見出し画像

読書 「天才の証明」著:中田敦彦

アウトプットしていきます。

最近個人的に中田敦彦のYouTube大学で日本史や世界史や現代社会に文学史etcなどの多くのことを学ばせてもらっており、その延長で買っていました。

また、昔付き合っていた彼女がお笑い好きで(特にキングコング西野)自分もなんらかのハマれる芸人さんを模索してたらオリエンタルラジオに行き着きました。何よりやっぱり小学生くらいの時に武勇伝が流行っていたのも影響ありますかね。
ちなみにその時買っていた芸人前夜というあっちゃんの本もなぜ芸人になったか、なぜ慶應に行ったかなどの経緯が書いてあり、中田敦彦という人間を知る上で面白い1冊ですよ。

「天才の証明」を読んで

まず、ハッとさせられたのは人は誰しも何かしらの天才である、という考え方。
例えば勉強はできないけどスポーツはできるという人がいるように、その中でも英語や数学は一切できないけど家庭科はむちゃくちゃできる、という人がいるように、人は何かしらの分野に突出して天才であるはずだ、という考え方です。
本の中でもあっちゃん自身が漫才は向いていなかったと自称し、そこで別の方向に舵を切って、漫才と一線を画す新たなジャンルで僕らを笑わせにきていることも書いてありました。それこそPerfect Humanが記憶に新しいと思います。元カノの影響でオリラジを見てきた自分的にはまさにその舵を切っているところのお笑いや演出の裏にはこの本で書いてあるような試行錯誤が裏付けとしてありました
人は誰しも何かしらの天才である、この言葉を自分に返すように考えてみると、まさに自分がそうであるように、今の仕事は自分にあっていないのでは?と感じます。自分にもきっと突き詰められる別のものがあるのかなぁなどと考えています。それを見つける過程が非常に難しいとはやはり思いますが。

次に、あっちゃんの長けた分野、洞察力考察力がすごい。先述の話であっちゃん自身が強みだと思っているのがこの2つとのことです。
Perfect Humanが出るまでの過程でオリラジと似たリズム芸の芸風であるPPAPやラッスンゴレライが如何にして受けたのかを冷静に様々な根拠と時流を中心に分析していたことが書かれています。かいつまんで述べるとラッスンゴレライは武勇伝のリズムに2017年当時に流行っていたリズムや芸風を織り込んで当たった。PPAPは誰しもが言いたくなるフレーズとEDMの使い方(自分は音楽に疎いのでよくわからなかったが)何よりApple Pencilという商品がピンポイントで同時期に発売された、などの色々な因果が絡み合って当たったものだと考察していました。
ここまで他者への分析ができるのも自分には真似できないと思いましたが、洞察と考察はこうするんだ、というものを学べました。自分も自己分析や他己分析の際に生かして見たいなと思います。

最後に感じたことは、やはり常に新しいものに対するアンテナを張っており、その世界に飛び込んでいることです。
現在で言うところのYouTuberが台頭しているなか、あっちゃん自身もYouTubeやYouTuberについて分析し、現に今ではYouTube大学というアカウントをつくり、YouTuberの中でも上位の方に食い込んでいます。その背景にはやはり、新しいものに対して拒否反応なく市場調査や業界分析をして今の地位にいると考えたら先述の分析や洞察も必要ですし、新しいものを拒まないと言う姿勢があったからこそなのではないでしょうか。

…というわけでざっくりですが気になったところを言語化してみました。本の中では他にも面白いことが書いてあるのでぜひ読んでみることをお勧めします。
相方の藤森慎吾についてとか、コメンテーターとして気をつけていることや、テリー伊藤からいただいた金言などなど。

ちょうど「何かを見つけたい」「何かしたい」「自分に本当にできることは何か」を模索していた自分にとっては非常に助けになった1冊です。
最初に述べた人は誰しも何かしらの天才である、というのが自分にとってはなんなのかをもっと考えてみようと思います。

オリラジ自身は漫才に向いてないと自称していましたが、個人的にはクソウケてます。

ショートコント・星屑のpescatóre


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?