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転職活動記:第十回 内定/オファー面談

ついに内定!
しかし企業によっては内定後の「オファー面談」が設定される場合があった。オファー面談とは?年収の交渉ってできるの?と言うお話。

今までにしたこと
【1か月目】
1)退職届を出して退職日決定(3か月後)
2)転職サイトに登録
3)転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談
4)応募スタート(1か月目)⇒書類選考が通らない
5)改めてキャリアの棚卸し
【2か月目】
1)応募継続⇒一次面接
2)二次面接/最終面接
3)オファー面談

オファー面談

紆余曲折を経て内定。そしてオファー面談。内定後いわゆる条件面での提示をされる場で、求人票では○○円〜○○円と記載されていた年収が、ズバリ確定する場という感じだった。過去の転職では受けたことがなかったのですが、割とオファー面談って一般的なんですね。
これは面接ではないとは言われるものの、緊張するしなぁとネットで色々調べてみたら、オファー面談で内定が取り消されることはないとのことで、どれくらい給料もらえるかな~と割と気楽に受けました。

条件面の説明

これはネットでも拾える情報だが、いわゆる求人票が自分用にされる感じ。給与はもちろん、勤務時間や年間休日、福利厚生等も説明される。
正直、年間休日などはよっぽどのブラック企業でない限り、ほぼほぼ似たり寄ったりなのだが、私が気にしたのは想定残業のところ。
残業はないってのも嘘だと思うし、残業が嫌というわけではなく、もちろん人によるものだとは思うが、どのように平均値が出されたのか、という点は気になったので、質問した。
それ以外は、そもそも企業側の方がオファー面接は何度もやっているわけで、気になることは全部説明してくれるような気がする。

年収の交渉

結論から言うと、私は同業他社への転職ではなかったのと目立つ資格もなく、未経験ということもあり、自分がどれくらい価値があるかを提示するのが正直難しいと思っていた。決して高くはない現状の年収を下げたくない、という思いのみで、提示いただいた給与に何か交渉をする、ということはしないというかぶっちゃけ出来ないというのが本音。


内定受諾と辞退

ありがたいことに、複数の企業から内定を頂いた。オファー面談がある企業もあれば、ない企業もある。回答については「すべての結果が出てから判断したい」と伝えた。回答期限を調整してくれる企業もあれば、気にしない企業もあった。
エージェント経由の企業の場合、面接が終わるとその度に現在の志望度という入力が必要になる。最終的に4社から頂き、そこからの絞り込みはいわゆる転職活動の優先順位に起因する。
単純に、第一志望の企業が、全て満たされていれば迷わない。私の場合、日程が一番最後だったのが第一志望の企業だったこと、競合の他社も受けていたので、贅沢な話だが結構迷った。
やりたい仕事であることは大前提。年収は大きな判断の一つ。そして、第一志望はあるものの、割とどの企業も入社したいなと思えたことが悩む要因だった。

比較検討

・職種(やりたい仕事)
・年収
・働き方(在宅や年間休日等)
転職活動の軸を改めて決めた時の優先順位を振り返る。自分が本当に転職活動の上やりたい仕事であるかどうか、金額に惑わされないことを重要だと思った。
第一志望の企業とのオファー面談が日程的に最後だったので、それまでに色々悩んでましたが、結局条件面でも一番良かったうえ、年収もUPだったので、なんだかんだ交渉もなく決定しました。

キャリアアップモデルの提示

条件面の中、ある企業では一年目、三年目、五年目というような将来のキャリアモデルを説明された。キャリアアップモデルを示されたのは、割と興味深くて、目標をもって仕事に取り組めるし、現年収がそこまで大幅Upではなくとも、ゆくゆくはという思いを持てるのは良かったように思う。

キャリアドバイザーのサポート

・年収に関すること
まず具体的な提示の前に大体どれくらいになるか、というメールを頂くこともあった。また、他社にて入社を検討していると伝え際「年収交渉をすることも可能です」と言われた。私は元々が結構満足していたので、特に交渉しなかったが、本当に出来るのだなと思った。

・内定辞退に関すること
並行して面接を受けていることを伝えてはいるものの、案外気を使ってしまうのが、「せっかく頂いた内定を断る気まずさ」だった。嘘は述べていないし、実際どの会社にも入社したい気持ちがあったからこそ比較検討させていただいた側面がある。
でも、エージェントを通して「辞退します」と言えばいいだけなので、そこにストレスを感じずに終えられるのは良かったかな、と思った。

ちなみに、違うエージェントで頂いた企業に決めます、といった後の挨拶はかなりさっぱりしたもので、では頑張ってください、と最後のお電話で終わり。ま、そんなもんか。
内定を受諾したキャリアアドバイザーの方は、入社時期まで気にかけて頂きましたが、人材の仕組みは入社して数か月経って初めて「成果」になるんですものね。でも、とても丁寧で私は友人にも勧めたくらい。

転職活動を終えて

ブログは長々と書いてしまったが、転職エージェントの一社目を登録し、面談をしてから約2か月後、内定が決まった。
最初の一か月は、就業中でもあったので、なんとなく書類応募だけで過ごしていく中で、一か月経過したところで改めて棚卸をして、転職活動の軸を定め、エージェントも増やし、書類通過から面談へと動き始めた。
仕事をしながらの転職活動が主流ではあるものの、私は有給消化中の転職活動だったからこそ、毎日面接を受ける環境を作ることが出来、かつ内定を頂いた時にも同時期で検討することが出来たと思っている。

今、新しい職場に勤務し半年が過ぎ、7か月目に突入。
愚痴がないわけではないが、仕事としてはとても気に入っている。
退職をしたものの、前職の仕事が本当に自分にとって一番好きな仕事だと思っていたのだが、それ以上に好きな仕事、やりがいのある仕事に出会えたことは嬉しい誤算だった。

転職活動をするとき、やりたいことを優先したり、40代での未経験職種は年収は下がってしまうのは「仕方ないこと」と思っていた。
ただ、最初から諦めてしまっては、何も手に入らないと思い直し、まずは欲張ることにした。見極めももちろん肝心だと思うが、欲張ってよかったと思っている。

後、何を優先するかという点は人それぞれだが、個人的には、どんなにストレスがあっても、ある程度「好きなこと」であることは、私の中で優先順位が高いのかもしれないな、と思った。
前職では、管理職であったため残業代がつかなかった。現職では、残業代がつく。でも、だからと言って残業代で稼ごうという気持ちは毛頭なく、出来るだけ定時で終業したい。
どんなに対価が支払われたとしてもその仕事が好きでなければ、それはストレスに繋がるし、ストレスの負荷がかかっているように見えても、好きな仕事であれば、そこまで無理に感じない、と思うからだ。

40代の転職は色々記事にされたり、難しいと言われたりするが、結局は得意なことが好きになっていたり、好きだから得意になっている経験があると思う。それを自分の能力としてどれくらい自覚し、アピールできるのか、その点が鍵なのかな、と思う。

そして、よくネットでは「働かずして収入を得よう」とアピールされることや、「個人事業主として稼ごう!」みたいなことがいわゆる成功例としてピックアップも目立ちますけど、私は属して稼ぐ、ということが好きなんだな、と改めて。
組織に属すことが難しく、会社を立ち上げて、自分の好きなように行うことで輝く人がいるように、組織に属して働くことで輝く人がいる。
小物なのかもしれませんが、私は「労働者」であることが好きなようです。




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