葵とプロデューサー 著:AIのべりすと/熊男
「ふぅ。今日も疲れたっちゃ…」
葵はふぅ、と溜息をつきながらトレーニングルームを後にする。アイドルとして日頃のレッスンは欠かせないものだし、手を抜くつもりはないが、こうして解放されるとホッとしてしまうのも事実だ。
地元の大分を出てから、どれくらいの時間がたっただろうか。
ローカルアイドルとしてそれなりにやってきたという自負が葵にはあったが、最近は自分がいかに井の中の蛙状態であったかという事を嫌でも実感させられていた。
しかし同時に負けてなるものか、という気持ちも湧いて