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懐かしくも新しい生き方”農ライフ”本5選

 Withコロナの日々になり、誰もが自分や自分の大切な人の体調を気にして、毎日健康でありたいと願った。そしてその願いは「食」への関心を一気に高めた。毎日の食べ物は安全か。その食はどこからくるのか。今まで気にしていなかった方向に意識が向かい、気がつくと興味関心は「食」から「農」へ向かっていた。
 コロナ禍で家庭菜園や貸し農園を始めた人も多いと思う。都市生活者にとって無縁だった「農」は以前よりちょっと近づいたのだ。それでも農や農業がどのようなものか都会からはなかなか分からないものだ。
 しかし生活の中に「農」を取り入れる ”農ライフ” は不思議なことに今を生きる私たちのQOL(Quality of life=生活の質)を向上させ、生きる力をみなぎらせてくれるのだ。
そんなことを教えてくれた下記の素晴らしい ”農ライフ” 本たちはぜひ農と無縁な非農家、会社員のみなさんに読んでもらいたい。

ビジネスパーソンの新・兼業農家論

未来につながる生き方『コンパクト農ライフ』の提唱者 ”いもっちゃん” こと井本喜久さんの一冊。農業の定義やイメージを吹っ飛ばし、「農」を楽しく、かっこよく、そして稼げる仕事に。その始め方も教えてくれています。

農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩

農業は初期投資がかかり、儲からないの常識を打ち崩したレジェンド脱サラ農家 ”源さん” こと西田栄喜さんの一冊。小さな農地で少量多品目でもしっかり儲けて、しかも幸せな働き方のノウハウを惜しげもなく披露してくれています。

ロジカルな田んぼ

農業ってやはり難しい仕事。美味しいお米が食卓に並ぶのは信じられないような努力と数えきれないほどの試行錯誤と奇跡の賜物だと教えてくれる一冊。日々の食事のありがたみが増します。

農業大国アメリカで広がる「小さな農業」 進化する産直スタイル「CSA」

CSA(Community Supported Agriculture=地域支援型農業)を知っている人は少ないと思うが、食と農がつながる、今こそ考えるべき農業のかたち。都市農業の未来に希望が持てる一冊。

土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技

これも "農ライフ" の派生と捉えられるはずだ。自然とともに歩んできた先人たちの知恵を再認識できるだけでなく、これからの地球の未来のために何をすべきか、過去と未来がつながる一冊。

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