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エッセイ241.水耕栽培2022(2)水だけで育てるもの

水耕栽培には、ペットボトルなどを利用して、水と水耕栽培専用の肥料だけで育てるものと、ハイドロボールやセラミスなどを使った培地に育てるものとがあります。2〜3年の間にいろいろやってみましたが、今年落ち着いたのは、根が出てからセラミスに植え替えるやり方と、今日お話しする、水だけで育ててみるやり方です。

今年の5月ごろに水だけで育て始めたものはベビーリーフで、それが思ったよりも混み合って育ち、間引きをして食べながら様子を見ています。これは、100円ショップにあった「豆苗栽培用」の、内側にバスケットのある二重底の容器と、普通のタッパの底に、タピオカ用の太いストローを切って入れ、それぞれスポンジを置いて、水と根っこの間に空気があるようにしたものです。
水には、「ミリオン」という、水を腐らせずに綺麗に保つものを少し入れました。半透明のタッパの方には、アオコを防ぐためにアルミホイルをかぶせてみました。
見ていると、水は綺麗なままでしたが、先日は水の中に虫の子供が泳いでいたので、やはり水があり、濡れたスポンジがあるところは、虫を防ぎ切れないのがわかりました。

次は、根がしっかり出たスポンジを、タッパの蓋の穴にはめて、スポンジは乾いている、水の方には何も入り込めない、という道具立てにして、虫害をふせげるかどうか、やってみようと思っています。
このタッパウェアー栽培は、電子書籍も出していらっしゃる mikaさんに教えていただいたものです。mikaさんいつもありがとうございます。


もうひとつ、今年試しているものがあります。
100円ショップのプラカップと、直径のサイズの合う「蓋つきおかずカップ」を使うものです。
スポンジを突き抜けて十分に根っこが出てからと思っていたのですが、いつまでも少ししか出ず、ときどきそこへ虫がとまっているのを見たので、早いと思ったのですが、植え替えました。
おかずカップの底に、スポンジよりずっと小さい穴をカッターで開け、水をしぼったスポンジの根と芽を傷めないようにはめ込みます。プラカップの方に、ミリオンと、ハイポニカ(液体肥料)と2000倍希釈のニームオイル液を少し入れ、おかずカップを載せます。おかずカップから出ているスポンジの底にいつも水がついているようにしますが、スポンジの出ている方には水はないようにしてみました。これで産卵を防げるといいのですが、防げなくてもこの苗ひとつで済みますし、洗い流すのも簡単な気がします。気休めですが、おかずカップの蓋をかぶせてみたりしました。

全部ローズマリーです。

アルミホイルで遮光したもの、色付きカップを二つ重ねて遮光したもの、遮光するかなと期待して、薄いですが色付きカップにしたものというふうに、違いをつけてみて、どんなふうに育つか見ていきたいです。

根さえ長く伸びてくれれば、スポンジから水を離し、根っこだけを水の中に垂らしてやることができます。また水だけでまあまあ育っていくのなら、今年の夏に留守にするときは、1週間単位ですので、留守番の夫に水やりの手間をかけさせなくて済みそうです。


りんごも、ずらして種を蒔いたので、いろいろな大きさです。小さな容器のままだと、育つのは遅そうです。様子を見て、丈夫そうなものは植木鉢に植え替えてみることも考えています。

りんごの盆栽みたいになったら面白いなと思っています。

秋からはどんぐりを植えてみます。
どんぐりから出てくるのは、本当に面白いです。


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