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【読書】人を動かすデザイン22の法則

最近はデザイン書を読んでいます。デザインの考え方を仕事に応用できたらいいなと思っています。

今回はデザインの入門書を読みました。

入門書であり、デザイン初心者や非デザイナーだけど資料作成などでデザインの知識が必要な人向けの本でした。

それでは振り返ってみましょう。


デザインのコツが解りやすく解説されている

22の法則というタイトルの通り、22種類のコツが解りやすく解説されています。著者は講師をやっているそうです。

初心者向けの解説に、いい例と悪い例をビジュアルで付けています。これなら初心者でもデザインの考え方やコツが解ると思います。

SNSにも応用できる

写真の撮り方、つまり写真のレイアウトについても解説されています。

またプロフィール写真が与える印象についても、写真例を複数個用意して解説しています。

SNSをやっている方には参考になると思います。

個人的に参考にしたいこと

一点の法則

第一章に一点の法則というものが出てきます。アイキャッチ画像では、一点に視線を集中させる構図が重要です。

ブログでもYouTubeでもアイキャッチ画像が必要ですし、特にYouTubeはサムネが超重要です。

そう考えると、もっと視線を惹きつける構図を練習した方がいいなと感じました。

会社の規模によらずデザインの基準を決める

本書には空気の法則というものが出てきます。簡単に言えば「らしさ」ですね。

例えば銀行が賑やかで愉快な絵を使ったら違和感があると思いますし、お洒落なカフェなら、お洒落な雰囲気の絵を使った方が、お店の雰囲気に合っています。

本書では著者が図書館や小さな商店街でデザインの雰囲気を統一した事例が紹介されています。

つまり大企業だけでなく公共施設や中小企業でも、どこでも統一感のあるデザインをした方が「らしさ」が出て、より伝わるようになるのです。

逆に「らしさ」を無視して統一感がないデザインをすれば、違和感が出て伝わらないでしょう。

デザインの基本ですが、だからこそ仕事でデザインが必要なときは常に意識したいですし、意識するよう関係者に伝えたいですね。

デザイン資産の再利用

占領の法則というCMでおなじみの繰り返し見せる効果が出てきます。

ここで気になったのはデザインのフォーマットを再利用することです。

毎回毎回新しいデザインを考えるよりも、同じレイアウトで色や配置する絵や写真を変えた方が、雰囲気はそのままに違う内容に変えられるのです。

すると新しい製品・サービスやキャンペーンを始めても、少ない工数でデザインを作成できます。

デザイン業務をテンプレート化することで標準化すれば、デザインを担当できる人が増えていきます。また作る度に改善していけばいいでしょう。

資料だって会社でテンプレートを用意していて、毎回それをコピーして作成するということはありがちです。デザインも同様のことが可能なのですね。

終わりに

本書はデザインのコツが解りやすいだけでなく、仕事での活用の話もいくらか入ってきます。こういうノウハウも活かせたらいいなと思いました。

デザインの入門書を探している方、デザイナーじゃないけど資料作成などデザインスキルを上げたいと思っている方にお勧めです。

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