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社会人はつらいよ/230731




先週の木曜日から会社を休んでいる

その日も朝起きて準備をして家を出る直前だった。
私は自分をも騙すのが上手いので身体の反応に全ての答えが出る。

いくつかの危険サインがあって、それは既に前から出ていた。

最後のそれを感じた時に「あ、もうダメだ」と思った。
これ以上やったら後戻りできなくなる、と。

1、全身が痒くなる


アトピー性皮膚炎を持っているけれど、ここ2年はかなり鎮まっていて、時々アトピーであることを忘れるくらいだった。

その分、アトピーというか痒さが出る時がすごくよくわかって、その時はストレス過多であるとわかったのだ。

どれくらいの痒さかと言うと、痒くて起きる

痒くて起きる経験をしたことがある人はわかると思うけど本気でしんどい。
内側から出るものなので全身の皮膚の下に虫が這っているような感覚になって、とにかく痒い。
頭も背中も全部。

そしてとある同じ場所にいつも赤みと皮剥けが起こる。
何をしてもどうしても痒いけれど、薬を飲むと30分ほどで落ち着くのでそれで凌いでいた。

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。

2、呼吸がいつも浅くなる


精神疾患を持っている人って浅くなりがちらしくて、思慮深い人も浅くなりがちらしい。
つまりダブルビンゴ。

なのでいつも深呼吸をしたり、最近はとにかく呼吸法を身体で実験していた。
パニック発作の時もよく効くので、呼吸は大切なんだと思う。

昔、スティーブ・ジョブズの本でZEN/禅にハマって瞑想が好きだった、みたいなのを読んでから「なるほど」と思う部分があって、瞑想というか深呼吸の一環として少し取り入れていた

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。

3、手先が冷える


パニック発作の前触れがこれ。
血の気も引くけど手先がとても冷える。

そうなると自動的に呼吸も浅くなるのでどうにか落ち着ける方法を考えたけれど、まずは一人になる、が最優先となった。

そうなると会社ではできない

ここらへんで「ワイのマインドリセットって公共の場だとできひん」と理解するようになる。

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。


4、目眩がする


目眩というか階段の上り下りができなくなる。

元気な時はホイホイ上り下りができるのに、ストレス過多になったり疲れると手すりが無いとそのまま倒れてしまいそうになる。

ひどいとしっかり捕まってひとつひとつゆっくり降りないと足を踏み外しそうになったりそのまま落ちそうになる。

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。


5、体温調節ができなくなる


暑いのか寒いのかわかんない。

身体はホカホカに感じるのに手先は冷えていたり内臓は冷えている感覚になったり、温めても冷やしてもどちらも効果が上がって下がってしまう

寒いと感じるのに汗が出たり(冷や汗/脂汗)暑いのに震えたり、忙しや。

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。



6、下痢をする


尾籠な話ですが。

もう20年くらい水下痢をしていて、2年前からそれが治っていた。
なんと幸せか。

しかしこれもアトピーと同じストレス過多になると水下痢になるようになって、今回はそれがすごかった。

ま、わかりやすい。

まぁ、ストレス指数が良くないんだろうなとは思っていた。


7、熱発


これもいつも微熱がずっとあるので大丈夫な時は「まぁ熱いしだるいけどいける」となれるんだけど、こういう時になると本気で熱だしだるい。

微熱で365日生きるって地味にダメージがあって、そこに毎日発作が起きたり痒かったり目眩がしてるからそらしんどい。

むしろよく働いていたし立っていたとも思う。

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反省点を考える


10代から夏や梅雨に毎年体調を崩していて、去年も同じ時期に働き始めて1ヶ月で倒れて3ヶ月後に復帰した流れがあった。

なので湿度をとにかく感じないように追い払うようにとにかく健康マニアになっていたけど無理だった。

ただ、去年はもっと意味がわかっていなかったので対策がわからなくて倒れて、ものすごくしんどくて大変で、復活するまでもかなり時間がかかったのでそれを繰り返さないように、と早めにブレーキはかけられた。

つまり、反省点と言われても自覚してできる対策は全部していたと思っている。

なので自覚していない部分に鍵があると思ったので考えたけど、それは以前書いた通り「人が周りにいる」ということ、そして「決められた時間に同じ場所に行かなくてはならない」とか「ずっと同じところにいなくてはならない」「一人になりたい時になれない」など、社会で生きる上での大前提なので、おそらくほとんどの人が大なり小なり抱えていることだ。

つまり本気でわがままとも言える。



だけどそれを伝えたところで「みんなそうだよ笑」と言われるので絶望してしまう。
いやそりゃそうなんだけど、ここまで身体症状が出るほどなんだけどなぁといつも思う。

私の悩みはいつも「みんなそうだよ笑」で終わってしまうので、言う必要がなくなるのだ。
なので後から「言ってよそこまでだったら!」と言われても「いやその時点なら「みんなそうだよ笑」言うやん」となる。
人のそういうところに落胆して40years.

This is Anniversary.

しかし今は昔ほど無理解な周囲ではないので、すぐには言わないけれど言えるようになり、それを受け止めてくれると「はぁ言えてよかったわかってくれてよかった」となりそれだけで少し楽になれる。

なのでこんな「みんなそうだよ笑」教の世の中「保留がこれを言う時はやべえ」と、私自身を見てくれる周りに今回は本気で感謝した。
私も私で相手が私を理解できなくてもどうにか言ってくれているのもわかっている時もある。
だけどその無理解自体にまた傷ついてしまうので、言うのが嫌になっているのだ。

今回は今までと違う


派遣社員なので派遣会社が雇用主となり、つまり先週の木曜から私は直属の上司に何も説明できてない状況になっていた。

今までとは違って派遣会社だけではなく我が社の人事など、複数の人が関わることなので伝えることに躊躇したのだ。

本来なら早く伝えたかった。

派遣会社の方とすぐに面談し、現状を伝えつつも

「私自身は働きたい気持ちはありますが、それは主観なので、会社としての現状や利益を考えた時に冷静な判断をお願いしたいです」

と伝えている。
正直、もうどっちでもいい。

「ですが、私の上司は自分の負担が増えても私を残そうとしてくださるタイプなので、それは望んでいません。
 早く代わりを置いた方が良いと思いますし、これから先も順調に進むとは言い切れないので判断は全部お任せいたします。
 ただ、実際に働いてみて、このスキルの人はすぐには見つからない気はします」

自分を高く見積もった言い方だけど、客観的に考えてもそうだから、そう伝えるしかなかった。

「そうなんです!
 いないんです!そのスキルを持たれた方が!」

間髪入れずに言われたのでやっぱり合っていたらしい。

今日も少し面談して「もう正直に話したい」と伝えた。
今回のことが片付いたとしてもその後順調とは全く言い切れないからだ。


1ヶ月半働いた感想


体力とのチキンレースだな、と途中から思っていた。

何度考えても、業務内容と人間関係には一片の曇りも無く問題が無かったからだ。
これがもう少し緩い業務内容だとしても同じで、とにかく「決められた時間に決められた場所に、苦手な交通手段で毎日通って周りに人が沢山いて、フルタイム働いて」が、身体を壊すほど嫌で仕方ないとやっと認められた。

だけど私なので誰に何を言われても、自分でリミットまでやらないと信じられないし納得できない。
だから身体を壊すのが先か、慣れるのが先か、毎日綱渡りのように生きていた。

「これが一駅、二駅ならまぁ通えたんだろな。
 まだマシだったんだろな。
 でも保留が求める仕事もお金も千葉にはねぇからなぁ」

親友と話していて理解してくれることに心底安心しつつ、よくわからん猟奇殺人も話しながらこんなことを話してもいた。

「みんなそうだよ笑」には騙されるな


「そんなに言うならやっぱみんなそうなのか?」と、元来素直なので自分の身体で確かめるしかなかった。
社会人はたったの2年だから、経験者の言葉を聞いていて自信満々に「みんなそうだよ笑」なら、と、不調に溺れてもマジョリティを取った
本気で素直だ。

みんなそうじゃねえし

みんなじゃなくて私を見ろよ


ということで今回よくわかったこと。

◆本気で他人はアテにならない

◆やっぱり会社員向いてない


がよくわかった。


◆本気で他人はアテにならない

アテにならないのに相談?するの、やっぱ無駄じゃないの…?
別に「大変だねぇ」みたいな言葉はいらないのですが。
むしろ明後日の意見に余計傷つくのですが。


◆やっぱり会社員向いてない

まぁこれは私が悪い。
なぜなら去年から過去のパートナーに「会社員は向いてないよ、諦めた方が良いよ」と言われてきていたからだ。
それも複数。
ていうか全員に。
親友にも。


他人はアテにならんと言いながら、パートナーのような近しい人の意見は頑固なので聞き入れない。
体感しないと納得したくない。
ここはASDぽい。

でも体感したので納得した。
ありがとうみんな。

あとやっぱ、普通に憧れるのよ。

働かない選択肢、ゼロ


ラジオでも話したように仕事をしないという選択肢は無い。
今のところ老後もいらないし余生もいらない。

もう一生分やすんだ

20年もやすんだからいらん


だけど、私自身にとっての程よい働き方というものがやはりあって、それが全く一般的ではなくともしっかりと具体的に理解できた。
そして、ありがたいことに自分の市場評価、価値もよくわかった。

これは今回の会社に入らないと絶対わからなかったこと。

そして、やっぱりアルバイトだろうが派遣だろうが契約だろうが正社員だろうが、私には全部同じに思えていることもよくわかった。
価値を感じない。

そして、正社員になることがどうしても足枷としか思えなかった。
同じ場所に同じ時間に、同じコミュニティで同じ同じ同じ
そう、私は正社員コースだったのだ。

それは価値観の問題で、元々「一生現役」であることを求めている私にとって、もちろん魅力的な正社員の条件が、相反してしまう感覚にもなってしまう。

あと今まで20年間、人間的な生活を送っていないので、ある意味怖いものが無いとも言える。
肩書きみたいな部分での普通でなくなることはもう怖くは無い。
そんなもの、とっくに外れている。
だからその部分で人と比べることは無いのが長所なのか、何も考えていないしそこも人は人、自分は自分。
ここまで来たら比べようが無い。


それよりも、あとはどうするか、だ。


怖いのは人が近くにいつもいること
怖いのは決まった時間に電車に乗らなければならないこと
怖いのは自由でいられないこと



それがここまで身体を壊す原因になっているとやっと納得できた。
我を通す私でも、社会人の先輩でもあるみんなが「みんなそうだよ笑」と言われたら不安になったのだ。

これからどうやって生きていくか、考えなければならない。
ずっとずっとずっと、めんどくさいから理解していても逃げていたことに取り掛からなければならないと痛感した。

沢山迷惑をかけて、罪悪感を沢山抱えて、それで得た「自由でいるための課題」にしっかりと向き合わなければならない。
それが私なりの責任の取り方だ。
ただ謝るなんて誰でもできるし、謝られたところで、だ。

明日、派遣会社と人事と上司が面談するらしい。
私は99%、退職する意向だと派遣会社の方には伝えた。


フタを開けたら


木曜日から仕事に行かなくなって、留まっていた、フタしていたものが溢れたらしい。

お腹も壊す、暑いか寒いかわからないのでとりあえず大きな保冷剤を常時抱える。
上着を脱いだり着たり、靴下を脱いだり穿いたり。
極め付けに胃痛。
これしんどい。

土曜日夜が一番痛くて心細かった。

今も時々痛くて、ずっとシクシクした違和感がある。
そして毎回、病院で検査しても全く問題が無いから、それだけ人間はストレスでこんな症状になるのだと毎回思わされる。

そして最大の謎が、食欲が衰えていないこと。
食べる量は減ったけれど、それでも75%くらいは食べている。
昔なら食欲がすぐに消えていただろうに、食べても食べなくても胃の痛さは同じ。

つまり、胃の機能は問題ないわけで。

慢性疲労症候群、機能性ディスペプシアだと思われるんだけど、両方治療法が無く、医者すら存在を知らないこともあった。
だから、医者すらも治せないと数年前から知っているのだ。

だとしたら自分で治すしかないわけで。

とりあえず少し休みたい。
だけど、休む=何もしないではなくて、好きなことをする、だ。
だからInstagramを更新した時も、昨日のENTJの記事も、その前から胃痛や熱発はあって、それでも狂ったように絵を描いていた。

それをやるだけで救われるとわかった。
あとは何が私を癒してくれるのか、それを探しながら仕事=生き方も考えることに今年は費やすことになりそうだ。

あ、あと瞑想というか深呼吸も。

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