スタートアップ採用思考 ~1,000人以上選考してみて~
こんにちは!
今回はスタートアップでの採用活動を通じて、色々と学びが多かったのでまとめてみたいと思います!
特に
みたいな方々の参考になればなと考えております!
※あくまでも個人の経験に基づく見解が含まれるのであしからずです!
①どんな採用活動をしてきたか
株式会社Photosynthに属していた時は、
自社採用において、年間で1,000人以上の選考、100人以上の面接に携わっておりました!
私が4年前にジョインしたタイミングでは20名程度の会社組織でしたが、
現在は120名を超える組織となり、現場MGRとしてはかなり採用活動には時間を割いてきた方だと思います!
その中で、選考において評価を得られるタイプか否かの傾向が分かってきましたので、少し言語化したく筆を執らせていただきます(笑)
また、前職は人材業界(MS-Japan)に所属していたので、人材紹介会社(以下AGT)経験での目線も入れておきます。
②面接官が見るポイントとは
まず、書類選考や面接でどんな所が見られているか。
これは当然、面接官のスタンスや選考状況によって異なるかと思いますが、ベースの考え方や選考の流れ、お金の動きなどは想像しておいたほうが良いと思います。
通常、選考の流れとしては
というような流れで進んでいきます。
一方で求職者は以下のような進め方でしょうか!
かなりざっくりですが、、、。
求職者サイドでは、基本的に内定を獲得するために活動をするかと思いますので、特に注力すべき点や準備するポイントなどは後述します。
ここでは、
採用コストという論点でお伝えできればと考えています。ここを認識しているかどうかで、面接へのスタンスや思考が少し変わっていけば評価にも必ず起因すると思います。(多分)
まず、
事業が成長していくことで人材が不足していくので、「人材採用」というのはあるフェーズで必ず必要となってきます。簡単に人が採用できれば良いですが、誰でも良いわけではなく、会社に魅力がなかったり、良い条件を出すことができなければ優秀な人材はなかなか採用できないでしょう。
また成長フェーズの企業はなかなか人件費(販管費)に投資することが困難だったりするので、給与をかなり下げる代わりに、SO(ストックオプション)などを付与してジョインすることも多くあります(私もそうです)
あとは採用活動においては人件費だけでなく、採用コストというのが通常かかります。転職を経験されたことある方は、自分を採用したことによってどのくらいコストがかかっているか把握していますか?
ざっくり、以下のようなコストがかかります。
(コンサバかつ肌感なので参考までに)
あとは、HRMOSやジョブカンなどの採用管理ツールなど運営していたら、月額●●万円程度がコストとしてかかってきます。もちろん人事の人件費も!
アーリーフェーズだとAGT採用とかって現実的に難しかったりします。シンプルにお金がないのでw
なので創業〜シード期って、やっぱりリファラル採用が多かったりするんだと思います!ただ最近は資金調達がしやすくなっている市況なので、結構創業タイミングから採用コストにコスト投下できるベンチャーもあるみたいです!
あとは職種やポジションによって、採用難易度も異なり、かけられるコストも変わってきたりします!それを踏まえてどんなチャネルを用いて転職活動をするかも戦略練っていく必要があると思います!
傾向的には、
・エグゼや専門性が高いポジション → AGT/リファラルなど
・若手〜採用人数多いポジション → 媒体/Wantedly/リファラルなど
というような感じでしょうか。
上記観点から、本当に入りたい会社があったら、自己応募や紹介(リファラル)などを通じて選考に臨むともしかしたら選考ハードル下がる可能性はあるかもですね!当該ポジションに適正があるかどうかが大前提ですが。
③高評価を得るために必ず準備すること
職種やポジションによって異なることもあると思いますので、私の管轄しているセールス領域での採用を前提とさせてください!
例)営業職
※インサイドセールス/アウトバウンド/エンタープライズ/パートナーなど
企業のフェーズによって、候補者の数や質というのは変わってきます。
4年前と比べて、格段に応募数が増えました。また候補者の質が高くなっているように思います。もともと少なかった女性の応募も増えました!
候補者の数や質が高くなると、シンプルに選考通過難易度が高くなるということです。選考官は書類選考も時短でやらざるを得ない状況になります。
書類選考におけるスクリーニングポイントとしては、
というような点でしょうか。
年齢については、雇用対策法の観点から経験とポジション/組織バランスの観点で選考するケースがあると思います。
転職回数や学歴などを気にしない企業も当然ありますが、
・偏差値●●以上の大学に入学できたバックグラウンド(努力)
・短期的な転職を続けていることによる定着性への懸念
などが要素として選考に関わってくる気がします。
その中で、選考を準備していく上で重要なのは以下3つだと考えます!
になるかと思います!
①レジュメ(履歴書/職務経歴書)の内容
自分の力で変えられない事項(転職回数や学歴など)をいくら考えても仕方ないので、せめてレジュメはイケてる内容にすべきです。
細かい点ですが、誤字脱字やフォントサイズ、受け手に伝わりやすいかどうか等が挙げられると思います。またレジュメは面接におけるプレゼン資料のようなモノなので、いくつかツッコミドコロを準備していくと良いと思っています!
この辺の話はmotoさんを参考にブラッシュアップしていくと良いかと!
motoさんが運営するサイトも載せておきます!
②企業/サービス研究
これは当然、企業HPやサービス内容を選考前に確認するかと思いますが、
何のために企業/サービス研究するかを予め認識しておく必要があります。
もともと人材採用をする背景には、会社にとって経営課題があることが多いです。
例えば、
「事業拡大に伴う増員」といった採用背景は、拡大していく上で人員が不足しており、現状のままでは事業拡大ができないといった状況です。
人員増加をしていく前提で事業計画策定などをしていくことがほとんどかと思いますので、事業拡大に伴う人員不足は経営課題であると同義となります。
経営課題を認識した上で、自身はどう会社に貢献できるか
ということを踏まえ、企業HPやサービス内容を読み込み、自身の経験をどう会社の経営課題解決に落とし込めるかということを言語化していきます。
もっと具体的にいうと、
マーケットや販売手法、コンペ状況などの仮説を立て、自分なりにビジネスに落とし込んで説明をすることができるとかなり優秀だなと感じたりします。これは合っているかどうかではなく、自分なりに仮説を立てて考えることができるかどうかが重要だったりします。
③面接官研究
ここは選考における「引き出し」として、重要な要素だと考えます。
優秀なビジネスマンであれば、例えば顧客先へ訪問にいく際に、経営者や担当者のバックグラウンドを舐めるように情報収集するかと思います。
その情報をもとに、アイスブレイクや提案の際に「引き出し」として入れ込むことで顧客とのリレーション構築や商談が優位に運ぶことがあるかもしれません。
それと同じで、面接官の情報はできるかぎり事前に調べておき、会話の中で「引き出し」からさりげなく出すことで、
「お、この人はできる人だな」
と感じる面接官は結構多いと思います。
経験上、実際にそれができる人が少ないので、他候補者との差別化にも繋がるはずです。また営業での事前準備がしっかりできると評価されます。
※但し、あからさまなのは逆効果ですw
コロナ禍で、面接の在り方や選考スタイルも各社様々かと思います!
そんな変化にも柔軟に対応できるよう、事前準備も抜かりなく!
他候補者との差別化はビジネスパーソンとしても必要なスキルです!
オンライン面接が増えてきたと思いますが、
WEB上で「私のレジュメは確認できる状況でしょうか?」など、気遣いをするだけでプラスになります!
対面だとレジュメを原本で渡したりするのに、オンラインだとレジュメがある前提になってしまうのは割と気になってしまう方はいるんじゃないかと考えます!(リスクヘッジの観点ですね)
以上となります!
オンライン面接も一般化してきており、転職活動もしやすくなってきたと思います!
しっかりと準備し、理想の企業に入社できるよう対策を進めていきましょう!
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