凄い学名のモササウルス類新種
取り合えずこちらの記事のタイトルです。
クジラか?サメか?と問われても、モササウルス類はモササウルス類だろと、思ってしまいそうになるのですが、古生物に関心の無い人にはモササウルスと言ってもピンとこないだろう、ということに思いが至らなくなると「悪いオタク」に片足突っ込んじゃってるのかもしれない、などと自省したりもします。でも「クジラか?サメか?」かぁ・・・。「海の恐竜」がまだマシに思えるような・・・。
で、この記事で取り上げられているモササウルス類新種がヨルムンガンド・ウォルハラエンシス。北欧神話はあまり詳しくないんですけど、ヨルムンガンドが神話に登場するとてつもない大蛇であることくらいは知ってます。種小名のウォルハラエンシスは発掘地であるノースダコタ州ウォルハラに因むとのことですが、綴りを見る感じウォルハラはヴァルハラのことみたいです。ドイツ語だと「Walhalla」英語だと「valhalla」なんでドイツ語で綴って英語式に読むとウォルハラになるみたいですね。
一応英語でググって出てきたサイトを翻訳にかけると「ノースダコタ州ヴァルハラは 1845 年にセント ジョセフとして設立されましたが、1871 年にヴァルハラに改名されました。これは、北欧神話に登場する戦死した戦士の天上の故郷、ヴァルハラの別の綴りです。この地域の美しさのため、誰かが地元住民にこの名前を提案しました」と出てきました。
北欧神話に因む地名の場所から出てきたから、北欧神話の怪物の名前を付けた、と。わかりやすいと言えばわかりやすいです。神話の神々や怪物から名前を取った古生物なら既にケツァルコアトルス(翼竜・アステカ神話の神ケツァルコアトルに因む)とかいるんで、大騒ぎすることではないのかもしれません。また地元である名古屋市にも「極楽」という町名があるんで「ヴァルハラ」があっても大騒ぎすることではないのかもしれません。
北欧神話=厨二病的という決めつけも、北欧神話のお好きな方には怒られてしまうかもしれません。でもやっぱり「ヴァルハラという場所から発掘されたモササウルス類に、ヨルムンガンドと名付けられました」というニュースにはちょっと興奮してしまったのでした。
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