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自転車の通行を妨げる柵 状況を考えない事務的なお役所仕事

 自転車で方々に行くようになって10年以上経つが荒川や江戸川のサイクルロードを通って行くことが多い。信号もなく車もほとんど入って来ないので漕ぐことに専念できるがひとつだけ妨げるものがある。
それは一般道からサイクルロードに入る時にある柵。自転車の速度を抑えるために設置されているようだが設計がいい加減なのかスムーズに通れないものがいくつもある。

一般的なものは狭い間隔で棒が何本か立っている

普段乗っているのは26インチの自転車で標準的な大きさだが半円形の柵ではスムーズに通れることは少ない。

小松川橋から荒川サイクルロードに隣接している土手の道に入る所に
設置されている柵。半径が狭く26インチの自転車でもスムーズには
通れない。この近くの橋はすべてこのタイプで通るのは一苦労だ。
さらに半径が狭いのが同じ荒川サイクルロードの堀切駅近くのもの。


同じ荒川の左岸側の木根川橋近くの柵(手前)は幅広でスムーズに
通れるが奥の方は小松川橋のものと同じで狭い。

多くの所に設置するのだから標準的な形にして量産していると思うのだが設計者は自転車がスムーズに通れるということを考えていないのだろう。お役所仕事にありがちなコストと自分達の都合優先のただやったという内容だ。設置してからだいぶ経っているかもしれないが今は電動の自転車が増えている。一般的なものは車体も普通の自転車より前後を含めて大きくなっているものが多い。さらに小さい子供を乗せている人は子供用の椅子などで幅もさらに広くなっている。
当然だが上記のような柵は降りて押してみても通れない。
時々中で動けず周辺で自転車の渋滞を引き起こすということもある。
コロナ禍で自転車に乗る人が増え電動の自転車の比率も高くなっていることから柵の通る幅を広くしないといけないのだが管理している役所は見てみぬふりだ。改修するには費用もかかるしすべてを点検するにはかなりの時間がかかる。
苦情の声が多くなれば彼らも考えるかもしれないが死亡事故でも起きないと彼らが動くことはないだろう。
一部の道路端にある自転車専用レーンもそうだが役所の無責任な仕事は状況を考えずにただ設置したものが多過ぎる。彼らは何のためにやっているのかという事を理解していないのではないか。
 

江戸川の市川橋の近くの柵。一般的なものよりT字型のものが低いのでペダルが当たって通れない。不良品なのか分からないがこの位置にした目的が理解
できない。  


同じ道をさらに北上。どちらの柵も乗ったままでは通れない。
千葉県ではこの場合は自転車を持ち上げて通れということか。


松戸市の端で武蔵野線とクロスする遊歩道にも半径上の柵があるが
これも堀切にあるものと同じ大きさ。この周辺は電灯が少なく
夜はスマホを見ながらや電気を点けないで自転車に乗る人には
危険な場所だろう。両側が坂道だと速度を落とさせるために
平坦部の真ん中付近に柵を設置する所は多いがここは両側も
坂はなく設置する意味が理解できない。      

 

東京ディズニーランドの駐車場の手前の横断歩道に取り付けられた柵。
去年にはなかったが取り付けた理由は不明。千葉県は狭い歩道など
通行を妨害する障害物が多いが行政はどういう考えで取り付けているの
だろうか。

                   

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