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作文は双方向的でなくてはならない。「東大作文」

「東大作文」を読んで作文をする際には双方向性を意識することが大事だと感じました。

双方向とは簡単に言えば一方通行ではない、と言うことです。

つまり、双方向的な文章は一方通行ではない、相手=読者の視点を持った文章のことになります。

作文は作者の伝えたいこと、主張が必ずあります。
その主張を読者に理解してもらうために文章を書いていきます。

例えばサッカー選手のメッシの凄さをサッカーに詳しくない人に伝えたいとします。

その作文を「メッシはバロンドールの歴代最多受賞者である。そのことからメッシは偉大なサッカー選手だと分かる。」とした場合相手に伝わるでしょうか?

この作文で伝わる相手はおそらくサッカー経験者だけです。
サッカーに詳しくない人からすると「バロンドールって何?バナナのこと?」となり凄さが伝わりません。

これは自分の知っている知識が相手も知っている前提で作文をしている一方通行な作文です。

これを双方向性、つまり相手の立場を考えて作文をすると、
「メッシは毎試合のように得点を取る選手であり、その活躍から年俸も400億を超えている。そのような選手は世界でも類を見ずメッシは偉大なサッカー選手だ。」と言う作文になります。

このように凄さを伝える説明を「毎試合得点をする」、「年俸が400億を超える」といった誰でもすごいとわかる内容にすることで、双方向性を持った相手に伝わる文章になります。

文章は自分の知識をひけらかすためではなく、自分が話したいことを相手に伝えるためにあるのです。

また、「東大作文」では双方向的な文章を書くことによって地頭を鍛えることができると書いてあります。

その理由は相手に伝えるための5つの能力である、

  • 要約力

  • 論理的思考力

  • 客観的思考力

  • コミュニケーション能力

  • 批判的思考力

これらが双方向的な文章を作ることで得られるからです。

私は毎日noteを書いています。

今までは毎日投稿すること、とにかく量を書くことを目標にしていましたが双方向性を意識して、相手に伝わる文章、そして自分の地頭を鍛える作文にしていきたいと感じました。

「東大作文」には作文の双方向性の重要さだけでなく、双方向的な文章の作り方が細かいステップで丁寧に説明されています。

「相手に伝わる文章を書きたい」、「文章の質を上げたい」そんな風に悩んでいる方はぜひこの本を手に取ってみてください。

お読みいただきありがとうございました。

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