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Q1. チャンネルの概要−どうして「問いかけ」なのか?

音声で楽しむこともできます。




冒頭の挨拶

『新井大貴の問いかけラジオ』-この番組は,コミュニケーションパートナーの新井大貴が,日常で出てきた疑問に対し,複数の問いに置き換えて,雑談を交えながら話を展開していきます。

「新しい視点を獲得し,考えるキッカケとなったり,日常の見え方が変わったりする」そんな番組を届けていきます。通勤通学などの移動時間,家事や息抜きなどの時間に「ながら聴き」してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。


本日は11月4日。2023年も残り60日を切りました。
これを聴いている皆さんもそうかもしれないのですが,師走に向かうにつれて1日があっという間に終わるような感覚になりますよね。
あるいは,秋から冬を迎えていくにあたって、日の入りの時間が段々と早くなっていくからなのでしょうか。


今回から当ラジオ『新井大貴の問いかけラジオ』をお送りしていきます。
まず前半部分では,私の簡単な自己紹介と,どうしてラジオでの発信なのかについて話を展開していきます。

後半部分では,このラジオの核となる部分−どうして「問いかけ」を切り口としたコンテンツを発信していくかについて私の考えを伝えていきます。


自己紹介

改めまして,新井大貴(アライタイキ)と申します。漢字で書くと,「新しい井戸に大きな貴族」英語に変換すると,「New Wall Big Noblemen」です。ハハハ。

癖がありますよね。笑


過去に塾で小学生から高校生まで,個別・集団と幅広く教えていた中で,分かりやすく簡潔に伝える授業を意識する一方で,ラジオのノリのようにボソッと世間話や自分の近況を話したり,「1授業1笑い」をもとに日々話のネタを仕入れて生徒に伝えていました。

趣味は,ランニング・読書・音声コンテンツを聴くこと等です。
中学・高校途中まで陸上の長距離をしていたこともあり,一人でできる趣味の方が多いかもしれません。勿論,複数人でどこかへ出かけるのも好きですよ。
ちなみに,明日11/5(日)東北・みやぎ復興マラソンに出場します。初のフルマラソンで緊張しています。


で,現在の私ですが,20代後半に迎えるようなある種のターニングポイントを迎えているんですよね。笑
端的に言うと,自分も相手も充実した時間を送れるような環境はどこか?探しているところです。

働き始めて5年ほど経ち,キャリアのVSOP理論で言うとSに差し掛かりつつあるところです。20代前半に,ちきりんさんのブログを読んでいた時に知った理論です。

Variety(20代)
とにかく色々な経験を積むこと
Speciality(30代)
20代の経験をもとに自分の専門性を決める
Originality(40代)
「あの分野といったら●●さんだよね」と認識してもらう
Personality(50代)
「あの人と仕事がしたい」と思えるような人になっている


20代のVarietyに関しては,仕事を通じて,自分の癖やついついやってしまうこと,あるいはイライラすることなどを実感する場面にたくさん出会ってきました。
例えば,突拍子もないアイデアを思い出したときに,抽象化したときに同じ抽象度合いで発見することや,複数の事例を発見したら資料にまとめる,あるいは空気が重かったり相互交流が明らかにない場面に出会うと,「この場のファシリテーターは,相手や全体のことを尊重しているのか?」などがあります。

だから,自分も相手も豊かになれる環境はどこなのか模索しているところです。あるいは,そんな環境と出会えなかった場合も加味して,自分で創っていく選択肢もあるなと頭の片隅に置いてあります。


どうしてラジオでの配信なのか

結論から伝えますと,声だと自分の素なる状態を伝えやすいからだと思っています。また,現時点では自分の実績なるものは正直乏しい一方で,自分の考えていること・悩みと,それらに対してどう解決しようとしているのか・仮説を持っているか等は言語化して話せる。つまり,ある種の自己PRしていくためのツールなんですよね。

それに,外に向けて発信しているうちに自分でも整理できるかもしれないし,1:1で話さなくても当番組を聴いてもらえれば,多くの人にまずは知ってもらえるなと。

他には,今後やっていきたい取り組みの解像度が高まっていったとき,誘いがあるかもしれないと睨んでいます。笑


どうして「問いかけ」なのか?

では後半戦始めていきますね。

今回のタイトルにも一部あるように,当番組の趣旨は「問いかけとコミュニケーション」に関してです。そこで今回は,どうして「問いかけ」なのか? 私の考えを伝えていきます。

自分の役割とは何か?

そもそも,私が「問い」を意識したのは23〜24歳の頃でした。
林修さんの番組である初耳学か他の番組を見ているときに「やりたいことではなく,得意なことで社会に貢献しよう」に影響されました。

当時,大学の同期などから「文章が簡潔で分かりやすい」と言われることが多かったです。文章を書くことも教えることもゴールは「相手に伝えること」だと思い,キャリアを始めました。

当時,塾講師1年目として働いている中で,久々に教育現場を見たとき,中学受験する子や高校・大学受験に向けて日々勉強している児童・生徒を見ていてすごいなと思いました。

自分自身,大学編入の予備校を除いて,小学校から高校まで塾に通ったことがなかったんですよね。小学校3年生か4年生の時に,友達の影響で公文に通ってみましたが,すぐに辞めましたね。


小学校のときはクラスの人たちで警ドロや冬には縄跳びをしていたり,中学・高校2年の冬までは陸上の長距離で年末年始を除いてほぼ毎日練習していたりしてました。大学に入学してからは,学外の活動ばかりしていて,勉強はほとんどしていませんでした。今思うと後悔していて,塾で働き始めてからの方がものすごく勉強していると思います。

そんな状況下で,目標に向かって勉強している姿を目の当たりにし,日々生徒に対して授業をする中で,「自分の役割って何だろう?」と疑問を抱きました。

その前後でも,いろんな問いかけや疑問は出てきたかもしれませんが,自分の記憶に刻まれているのは,そんな問いでした。

なぜなら,極端な話,自分で勉強できる生徒たちはスタディサプリの動画を流しておいた方が,彼らにとってメリットがあるからだと思ったからです。


そんな状況下で出てきた答えは,以下の3つでした。

①生徒との信頼関係を築くこと
②楽しい・安心してもらえる雰囲気を作ること
③生徒の変化に気づくこと

①生徒との信頼関係を築くこと
小学生から高校生まで幅広く担当する中で,彼らとの共通言語を持つためにいろんなアニメやゲーム実況者の動画を見ていました。
多いときは2019年に1週間で10タイトルくらいチェックしていたくらい印象深かったです。

そこから,相手を不快にしないコミュニケーションの取り方や雰囲気なども意識するようになりました。

相手が話している間は遮らない,答えが間違っていても否定しない,相手が答えに窮していたらいくつか選択肢を提示してみる,同じことでも言い換えて確認するなどがありますね。

②楽しい・安心してもらえる雰囲気を作ること
授業運営をする中で,ただ教えているだけでは彼らも退屈になる可能性が高いと思い,日々雑談のネタを仕入れたり,答えのない哲学的な問いを投げかけたりしました。

あるいは,教材のリスニングパートをやるときは,2倍速や0.5倍速を流してみて,言葉の変化を楽しんでもらうなんてこともしていました。笑

当時の中学生・高校生の頃の自分もそうでしたが,先生の機嫌が悪かったりクラス全体がピリピリしたりしていると,人一倍気になって仕方なかったんだと思います。

③生徒の変化に気づくこと
生徒自身では気づかなくても,3ヶ月・6ヶ月・1年と期間を設けて授業に向かう姿勢や答案を見て,気づいたことはなるべく伝えるようにしました。ある種のフィードバックに近いのですが,それを通じて彼らの自己効力感が高まったり,自分を知るきっかけになれたらと思っていました。

これは最近気づいたことなのですが,一周回って「お節介な人」って重宝されるのでは?と。ChatGptは聞かれたときにのみ答えるのに対し,お節介な人って用がなくても,適当な話題であえて用を作りますよね。笑

これを聞いているあなたも,過去に好きな人ができたときに,あえてちょっかいをかけたり,相手の趣味や好きな音楽を聞いて話のネタを作ったりしたのではないでしょうか?


本当は自分の役割なるものを出そうと思えば出ると思うのですが,一旦まとめてみました。

ここからは,「問いを持つことのメリット」について話をしていきます。

思考の枠からはみ出せる

これは自分もある種「思考の罠」として自覚することが多いです。ある疑問に対して考えれば考えるほど,それがいつしか考えたフリになり,場合によっては悩みになっている。つまり,答えが出ない状態に陥っているんですよね。

時々,時間が空けば,お風呂に入っていたり寝る前になって答えが出ていることもあります。そんなとき,1つの問いが投げられるだけで,一旦立ち止まったり,自分の立ち位置を確認したりすることができます。

それに,問いを投げる人によっても問いの種類は変わってくるんですよね。
例えば,普段からWhy思考の人は「なんで」を使うでしょうし,科学に興味がある人はその興味あるいは認知というフィルタを通した問いを投げるかもしれません。


「何が分からないか」が分かる

ある分野に関して問いを持てることで,「分かること」と「分からないことの区別」がつきやすくなります。そのため,自分の知らないことを聞かれても,何で検索すれば答えが出てくるか予想がついたり,相手に説明するときも「今,◯◯でつまづいています」と伝えることができる。

それを聞いた相手の方は,その人が知っていれば答えてくれるだろうし,別の人に尋ねてもらえる可能性もあります。

自分も,問いを持つように意識するようになってから,知らないことでもある程度予想ができて出したい答えを見つけ出すことができるようになりました。
でも昨今は,問いや指示出しさえできるようになれば,ChatGptが全て出してくれるので,その情報が問題ないか確認するだけですね。笑


学習したことが理解できている

学校や研修で習ったことが本当に理解しているか確認したいときは、人に教えることができるか・問題を作成することができるか。これら2つが指標となるんですよね。
ロイロノートやGoogleフォームを使えるような環境下であれば,中学生のうちから習った単元で問題を作成してみて,友達や先生に回答してもらうことができると思います。

それに,個人であれ4人1組の班であれ,先生がそれぞれに対して「出題した問題の意図」を問いかけることで,問いを作る解像度のようなものが高まると思います。

それは,「過去に自分が間違えた問題で,覚えるために作成した」でもいいですし,「多くの人が間違いそうだったから」かもしれないし,あるいは「先生がここ大事って言ってたから」でもアリかもしれないですね。


エンディング

『新井大貴の問いかけラジオ』-エンディングの時間となりました。
今回の放送は,Spotify・Podcast・YouTubeなどの配信アプリで聴くことができるだけでなく,作品を配信するサイトのnoteで,テキストで読むこともできます。

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最後まで聴いていただき,ありがとうございました。

お相手は,コミュニケーションパートナーの新井大貴でした。

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