離島サイクリングのすすめ
僕は田舎の出身だけど、結構都会が好きだ。
都会、特に東京は本当にごちゃごちゃしていて「飽きない」の一言に尽きる。家の近くにこんな路地裏商店街があったのか!とか日々いろいろな発見をすることができる。
また、東京には緑がないという人がいるが、はっきりいってそれは間違いだ。23区内にも江戸川区の葛西臨海公園、葛飾区の水元公園はじめ大きな公園がたくさんあるし、荒川の河口付近などは雑草が生い茂っていて深夜は人気も全くなく怖いくらいだ。都心部でも新宿御苑とか代々木公園とかいろいろな緑地がある。グーグルマップで見ると一目瞭然だ。
が、もちろん他地域に比べたら自然が少ないのは否定できない。
僕はいま都心のオフィス街に住んでいるが、たまに本当に息苦しくなる時がある。何しろ家を出ると即オフィス街だ。周りの建物が高く、空がほぼ見えない。
なので、月に1度は、3泊程度の旅をすることにしている。
そしてこの2~3年で、離島によく行くようになった。
佐渡島、八丈島、奄美大島、瀬戸内海の島々などだ。
ほとんど全ての島ではレンタルサイクルがあるため、島をチャリで回るようにしている。
それらの島は、もちろんいいところだし、基本すべての場所で満足できたけど、過度に「非日常」を期待してはいけない。
都会から、いわゆる「離島」と言われるところに行くと、どうしても普段見られない自然だとか、屋久島にあるような神秘的な大木とか、夕日が沈む海とかそういうものばかりをイメージするけど、それは島を構成するほんの一部、ということがわかってきた。
大体の島においても、普通に人々が生活していて生活感はあるし、景色も本州の田舎と大して変わらないことが多い。
1週1時間ほどでサイクリングできるようなある島など、海沿いは全部護岸コンクリートで固められて、海の景色がほとんど見えない、なんてこともあった。
このコンクリートが無かったら、サイクリング風景はよかっただろう、とか思ったけど、それははっきりいって「よそ者のたわごと」だ。
島には島の生活があるし、そのコンクリートも必要に応じて設置されたものだろう。
それでも、やはり島をチャリで回ることは楽しい。島の産業とか、自然とか、いろいろと興味深いことが多いからだ。しらす工場が多いな、とか。
個人的なおすすめは八丈島だ。羽田から飛行機で約1時間。ここは海と山がかなり近い場所にあり、両方を同時に楽しむことができる。
話は全く変わるが、僕はカラオケが好きで、自転車に乗っているときもよく歌っていることが多い。
八丈島では海沿いのホテルに泊まったが、ホテルの真裏が断崖だった。そこで急に歌いたくなってきたので、海に向かってロックを5曲ほど熱唱した。そのうちの1曲は映画Bohemian Rhapsodyに影響されていたときだったので、QueenのDon’t Stop Me Nowだ。
もしホテルの従業員さんとかに見られていたら、狂人と思われたかもしれない笑
多分誰にも見られていないはずだが、たまには人目を気にせずやりたいことをやってみるのも悪くない。もやもやが晴れた、、、かな?
↓中年が5曲ほど熱唱した場所