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BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記事を再編集して順次掲載。バックナンバーの… もっと読む
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2022年6月の記事一覧

ダカールは革命的なルール変更に踏み切った

南米からサウジアラビアに開催地を移して4度目となるダカール2023の主催者ASO(アモリースポーツオーガニゼーション)は、開催に向けた最初の重要な発表として「革命的」とも言えるルール変更が行われることを公表した。それには、デジタルロードブックの本格的な導入。それによって可能となる「ランダムロードブック」の採用、そして先頭を走ってルートを切り拓くライダーが不利にならないようにする「タイムボーナス」の導入も含まれる。  このラリーは、常に高速化によるリスクの低減、スピードに偏らず

Looking Back - 2018年。エルズベルグに初挑戦した石戸谷蓮、当時のインタビューを振り返る

2015年の矢野和都以来、3年ぶりとなった日本人選手のエルズベルグ参戦。石戸谷蓮は、5年計画の最初の挑戦を終えた。順位は141位。4時間の制限時間で到達したチェックポイントは14で、矢野と同じ。結果だけを見れば、完走はほど遠く見えるが、石戸谷は、完走への手応えを充分につかんだと話す。「世界で最も注目されているオフロードレース。だからそこに参戦する意味ある」。石戸谷が見たものは、何か。 Interview : 石戸谷蓮 Text : Hisashi Haruki -- 初め

Hard Enduro vs Super Enduro - ビリー・ボルトのバイク研究 - No.240より

現在のエンデューロを短い言葉で言い表すのは不可能といっていい仕事だ。伝統的なエンデューロ、ハードエンデューロ、それにスーパーエンデューロ…。先鋭化し、専門的となり、それぞれにスペシャリストが存在する。当然、そこで用いられるバイクも、その分野のために特化している。我々はハードエンデューロ世界選手権、インドアのFIMスーパーエンデューロ、その両方で頂点に君臨する一人のイギリス人に取材し、現代のエンデューロバイクの真実を明らかにした。 Text : Jon Pearson Pho

1-ON-1 インタビュー山本礼人 - UNBREAKABLE - No.240より

8年をかけてたどりついたハードエンデューロの王座。急成長の裏には重要なマインドセットがあった。 ぼくは決して上手いライダーじゃない。でもハードエンデューロで誰にも負けない大事なものを持っている。それがある限り、どんなにすごいライダーが相手でもあきらめるということがない。 Text : Hisashi Haruki Photos : hijibaku Photo ケゴンベルグは心理戦だった採石場のロックなんで、あまり得意じゃないし、トライアル的なテクニックで差が出るじゃな