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ジュラシック大恐竜展に行ってきました。

 名古屋市の金山駅近く、旧ボストン美術館で開催中の「ジュラシック大恐竜展」に行ってきました。久しぶりの恐竜展で胸が躍りますが、博物館の企画展ではなく「恐竜イベント」なので化石の点数はどうかなという不安も少々。子どもたちが学校でもらってきたチラシには、主役となる化石2点の他にはジオラマに配された恐竜ロボットがあったので、最悪化石は2点でロボットがメインかもという覚悟の上で入場しました。

 入場すると、恐竜の頭骨のコレクションがずらり。お、これは期待できるかも。

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 アリオラムスは岡崎二郎氏の漫画「国立博物館物語」で何度も登場した肉食恐竜ですね。これだけでも元は取ったという気になります。

 頭骨コレクションの次は恐竜展示の序盤としては定番の、発掘状況の再現。発掘に使う道具などが並ぶ後ろの壁面には、化石のでき方についての解説など。そして箱詰めされた足跡化石や卵化石、糞化石。
 うんうん、化石のでき方・化石のバラエティ・発掘とコンパクトに見せる良い展示だと思います。

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 noteの仕様では、本文とは別に、写真にキャプションってつけれないのかな?後でまた調べてみます。

 ラプトレックスというティラノサウルス科の小さめな頭骨でワンクッション置いて、次の部屋に入ったところで・・・、

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 どーん!
 ティラノサウルスのパネル状骨格!説明書きを見ると、あの「スタン」という個体名のついた骨格ですよ。知ってる子に会えたという嬉しさもありますが、ブラックヒルズ研究所の係わった標本にはちょっともの悲しさも覚えたり。

 「スタン」の横にはティラノサウルスの頭骨とアロサウルスの頭骨、ティラノサウルスの足とアロサウルスの足が並べてあって比較できるようになっていました。展示意図が明確なのは良いですね。足にある3本の骨のうち、中央の骨が細くなっているのがティラノサウルス科の特徴なんだよ、などと子どもに知ったかぶることができるので。

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 次の部屋への繋ぎは、始祖鳥・羽毛恐竜・翼竜など。恐竜から鳥への進化の展示というにはプシッタコサウルスの化石もあるけれど、はて?

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 ベルリン標本、何度見ても美しい・・・。

 パーテーションをまわって次の展示室へ。

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 どーん!(2回目)
 今回の主役、北海道で全身骨格が発見された新属新種、カムイサウルス。大きい!僕の子どもの頃には、日本では恐竜は出てこないと言われていたのだがなあ。
 壁のまわりにも多くの解説パネル。モニターでは小林快次先生が解説しておられます。
 写真を撮りまくって次の展示へ。

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 どーん!(3回目)
 最大のティラノサウルス標本、「スコッティ」です。大きい!腹肋骨がちゃんと復元されているせいで、体のボリューム感がよくわかります。
 豊橋自然史博物館で常設展示されている「MOR555」標本は腹肋骨がなくてスマートに見えるんですが、それを考えにいれてもこちらの方がかなり重厚な感じがするように思えました。

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 大迫力!

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 腹肋骨のおかげでシルエットがよくわかります。

 5階の化石展示はここまで。5階の会場外にシアタールームがあって映像展示があったのですが、人が多かったためここは見送り。4階のジオラマとロボットによる展示、3階のミュージアムショップを家族と共に楽しんでまいりました。
 店員さんに聞かなかったけど、図録らしきものがショップで見当たらなかったのが残念。

 予想以上に充実した展示で、久しぶりに「古生物成分」を補充できたという気分です。近いうちにこの記事にのせた以外の写真もアップしたいと思います。

【追記】写真編もアップしました。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。

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