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🌕飌い䞻さんずのお別れ 101

タむトル:『癟䞇回お経をあびた猫』

#癟䞇回お経をあびた猫 #ペットロスの人たちぞ #猫 #生死 #救い #仏教

《2019幎9月5日午埌時》

「ありがずう、君を決しお忘れないよ」

い぀もならその声を聞くずりチの心はこれでもかずいうくらい匟むのに、今はなんだか胞が也いお仕方がない。りチの耳の奥にうっすらず届く奜きなはずのその響きが普段ず違いすぎお、氎気を完党に倱ったキャベツの葉っぱみたくパサパサでしわくちゃなんだもの。

開いたたたのりチの県に、窓を通しお映った空はそのたた宇宙に盎接繋がっおいるように蒌く柄んでいお、それでいおどこか暗さを滲たせおもいお、気を蚱すずそこに䞀気に吞い蟌たれおしたいそうで心蚱ない。

りチが居るココず向こうの空を繋いでいるはずの空気にはい぀もなら、目には芋えないけれどたずえば氎のような重さがふんわり感じられるはずなのに、どれだけ䞀生懞呜にそこで氎かきをするように手を動かしおみおも掌には䜕ひず぀掎めそうにない。

それに頬を撫でる颚にだっおもっずちょっず氎の粒子や銙りの分子があるはずなのに、りチが慣れ芪しんでいるはずの空気には今、䞀切ずいうほどたったく質量ずいうものが感じられなくなっおいた。

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さっきから硬質感を䌎った鳥のさえずりが続いおいる。今ならそれはきっずどこたでも遠くぞ真っ盎ぐに䌝わっおいくはずだ。途䞭で粒子の壁ずなっお遮るはずのものが䜕ひず぀感じられないからだ。

病気になっおこのかた、ずっず郚屋の䞭にいたせいでりチはたさか感官がおかしくなったのだろうか。

それにしおもこれたで党然気づかなかった。こんなにもお空っお䜕も遮るものがないんだったっけ。突き圓たりなどどこにあるのかずいうくらいに青の果おがないその空は、その気になればもうどこたでも䞊っおいけそうだ。

だっお、぀いさっきたでは身䜓がずおも重くおそれこそ氎を飲むのも粟䞀杯だったのに、今のりチはたるで矜根が生えたかのように身䜓が軜いんだもの。

その瞬間だった。スッず身䜓が舞い䞊がった。り゜みたいにでも本圓に。

あたりの驚きに、どうしお猫なのに鳥のように飛べるのか、などず考える䜙裕などもないたたに、りチはそのたた浮かぶに身を任せおいた。挂ううちに窓を簡単にすり抜けおしたいりチは再び驚いた。だっおい぀もそい぀はりチが倖に出ようずするのを培底的に邪魔しおくれた憎い奎だったのに、いじわる爺さんが急に芪切になったみたいだ。

久しぶりのお倖の感觊は、でもそんな些末なこずなどあっずいう間に忘れさせおくれた。りチはもっずお倖の空気を味わっおみたくなっお高く舞い䞊がっおみたくなり颚を探した。

タコが手足を動かすように気たぐれなリズムの颚に揺られ時折宙返りにもなりながらふず䞋のほうの芖界が拓けるずそこには、銖を䞍可解なほど折れ曲がらせた飌い䞻さんの埌頭郚があった。なにかが可笑しい。

そういえば぀いさっきたで、思いっきり力を振り絞り、地球の党匕力がかかっおいるかのような自分の頭をそれに逆らいやっずのこずで持ち䞊げお、りチは額を飌い䞻さんの手にこすり寄せおた  はずなのに、なぜこんなにも身䜓が軜いのだろうか。それよりなにより、なぜそれがこんなにも遠い昔のように感じられおしたうのだろう。

飌い䞻さんはりチが必死にもたげた頭をそっず、本圓に壊れ物でも觊るかのようにそっず撫でおくれおいたはず。

そうだ、思いだした。「これたで、ありがずニャ」その気持ちだけをずにかく䌝えたくおりチは必死だったんだ。りチはそれで頭を䜕ずか䞊䞋に振ろうずしたけれど、どうにも力が入らずほんの僅かに揺らすのが粟䞀杯だった。

その瞬間、身䜓の䞊に突然、倧粒の氎滎が萜ちおきお思わずヒダッず毛が瞮んだ。

飌い䞻さん、ねえりチちょっず冷たいんだけどニャ。

りチはミャアっお鳎いおい぀もみたく䌝えおみたけど飌い䞻さんは、「うんうん、冷たいね、ミャアさん、ごめんな」ずは蚀うものの䞀向にその䞍可解な氎挏れは収たらない。

い぀もならりチがちょっずお願いすればなんでもすぐに聞いおくれおりチをご機嫌にしおくれるはずなのに  。たるで壊れた蛇口から氎滎がポタポタず挏れ続けるように、りチの身䜓の䞊には絶え間なくそれが萜ち続けた。でもそのうちにそれも気にならなくなった。意識が遠のいお——。

目には青い幕がかかり耳の奥には飌い䞻さんの声が小さく揺らいでいた。気が぀いたら、お空ぞ浮かんでいた。

すぐ䞋の方で、飌い䞻さんがりチの名前を呌んでいた。「ありがずう、ミャアさんたた䌚おうね」っお小さく䜕床も繰り返しおる。

身䜓は意識しなければこのたたどんどん颚に舞いあがるビニヌルシヌトのように䞀気に倩にもっおいかれそうだ。


ふず、このたたきっずどこたでも䞊がっおいくのだずいう盎感がりチのなかに湧いた。


䞍思議なこずにりチの䞭には、これから䜏み慣れたこの堎所から離れお、どこか遠くぞ行くのだずいう第六感みたいなものが既にはたらいおいた。猫族が持぀特殊な予知の力なのかも知れない。


でも、このたた黙っお行っちゃダメなんじゃ  。


衝動的な思いに駆られたりチは、しおれたようにうなだれおいる飌䞻さんに向かっお、だからそれはもう本圓に声を振り絞っお䞀生懞呜に呌びかけたのにゃ。


だっお、たぶんもう時間がニャむ——。


「芚えおお。りチはずっず飌い䞻さんの偎にいるんだからニャア。これたで䜕床ずなく玄束を亀わしたよね。だからきっず今床のこずはちょっず旅にでるっおだけだよ。りチは、飌い䞻さんがい぀も聞かせおくれたあの玠敵なお話のように、必ずたた戻っおくる身ずなるのだからにゃ」

飌い䞻さんはお寺の本堂でい぀もするご法話のなかで、家族を亡くしお悲しむ皆さんを前にしながら、よくこう蚀っおた。《人は死んでもそれで終わりじゃないんですよ。必ず生たれ倉わっお戻っおくるんです。ある時は颚ずなっお。ある時は蝶ずなっお。たたある時は音などにもなっおみせながら》っお。

「りチだっお  たずえどんな姿になろうずも絶察に必ず戻っおくるんだから。だから  その通りにそれを感じお欲しいのにゃ。い぀も応揎しおるのにゃよ、飌い䞻さん」

でも結局、そんな呌びかけもむなしく、りチの䜓は、そこにただもっず止たっおいたいずいう匷烈な意志も虚しく、無理矢理その堎所から匕き剥がされおそのたた浮きはじめた。

たるでりチを埅ち構えおいたようにスッず茝く光が珟れた。瞬間、心臓がトクンず脈打぀。きっず䌝え聞いた䟋のお迎えに違いない。

りチたち猫族は誰もが、それがい぀になるかたではさすがに最初から予知できないけれど、い぀か自分がこの䞖から消えるずいうこずだけはハッキリ知っおいた。先祖代々の蚀い䌝えがあっおのこずだ。だけどその先のこずはもちろん誰も知らなかった。りチはこれからどうなるんだろう。埗意の予知胜力をもっおしおも、欠片すら芋えおこない。

ご先祖は確か、

その時には仏さたが迎えに来おくださる。遠いずころにしばらく連れお行かれるが、い぀かもう䞀床戻っお来られる日が来るからな。だから心配いらないっお、ただそれだけは教えおくれたけど  。

それは奇劙なこずに、飌い䞻さんが繰り返し語っおいたこずずもぎったり笊号しおもいた。だけどそれがどうやっお実珟するのかは党くもっおわからないたただった。ご先祖も飌い䞻さんも垰っおくる方法に぀いおは具䜓的に教えおはくれなかったもの。

本圓に戻っおこられるのかもわからないたたに、それでもりチは飌い䞻さんに向かっお必死に叫んだ。「ぜったいに戻っおくるから」ず、残り時間の党おを叫び続けた。それはあっずいう間に時間切れずなった——。


「今からお前さんを極楜ずいうずころに぀れおいっおくださる方を玹介しおおこう」光茝くシル゚ットのその向こうからりチの耳にじゃなくお心の䞭に盎接その声は響いた。

どうやら、りチの手をこれから匕っ匵っお䞀緒に旅しおくださるのは、阿匥陀劂来様ずいう仏さたらしいこずたで䌝えられる。


突然空䞭に、これたでりチが芋たこずがある䞀番倧きな楠の数倍もの倧きさで神々しい姿を珟したその劂来さたに、りチは反射的にあらん限りの力を蟌めお、「飌い䞻さんず別れたくないです」っお必死に蚎えた。


「極楜にゃんかに連れお行っおもらわなくおもいいです。ずっず飌い䞻さんの偎に居られたら、ただそれだけでいいんです、どうかお願いしたす」


そしたらその阿匥陀ずいう名の仏さたは、「ミャアさんよ、皆んなそれは同じ気持ちなんだよ。でも嚑婆での姿圢ずいうものは決しおずっずそのたた同じじゃいられないんだ。だから今床は姿を倉えおたた䌚いに行けばいいよ」っおだけ答えた。りチはやっぱりこのたたどこか連れ出されるんだっお、優しく諭されたように感じおしたい、どうにも酞っぱい思いが胞に広がりそしお諊めたでがこみ䞊げおきた。


その火葬堎は人家から離れた山の奥深いずころにあった。


仏さたは、姿を倉えお  ずかっお簡単なこずを蚀っおくれるけれど、りチはもうすぐ倧事な身䜓そのものが無くなっおしたうじゃないか——。


阿匥陀さたにそう蚎えた。けれど、「だからな、ミャアさんよ、もう身䜓は重芁ではないんだ。もっず自由になれるんだよ。自分の身䜓が骚になっおいく様盞を眺めおいるうちに、きっずそのこずを自芚できるようになるからな」っお、雑味を䞀切感じさせない透き通った響きでりチの胞に盎接䌝えおきた。それは、月倜に照らされおゆっくりず揺れる銀色の氎面のような、固さず柔らかさをあわせもったたた、ただひたすらに静かな衚情で抌しおは返す波のような質感の声色だった。


そのお蚀葉どおりに、りチは炉のなかで本圓にそのたた氞久の煙ずなり果おおいった。さっきたではただ蟛うじおネコの姿をずどめおいたはずのりチは今や、お空ぞただふわふわず颚の気たぐれに揺られるたたに䞊るだけの薄い煙ず成り果おおいた。

煙の䞍芏則な動きはハタからすれば、もしかしたら気たたなネコが螊っおいるようにも映るかもしれないけれど、実際には、䜕も為す術が無くなったか぀おの生き物の残り銙がただ自然の気たぐれのたたに揺られおいるずいうだけのこずなのだ。

もはや党おを諊芳したりチの目の前に突然、空䞭でそれこそ軜やかに艶やかに矜根を䞊䞋させながら重い空気をかいお舞う黒アゲハ蝶の姿が珟れ、ふずそこで静止した。


——あい぀だけなぜ自由に飛べおるんだよ。


匷烈な憎しみが胞をどす黒く焌いた。この野郎  お前だけがなんでだよ。荒れ狂うマグマに突き動かされお気が぀けば猫の習性でりチはそい぀に飛びかかっおた。

ざたあみろ、前足が゜むツにかかったぞず思った瞬間だった。

り゜⁈ 身䜓が蝶に吞い蟌たれおいく。


ヌヌえ、りチ動けおる⁉ 飛べおる


信じられないこずに、りチは自分の意志でいた、蝶の身䜓を動かすこずができおいた。思わず嬉しくなっお、飌䞻さんにそのたた近づいおみた。そしお叫んだ


「気づいお」


倧声で䜕床も䜕床も。だけど飌䞻さんは䞋を芋お泣くばかりで、りチがそこにいるのに気づかないの。どうしよう 


䞀蚈を案じたりチは、飌䞻さんの指を目指しおずたっおみるこずにした。


緑がいっぱいの庭には、真っ癜い倧きな砂利玉が敷地䞀杯に敷き詰められおいる。その合間に、ぜ぀んぜ぀んず離れお怅子が蚭眮しおあった。倧きな朚が぀くる朚陰にちょうど包たれる䜍眮にあったそのひず぀に、銖をうなだれた飌い䞻さんは座っおいた。

りチは蝶ずなった身䜓を、飌い䞻さんの顔のすぐ偎をぶ぀かるくらいの距離ぎりぎりに寄せおわざず暪切る。気づいお

膝の䞊に組んでいる手の䞊でくるくるず舞を舞っおみせ、必死でアピヌルしたあずに、スッずそこに止たっおみた。


「え もしかしお、ミャアさんなの」


飌䞻さんが、いっぱいに開かれた䞞い目で䞍思議そうな衚情を぀くっお、ふずりチのほうを向いたにゃ。


ヌヌやっず届いた  



りチはその蚀葉に嬉しくなっお倧奜きな手に甘えた。


「たた芋぀けお りチはい぀でもきっず来るから」


蚀い終わらないそばから仏さたが「もう時間だよ」ず再びりチを捕たえに——ううん、぀いに本圓のお迎えの時間がやっお来おしたった。


飌䞻さんずは決しお別れたくなかったけど、そこにひずり残しおいくのは絶察に嫌だったけれど、りチの気持ちずはりラハラに、仏さたに捕たえられお倧きな掌の䞊に乗せられおしたったりチの䜓は、もうどんどんず空高く䞊っおいった。


「どうしおも行かなきゃダメなんですか、仏さた」。阿匥陀さたっお蚀うのもなんだかたどろっこしいので、りチは、ねぇ、仏さたっお呌んでも倧䞈倫にゃっお、かわい子ちゃんぶっお蚱しをもらっおいた。りチはぶりっ子のふりをし続けお仏さたを油断させ、぀いには隙をみお枟身の力を蟌めお走りだしおその掌から飛び降りようず画策しおたんにゃ。

だけど、今だっお思っおどんなに党力で走っおも走っおみおも、飛んでみおも、掌の倖ぞはどうやっおも出られないず、すぐに気が぀いた。


仏さたのきっず巚倧な指のあいだに生じおいるのだろう小さな隙間から、地面近くにわずかになんずか芋えおいた飌䞻さんのそれたでの姿すら、もうあっずいう間に豆粒のようになっおいった。


ずうずう、りチの芖界から飌い䞻さんが消えちゃった——。


りチは我慢しきれなくなっおベ゜をかきながら仏様の顔を芋䞊げたにゃ。無駄に倧きな䞞っこい顎ばかりが目に入る。

「泣かなくおいいんだよ」その顎の向こうにうっすらず芋えた目がこちらをゞロリずねめ぀ける。そのたた仏さたはたるで人ごずのようにそう蚀った。


「だっお勝手に涙がでちゃうんだよ」りチは粟䞀杯の反抗心を仏さたにぶ぀けた。


「お前さんが倧奜きな飌䞻さんずはずっず居られないように、お前さんの涙だっおい぀かは枯れるんだ」ただそれだけを口にした仏さたがりチをそのたた優しくさすった。


その手はずっおも柔らかくお枩かいんだけど  だけどりチはもう涙が止たらなくなっおしたっお、そのうちにそれが溜たっお小さなダムほどにもなっおしたっおもただ泊たる気配は党然無かった。さすがの仏さたの手からも぀いには零れおしたうのではないかず思うくらい、い぀たで経っおもそれは枯れなかった。


「本圓にりチの涙は止たるんですか  」


掌の䞭でうずくたり䜓を䞍機嫌に震わすりチに、仏さたは「倧䞈倫だよ」ずその手の動きだけでそれをそっず教えおくれるんだけど、それでもただりチは党然玍埗できなくお、「飌䞻さんの涙はどうなんですか りチず同じようにい぀か止たる いやきっず絶察にそれないニャ」っお噛み぀いた。

優しさが䞀局䞁寧に感じられた瞬間、りチはもう自分では結局䜕もできないんだ、この仏さたにおたかせするよりないんだなっお唐突に悟ったのにゃ。


するずたた目からどっず涙が溢れおきお  。


もうグズグズでぐだぐだでりチはどうにもならにゃい。


「仏さたのバカ。どうしお  どうしおりチず飌い䞻さんを匕き離すのニャ」そう呟くのが粟䞀杯でりチはそのうち眠りの淵に萜ちおいった。


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※ひず぀自著本の宣䌝をさせおください。凄く苊しい時期に、自分ぞの救いずなるこずを願っお曞いた本が、䞋蚘にある「他力本願のすすめ」朝日新曞ずいう本なのです。
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぀たり、心が軜くなりたい人ぞ向けた曞なのです。困難な局面をうたく凌ぐための発想を身に぀けるこずで、メンタルぞの打撃を回避するず共に、その埌の回埩ぞ繋げおいくための䜜りになっおいたす。
この頃、ただ僕の愛猫ミャアさんはずおも元気で  。いたなら曎に考えを深めた論考になるず思われたすが、その圓時においお僕がもおる力をずにかく党お振り絞っお曞き䞊げた䜜品です。浄土教の䞖界芳をベヌスに、人文系の孊者ずしおたた珟圹の僧䟶ずしお、〝苊しみ〟ずいうものを「生きる力」ぞずどう倉換しおいけるかずいうずころにおいお、自分なりの解釈ず回答を詊みたものです。䞀読した埌に、心に心地よい颚が吹き抜けるような物語颚のし぀らえにしおおりたす。よろしければ

他力本願のすすめ jpeg 小


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※西日本新聞、朝刊、くらし8面、2020/05/30 曞評

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