大陸に領土があるけど、首都は島にある国-あるいは地理についての思い違いー

 筑摩選書の「メソポタミアとインダスのあいだ」という本を読んでいます。メソポタミア文明とインダス文明の間に存在した陸路のイラン高原、海路のペルシャ湾に存在した文明について論じた本です。
 メソポタミアとインダス文明の地域を結ぶ海路に位置した重要な港であるディルムンは現在のバーレーンにあったと考えられています。

 それで本の趣旨とは関係ないのですが「バーレーンか、首都が島にあるんだよね。大陸に領土があるのに首都が島にある国って、あとデンマークと赤道ギニアと他にあるのかな?」と思って検索してみますと、意外や意外、バーレーンって完全な島国ではないですか。頭の中でカタールと合体していたのか、狭いペルシャ湾の中に島国があるとは思っていなかったのか、とにかくバーレーンにはアラビア半島にも領土があると思い違いをしておりました。

 この記事の本筋はこれだけなんですが、最初に疑問に思って検索した内容について。
 大陸に領土をもっているのに首都が島にある国は、デンマークと赤道ギニアの2か国、それと海外領土も含めるならジブラルタルを領有するイギリスも含まれて3か国ということのようです。やはり世界的にも珍しいんですね。
 過去を含めるとフランスに領土を持っていた時代のイングランドとか、ヴェネト地方領有後のヴェネチアとか、朝鮮半島を領有していた日本とか色々出てきますけど。
 アレクサンドロス大王に本土との間の海峡を埋め立てられて敗れたティルスとか、東アフリカで交易で栄えたザンジバルとかは対岸に領土があったのかまた調べないといけないでしょうか。

 ちょっとした覚書程度の記事でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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