人は無理に変わらなくとも救われるのだニャア
青山ゆみこしゃんの『ほんのちょっと当事者』、には裏テーマがある気がしてにゃらにゃい。
読後、強くそのようなことを感じたのにゃ。
いわゆる「当事者の本」の場合、その多くはあらぬ批判にさらされることが多い。
『ほんのちょっと当事者』はそういう意味でも立ち位置がちょっとというかかなり異なっている。極めて共感的な感想が多いという点で。
批判を大いに受けた当事者本としては、たとえばその当時かなり動いた——八万部ほど売れた『高学歴ワーキングプア』(光文社新書)というものがあるのにゃ。