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不老不死の薬があったら、、、


 28歳になった今でも死ぬことを考えると夜も眠れなくなる。死とは恐ろしいものです。何故みんな死に怯え、泣き叫び発狂してないのだろうと考えるが、そういえば僕も発狂していなかったと気づく。死に怯えるゴールデンタイムは、やっぱり夜眠る前だろう。朝の時間に死に怯えることが全く無いとは言わないが、やはり夜が多い気がする。あぁ〜永遠に生きてぇ〜。

 一体死ぬことの何が恐ろしいのだろうか?よくわからないが、とりあえず不老不死の薬があれば迷わず飲みたい。ただしここで大きな問題。僕が薬の開発者ならば、飲む人を選別するだろうし、おそらく僕は選ばない。悲しい事実であるがしっかり受け止めたい。人類発展のために、アスリートや優れた専門性をもつ人間を選び薬を配るだろう。人類発展のため? そもそも僕は人類発展なんて望む高尚な人間だっただろうか?もっと独善的に、僕が好きな人やモノだけを集めて無限に生き続けるのではダメかだろうか。

 そういえば一説によると、 地球にも寿命があり最後は爆発して塵となるらしい。人類がどれだけ繁栄したとしても地球は消えてしまうのだ。そんなことを知ってしまったときには、シュシュシュと音を立てて、何かが脳内を高速で通り過ぎる。そのシュシュシュが通過した後には漠然とした不安が残る。死ぬことを考えるときにも同じ様にコイツが登場する。「あぁ〜やめて〜不安で眠れなくなっちゃう、あなたは何者なの?」なんて聞いても姿は見えない。

 シュシュシュの正体は已然として不明、解明の糸口は見えない。このシュシュシュの正体を解き明かすモノこそ哲学だと思い学ぼうとするが、哲学書は難解なものが多くて2ページで眠くなるし、哲学入門書は人物名の羅列で途中で飽きて怠惰に休日を過ごす。やはりこんな自分には不老不死の薬はあげられないなと再認識するが、それでもこっそり渡しちゃいたいなと思うのであった。


-----おすすめの本-----

シュシュシュの正体に迫る本であり、一番お気に入りの哲学導入書。酒飲みながら友達とこの本の題材をテーマに話すと最高。何度読み直したか分からない。この本は最後まで読める唯一の哲学書だと言っても過言ではない。

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よい曲を作り続けます