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本が好きなので、「読書」を仕事にした話。

早いもので「美女読書」を立ち上げてから4年以上が経ちました。

スタートした頃とは運営方法やビジネスモデルがだいぶ変わってきており、今ではオンラインサロンの運営がメインになっています。

現在メンバーは45名。日々大好きな本を読みながら、ビジネス書の書評記事を添削する仕事を続けています。

サロンメンバーの方から「美女読書を始めたきっかけが知りたい」という声をいただいたので、今更ながらnoteにまとめておこうと思います。

「美女読書」を立ち上げたのは、会社員を辞めて1年以上経った後なので、会社を辞めた理由と合わせてお伝えします。

「美女読書」をはじめたのは、
読書を仕事にしたかったから。

「美女読書」を始めた理由は、一言で言うと「好きなことを(=読書)を仕事にしたかったから」です。

某広告代理店の営業として社会人生活をスタートした私は、右も左もわからない中、少しでも早く仕事ができるようになりたいと思い、仕事のスキマ時間や終業後、休日など暇さえあればビジネス書を読んでいました。読書によって得た知見を仕事に活かし、それが成果に結びつくのが楽しくて仕方なかったのです。

幸い、広告業界では本で得たアイデアをそのまま仕事に活かせる機会が多く、私の会社では新しい企画をどんどんクライアントに提案に行ける環境だったため、どんな本からも仕事につながるアイデアやインスピレーションを得ることができました。

当時は広告・マーケティング、クリエイティブ関連の本はもちろん、営業、ビジネススキル、起業、経営など、とにかく面白そうで仕事に役立ちそうなビジネス書を大量に読んでいました。

もちろん仕事中は職場の先輩たちに教えを請うこともありましたが、著名なビジネスパーソンが書いた本を読んだ方が、圧倒的に速く、広く、深く、仕事に必要な学びを吸収していけるだろうと考えていたんですね。

たとえば自分の会社には、堀江貴文さんやサイバーエージェントの藤田晋さん、幻冬舎の見城徹さんのようなスター経営者はおらず、彼らから直接教えを請うことはできません。しかし彼らの本を読めば、その思考を少なからずインプットすることができます。また他の優秀なビジネスパーソンが試行錯誤の末に生み出した仕事のノウハウや、海外の最新ビジネストレンドなどをものの数時間で学ぶこともできます。

自分の仕事のスタイルができていない新人のうちは、できるだけいろんな人の仕事のノウハウを知りたいと思い、いろんなジャンルのビジネス書を読み漁っていたのです。

するとある時から、休憩中に本を読んでいて時間になると「あぁ!もういいところなのに!」と感じるようになり、「本を読むことを仕事にできたらどれだけ幸せだろう...」と考えるようになりました。

と同時に、「広告代理店の営業」という仕事に感じていた魅力が、ネックでもあることに気づいたのです。それは幅広いジャンルの商品やサービスに関わることができるため仕事に飽きることがない反面、自分が好きではない商品やオススメしたいと思えない商品であっても、「仕事だから」という理由で売る方法を考えなければならないことです。

当時の私の仕事は、良くも悪くも、様々な業界の商品・サービスを売るためのアイデアを練って提案に行くことであり、その中には、心から興味を持てるものや、私自身が欲しいと思えるものもあれば、ピクリとも心が動かない、自分には興味を持てない商品もありました。

当初は食わず嫌いをせず、「様々なジャンルに興味を持つことや、未知の分野を学んでいくことは自分のためになる」と考え、前向きに取り組んでいたのですが、その期間は長くは続きませんでした。

自分が心から良いと思えないモノについて広告プランを考えることに、矛盾を感じるようになってしまったのです。そんな心持ちで良い企画・提案ができるはずありませんし、それが通るはずもありません。

広告やマーケティングの戦略を考えることは大好きでしたし、読書で得た知識を仕事に活かすのも面白くて仕方なかったのですが、自分が心から良いと思えないものを広告する仕事には、どうしてもワクワクできなくなってしまったのです。もちろんそうした仕事はごく一部なので、その比率を少しずつ減らしていくという調整は可能でした。だから「この仕事がつまらないから辞めたい」とまで考えていたわけではありません。

しかし仕事の性質上、そうしたモヤモヤから完全に抜け出すことはできないと感じたため、それなら「自分で作った商品」の広告・マーケティングプランを考える方がずっとやりがいもあるし、面白いのではないかと思うようになったのです。

もともと学生の頃から「将来は自分でビジネスをつくりたい」「起業したい」という願望があった私は、この考えが浮かんだときから、会社を辞めて「好きなことを仕事にする」ことにチャレンジすることを現実的に考え始めます。

当時、「もっと自由に働こう」「好きなことを仕事にしよう」といったテーマで書かれたビジネス書が増えてきたタイミングだったこともあり、その考えはどんどん頭の中で膨らんでいきました。

一度「会社を辞める」という選択肢が頭に浮かぶと、辞めた後のことばかり想像するものです。最終的には「熱量が高まったこのタイミングで辞めないと、いつまでも決断しないままズルズル過ごしてしまいそうだな」と考え、(あと3ヶ月いれば退職金がもらえていたのにも関わらず)最短で辞めることを決意。2年9ヶ月という短さで、会社員生活に終止符を打つことになりました。

どうすれば「読書」を「仕事」に
できるのか?

会社を辞めたはいいものの、「好きなこと(=読書)」を仕事にして食べていくにはどうすればいいのか?

この点については、後日追記したいと思います。

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