【読書】年収1億円になる人は、「これ」しかやらない
私は底辺の落ちこぼれなので、成功者が何をやっているかも気になります。大抵の本は真似できないハイレベルなことが書かれていて、読んでも真似できないと感じることがよくあります。
そこで見つけたのが、「年収1億円になる人は、「これ」しかやらない」という本です。
本書は誰でもできそうな簡単なことしか書かれていません。むしろこんなんじゃ年収1億円どころか1千万円も届かないよと思ってしまうくらいです。というより年収500万円いけば上出来?
いやいや著者曰く、年収1億円の人でも特別凄い才能で特別凄いことをやっているわけではなく、平々凡々な人でもできることを淡々とやってるんですよということみたいですね。
それでは気になった箇所を振り返ってみます。
成功者を真似る
成功者を真似るという話が出てきます。これは起業本でも読んだことがあります。守破離という言葉もあります。
これが私が一番できていないことだと実感します。どうしても自力でやろうとしてしまい、どうしても自己流になってしまうのです。だから何事も時間がかかるのですね。
勉強だって教科書で基礎を学んでから徐々に難易度を上げるじゃないですか?何事もそうなんですよ。
著者はYouTubeを始めるに当たって、上手く行っているチャンネルを見て上手く行くコツを学んだそうです。自己流で試行錯誤するよりも、上手くできている人を参考にした方が速いのです。
勿論パクリはダメです。権利を侵害せずに、上手く行っている要素だけ抽出して自分のやり方に反映しましょう。
行動量がものを言う
著者はとにかく行動しまくれと言っています。その行動とは大きなことではありません。決して転職や独立、学び直しのための大学院や専門学校などへの入学などでなくてもいいのです。
小さな行動でいいから沢山行動しろという話です。本書を通して最初から最後まで、行動することの大切さが出てきます。やってみることがとても重要なのです。
著者は行動しまくるバカになれとすら書いています。変人だとか、バカじゃないの?と言われるくらい行動しまくれと。
私は行動に関してはよくやる方です。それこそ思い付いたらすぐやらないとイライラしてきます。あれもこれもやりたいといって、動いてばかりです。振り返りの時間をもっと取った方がいいかなと思うことがよくあります。
そういえば行動量の話で思い出した本があります。才能の科学とORIGINALSです。
才能の科学では、実は才能と呼ばれているものは適した環境で練習を積み重ねた結果だという調査結果が解説されています。
決して遺伝子の差ではなく、上達するのに適した環境で練習して育ったから上達の効率が良かったという話なのです。
またORIGINALSでは歴史上有名な天才は、実は質より量が凄いということが解説されています。
天才は生産性が桁違いで作品数が桁違いに多いからこそ、ヒット作が出たというのです。質やヒット作が出る確率は普通の人とそんなに変わらないとのことでもあります。
小さな積み重ねで複利効果を積み重ねる
元も子もないような話ですが、年収1億円になる人も、普通の人でも日常的にできる小さなことを積み重ねた結果として成功しているそうです。
むしろ小さなことだから行動に移せるのであり、大きなことで行動に移すのは大変です。
すぐ実践できるサイズまでやらなければいけないことを細かく分けて、とにかく行動しまくって積み重ねあるのみということなのです。
こうして毎日できるくらい小さなことにして、毎日積み重ねることが大事だそうです。
そして毎日の積み重ねが複利で積み重なることで、長期的に見ると大きくなるとのことです。
著者は毎日1%でもいいから積み重ねれば、1年で37.78倍になると書いています。だから小さくてもいいから日々の習慣として、自分が実現したいことをやっていくことが大事なのですね。
仕事だって社会人経験が長い人の場合、自分の職業の要点は大体語れるでしょう。それは毎日仕事し続けて経験を積み重ねてきたからです。
noteだって毎日は難しくとも、毎週書き続ければ記事が積みあがっていきます。そして読まれることも増えていきます。ダッシュボードからビュー数とスキ数を確認できますが、年月とともに伸びていきます。
つまり著者が言いたいのは、やり続けることで伸びていくことの大切さなのですね。
著者は年収1億円を達成するような成功者に何人も会っており、本人も年収1億円を達成しているそうです。いずれも特別な才能や降ってわいた偶然ではなく、小さな積み重ねを続けて大きくなった人ばかりなのだそうです。
運もあるだろうと思いますが、積み重ねをしていることだけは間違いないのでしょう。そして積み重ねるだけなら才能も家庭環境も、学歴も難関資格も、勤務先の知名度や立派な役職も要りません。
誰でもやろうと思えばできることです。現に誰でも自分の職業とか趣味とか推しなど詳しいことの1つはあるでしょう。それも最初から知っていたわけではなく、時間をかけて積み重ねたものでしょう。
だからすぐできるくらい小さくすることでハードルを下げ、日々積み重ねられるようにすること、継続して積み重ねることが大事なのですね。頑張りましょう。
終わりに
本書のタイトルは怪しく感じます。本当か?と。
でも読んでみると、誰でもできそうな簡単なことしか書いていません。むしろ成功者は簡単にすることで継続して積み重ねられるようにしたら成功したのかもしれません。
普通は大きくやろうとか思ったり、完璧やろうと思ったりして挫折してしまうものです。継続しようとしても、面倒になって中断してしまうものです。
そういえば私は掃除嫌いなのでハードルを下げて習慣化しています。これも小さくすることでやりやすくし、継続できていることですね。
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