AIのべりすとへの無茶振り

AIのべりすとというツールをご存知の方もだいぶ多いと思う。
早い話が、小説を書きたいけれど表現に詰まってしまった……。という迷える創作者のために、途中まで書き上げた文章の続きを出力してくれるというとても頼れるAIくんである。
最近は、AIのべりすとを使ったという前提での小説を審査するコンテストなんていうのもあるようだ。

そんな、今や大活躍中のAIのべりすとだが、彼はどこまで無茶振りに応えられるのか、ふと試したくなった。

これは一般的な使い方の例だ。
ここまで文章を打ち込み、続きをAIが考える。
しかしこんな仕事はもうAIにとっては朝飯前である。
というわけで今回は、

こちらをAIに投げてみることにする。
まさしく無茶振りだが、この仕事はAIにしか頼めない。
人間に対して、「とりあえずちんちんって打ったからそこから続き書いて小説にしてよ」
と言うことはできないからだ。
品性を疑われて、人間関係にヒビが入るかもしれない。
しかしAIならきっとこのフリにも応えてくれる。
色々と設定をいじることはできるが、ひとまず一番初めなので、変なオプションは付けずにデフォルトのまま生成をお願いしてみた。

終わってる『Fate』が生成されました。

まっさらな状態から、女装しながら性欲と戦う『Fate』シリーズの主要キャラである衛宮士郎が出てきました。なんでだよ。

もう既に結構面白いが、AIのべりすとには色々な機能がある。

なんとなく先ほどから見えていたと思うが、AIのべりすとにはデフォルト以外にも、台詞の出力を優先する「セリフ」と、地の文の出力を優先する「ナラティブ」という機能がある。

さっそく、「セリフ」を使ってみよう。

バカすぎる。
たぶんイモムシとかの方が賢いと思う。

とはいえこういう作品はふつうにあるわけで、
わたしはそういうものの作者に対してすごいと思いつつ

「どんな顔してこれ書いてるの」

と全く思わない訳ではなかったりする。
が、AIが書いたのならそんな風に思考が脇道に逸れないなとは思った。

こうなると、「ナラティブ」も気になる。

狂った政治家の演説が出てきました。

私あんまり詳しくないんですけど、パートナーの立場からすると、大きすぎても逆に辛いとかもあるらしいですよ。


とまあなかなかバラエティに富んだ結果が出てきた。
ここまででも充分面白いのだが、AIのべりすとは更に生成内容のバリエーションが増えるようこんなものも用意してくれている。

これまでの出力は全て「ノベルス」でやってきたが、更に異なるプリセットが用意されているのだ。その中の一部を使って、もう少し出力を続けてみようと思う。

まずは、論理性と創造性を重視した「デイドリーマー」を。

確かに、今までと比べて論理的にしっかり物語を組み立てようとする気概を感じます。
流れはよくわからないけどなんか小説だ、としっかり思えますね。
「真っ当で面白くないな」とも思いましたが、それを言うのはさすがにかわいそうなので、思うだけにしました。

次は、小説らしさを意識した装飾をするという「オルタナv2」を使ってみたいと思います。

怖い。

何を言ってるの??????

全く会話が成立しなさそうな人が出てきて怖いです。
この1秒後に刺されてもおかしくないような緊張感を覚えました。
怖いので次にいきます。

今度は自由な発想と展開を繰り広げるという、「クリエイティブ」を使います。

もうちんちん関係ないじゃん。

自由とは聞いていましたが、ここまでフリーダムだとは思いませんでした。
さっきといい、本当に何を言ってるの????
でもなんかここまで来ると前衛的な芸術かなにかのようにも思えますね。

ここまで来たらその芸術の完成形を見たくなりました。

「ランダム度」というパラメーターがあります。
この数値が高いほど、文脈に囚われすぎない自由な発想での出力がされるようです。
先ほどの設定は1.45でしたが……。

いったれ。


ちんちんは、ちんちんではないそうです。


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