エピローグ～夢と金～

四国の旅は本当に不思議な旅でした。地元で縁があった方と出会えたり。
偶然声をかけて頂いたタイミングが重なって、お遍路から戻ったその足で群馬のとあるお寺に寄り道する流れとなりました。

その日はフリーマーケットやワークショップが開催されていました。なんだかふと気になったので「星読み」をされてる方に星をみてもらいました。興味はあるものの、意外とこの類いのものは実際みてもらうことがほとんどありません。なんとなく、人によると言いますか、みてもらおうと思える人に出会わないというのがしっくりきます。

明るく、綺麗な女性の方でした。
私はお遍路帰りの長旅中なので、身なりはかなり適当な感じです。

その方はこんな話をしてくれました。
「つぐみさんは…こうゆう話してもいいかな、大丈夫かな？前世。つまり、つぐみさんなんだけど今のつぐみさんとは別人で、記憶はないと思います。その方は大変徳を積まれた方かと。なので、今世、多分何かの時には必ずサポートが入りませんか？」

のっけから、お遍路帰りということもあってなかなか濃い話だなと思いました。タイミングとしたら人生でこれ以上のタイミングはない笑。

「だから今世は、自分がありがとうと受け取っていい人生です。同じように誰かの為に徳を積んでもいい…来世のつぐみさんへ、みたいな。来世どうなるかまではわからないんですが」
そんな話をしてくれました。
そして意外だったのが、
「あと、凄くナチュラルなスタイルを好まれるし似合うと思いますが…星には叶恭子さん？叶姉妹の。元々ああいう星をお持ちだから…恭子さんみたいにならなくていいけど笑、日によって自分を遊んでみるのもいいんじゃないですかね」

更に、濃い。
道すでに遅し笑。

家に帰るまでワクワクする内容が続くなぁと思いながら…旅は無事に終わりました。

それきり、お寺という場所には今日まで足を運んでいません。そして、自然の中で働きたくて山のアルバイトに出会いました。

これまでの私を知らない人の言葉は、慣れ親しんだ人にはない新しい目線があります。新しい自分を教えてくれます。アルバイトもそうです。看板を作らせて頂いたり、若者の価値観に触れたり。女性中心のコミュニティ活動をしていたのに、一気に男性中心の山の中へ。１日山の中、自然の中で働く仕事も人生初めてです。四季をこれほど体感したこともありません。

もうちょい若かったらなぁ…何度思ったか笑。でも、これがタイミングとご縁だったんだろうなと思います。

この先の道のりは、テーマがよりミニマルに個人的になってきたような。気持ちがずいぶんと楽です。社会が環境が、次世代にとってよりよくなることを祈りつつ、大きな仕事は大きな人たちに任せて。よい活動は応援しながら。

旅を続けていきたいと思います。

追伸。
お遍路の陰に隠れた感がありますが、2023年は西野亮廣さんに3回会えた一年でもありました。西野リスペクトは変わりません笑(因みに、山のバイト先には数年前、西野亮廣さんが撮影で来たそうです)。輝く星を見せ続けている人。それには、夢と金が必要だと。

「夢とお金は相反関係にない」