが、Jリーグ創世記はJリーグの中でも特別な存在のチームだった。
圧倒的な強さと読売系をバックに持っていたため、全国放送で謎のヴェルディ推しが行われてテレビ局との関係からCMにヴェルディの選手がよく出ていた。
今のJリーグには存在しないビッグクラブだった。

一説によるとJリーグには企業名を入れないようにしてほしいと依頼があったときに、読売の渡辺恒夫が読売を入れないとだめだと言った。
他のオーナーが沈黙しているときにトヨタの人がうちはトヨタをチーム名に入れなくていいといってチーム名に名前を入れないことが決まったらしい。
このことが渡辺恒夫が気に食わなかったことがヴェルディから離れるきっかけの一つなったらしい。

確かに世界を見るとチーム名にスポンサーを入れているプロチームは少ない。
韓国くらいかもしれない、中国でも近年スポンサー名を入れなくなった。
世界でみるとレッドブルのチームはRBとかを無理矢理チーム名に入れている
スポンサー名をチームにいれることはメリット、デメリットあると思うが、チーム名が変わらないことでないだろうか。
プロ野球はダイエーホークスからソフトバンクホークスが名前が変わったが、鹿島アントラーズはスポンサーが変わっても鹿島アントラーズである。

そして今日の東京ヴェルディはもともと川崎にあったチームで、東京に移転をしヴェルディ川崎から東京ヴェルディにチーム名が変わったが、これは移転に伴うことである。
川崎が今みたいな武蔵小杉を中心に人口が増えることが予想できなかったのか分からないがなんで東京に移転をしたのかはよく分からない。

会場入り

そんなこんなで会場に行くと、人が多い。
芋煮屋さんも大行列、山形から出店しているようでおいしい芋煮だった。

スタジアムに入ると両チームサポーターが多いのですが、やはりエスパルスのサポーターの方がガチ勢が多く、ヴェルディサポーターも多かったが、久しぶりにきたという雰囲気の人も多かった。

試合は•••

試合は前半、エスパルスペース、特にチアゴサンタナ、乾にボールが収まるとヴェルディの選手はついて来れなかった。
後半に入ると私の目の前でヴェルディの森田がハンドでPKとなり、チアゴサンタナが決めた。PKは厳しいかもしれないが、あとでリプレイを見ると確かに手を使ったように見えたのでPKとしては妥当だったかもしれない。
この後もエスパルスペースだった試合の風向きが変わったのはロスタイム表示があったときからだと思う。
ロスタイムはそんなにないと思っていたが 8分 の表示が出たときに、エスパルスはまだ8分?!と思ったし、ヴェルディは8分もあると思ったに違いない。
PKの前にも染野はおしいシーンがあったが、まさか最後の結末があのようになるとは思わなかった。
エスパルスの高橋の判断はよくなかった、サッカーの試合では審判は心理的なのかPKを一方に与えるともう一方に与えて帳尻あわせをすることが多い。
最後のPKも前半のPKがなかったらPKではなかったのかもしれない、そのあたりは意識をする必要があっただろう。
最後にPKを決めた染野もすごい、決めればJ1,外せばJ2という場面はどういう心境ななのか想像がつかないが、あのような場面でしっかりと決めるのがプロなんだろうと思った。


何事も結果が出るまで諦めてはいけないが、今日のヴェルディを見ていろいろと感じることがあったし、3位のヴェルディが昇格できてよかった。

日本のサッカーは確実に進化している

20年前くらいに、イングランドの2部のリーグを観戦した。
ロンドンでクリスタルパレスとノッティンガムフォレストの試合だった。
ノッティンガムフォレストは1979年、80年に現在のチャンピオンズリーグを2連覇した古豪であるが、この時は2部だった。
試合は超満員で2部で満員になるイングランドはすごいと思ったのと、古豪が2部リーグに落ちるというイメージがこのときはできなかった。
今思えばこの数年後にヴェルディが2部に降格することになることになる。
日本も時が経ちJ3でも満員になったり、ワールドカップでドイツに勝ったりするようになったり、代表選手のほとんどが海外でプレーをするようになった。

ヴェルディがJ1に戻ってくるのは16年ぶり、来年は町田ゼルビアが昇格をして東京のチームは3チームになる。
特にヴェルディと町田ゼルビアは注目のチーム。
国内には自称海外サッカーフリークでJリーグを見ないという謎の層はかなり多い。
この謎の層が一番多いのは間違いなく東京だ、この謎の層がJリーグ行くかというような試合をしてくれることを期待している。

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