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転職活動記:第九回 二次/最終面接

40代で10年ぶりの転職活動をし始めていよいよ佳境。転職活動スタートからいよいよ二次/最終面接。備忘録として残しています。いわゆるHow Toサイトではありません。だらだら書き連ねているので、転職を考える誰かへのヒント、ちょっとした暇つぶしになれば幸いです。

今までにしたこと
【1か月目】
1)退職届を出して退職日決定(3か月後)
2)転職サイトに登録
3)転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談
4)応募スタート(1か月目)⇒書類選考が通らない
5)改めてキャリアの棚卸し
【2か月目】
1)応募継続⇒一次面接
2)二次面接

一次面接→二次面接へ。私は6社書類通過をし、4社が二次面接に進んだ。これが面白いことに、2社のエージェント、個人で応募の1社とそれぞれで選考が通過し、職種に関しても、現職に近い業界、未経験の業界の2軸が残った。
正直、履歴書や職務経歴書を大幅に変えたわけではないので、改めて行ったキャリアの棚卸しによって、応募する軸を決めたことが功を奏したように思う。転職サイトやコラムなどで、いわゆるミドル世代は書類選考が一番の壁、なんて書かれていたりするが、それはあながち嘘でもない。

新卒以来の適性検査

ところで、応募した業界特有なのか、一次面接通過後、もしくは一次面接前に、もう二度と受けることもないと思っていたSPIに20年ぶりに向き合うことにもなった。学生時代から数学が苦手だったが、その苦手ぶりも健在。果たしてどれくらい採用に影響があるのか疑問ではあるが、ストレスを感じる時、オフの過ごし方、仕事へのスタンス等適性検査の設問にもちょっぴりドキドキしながら正直に答えた。

特に、適性検査には、嘘をついてもわかるので正直に答えましょう、的なことが記載されている。とはいえ、求職をしている身でなかなか仕事に対してマイナスな答えをしづらい部分もある。ただ、無理して入社したところで思うように働けずストレスがたまってしまっては本末転倒でもあるので、そういう意味では前向きながらも正直に答えた。

二次面接は多種多様

オンライン、対面、二対一、一対一、会社によって二次面接は様々だった。
どの企業も、やはり業務内容への理解度を聞かれることが多かったが、面接官からも具体的な業務内容を伝えてもらい、私自身への未来イメージを掴ませるようにも思えた。

他社の応募選考については必ず聞かれる

・他の選考スケジュールかいかがですか
・弊社への入社意欲/志望度はいかがですか

How to サイトにも書かれていることだが、複数に応募していることが前提ではあるし、ましてや私は有給消化中の無職決定未来保持者のため、むしろ一社ずつ応募してたらリスクヘッジの出来ないのんきな人に思われる可能性もある。
選考が同時進行で進んでいることは企業側も承知なため、スケジュールを掘り下げられることも少なくなく、ありがたいことに「内定を出そうと思っているので、本気の志望度を教えて欲しい」とざっくばらんに伝えてくれる企業もあった。

私は、一次面接を受けた直後はある程度志望度に差があったのだが、二次面接後は、良い意味で甲乙付け難く、社風や業務内容でいうとどの企業に入社してもよいなぁと思うくらいだった。
しかしながら、全ての会社に「一番です」というのもなんだかそれはそれで嘘っぽく、定型的ではありながらも本心で
「志望度は非常に高く、入社の意思も高いです。」
と伝えた。

希望年収について

これは、一次面接で聞かれることもあれば、二次面接で聞かれることもあった。
ここは未経験の職種の場合、正直なかなか強気に出れない部分でもある。
かといって「やりたいことのためであれば、給料なんていくらでもいい」という若さとやる気がすべてなわけでもない。40代の転職活動において優先順位が高い人も多いはずだ。
定型でいえば「御社の規定に従います」ではあるが、なんとか下げたくない気持ちを伝えらないかとアドバイザーに相談してみたら「現在と同程度を希望してはいますが、御社の規定に従います」と言ってみてはどうかと伝えられた。
なるほど、程よくがめつくない、笑

結局、面接で年収を交渉することはなかったが、
・出来る限り今の年収以下にしたくない
・月給を下げたくない

という二点はどのキャリアアドバイザーにも素直に伝えた。
それがどれほど影響があったかはわからないが。

二次/最終面接で気を付けたこと

会社と職種に興味・関心を持つこと。ただ、マイナスなことはほどほどに。
スポーツの世界で、大切な試合等で自分が「普段通り」の力を出せるように練習では120%、200%を目指すという話を聞いたりするが、面接も同じように考えるのは脳筋すぎるだろうか。
いわば、面接官ともそこまで大きな年齢差がなくなってきているのが40代の転職活動だと思う。

自分の経験が仕事にどのように活かせると思うか

一次面接が過去の実績などを聞かれるとするならば、二次面接では未来のことを聞かれる面接のように思う。
どの面接も、自分の経験をどのように活かせるか、活かしていきたいかを質問された。
・○○の経験を活かし~▲▲したいです
ありきたりだけど、自分が求めている職種・求められている職種に、何が一番マッチするか、という点をしっかり伝えられればいいのかな、と。

やっていないことを即出来るとは言わない

私も面接をする側になったことがあるが、選考の際「仕事の内容をよく聞かないで出来ます、やれます」と言っていないかどうかを見極める必要があったので、その点は特に気を付けた。
「私の想像の範疇でしかないのですが」とか「伺った内容や自分で調べた知識の上でのお話にはなってしまいますので、現実とはギャップがあるかもしれませんが」と前置きしたうえで、やりがいを感じる、やってみたいとか。

そんな自分を守っているようなやつはダメだ!とにかくやる気を売りにしろ!と評価する会社なのであれば、価値観の違いだろうから、ご縁がなかったとしても仕方がないかなと思いますしね。

逆に経験していることに近ければ、以前にも同じような経験を積んでいるので、前向きに取り組めると思います、と伝えればよいだけですし。

やります!できます!がんばります!が悪いのではなく、それをよしと取るかどうかがご縁の分かれ道なのだと思う。

余談だが、私はSNSの企業アカウントがあまりにもフレンドリーな会社は、おそらく社風が合わないだろうなと思っている。きっと入社後にそういったマーケティングやアプローチは社内に溢れているだろうから、ストレスに感じることは目に見えている。
よく、学生たちのSNSアカウントを企業がみているとか見ていないとか噂されることがあるか、求職者もまたSNSアカウントは確認しているのである。

閑話休題

内定

面接を終え、あとは結果を待つのみ。
内定が出ると、オファー面談の予定が組まれるのである。

オファー面談…初めて知った制度でした。


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