妊娠したならやったほうがいい「ミキ活」

「ミキ活」って、勝手に名付けたんですけども。
妊娠したよーって方は、ぜひ、「ミキ」を食べてほしいなあ。
乳酸発酵食品の一つ。奄美に伝わる伝統食。

妊婦さんに何故、乳酸発酵食品を勧めたいのか。
というと。

赤ちゃんの菌活にもなるからです。

人間はその生命活動のかなりの部分を菌に支えられてます。
腸内環境、皮膚がメインです。
が、その他にもいます。
皮膚に住んでいる菌たちは、外界からの悪者の侵入を防いでくれる。
腸内の細菌たちも、免疫力に大きな影響を及ぼすほか、セロトニンやドパミンの分泌に関わっていたり、ビタミンB12を作ってくれたり。
特に免疫力と、感情に関わるホルモン分泌。
これ、昨今の赤ちゃん問題にとってすごく大きなものだと思う。免疫力はアレルギーと、セロトニンやドパミンは発達障害と関連する。

では赤ちゃんはどうやって、その菌を得るのだろう??

まず、産道を通ってくる時、お母さんの体内の乳酸菌たちは子宮や膣に集まってくるんですって。そして、赤ちゃんの皮膚はお母さんの常在菌に包まれて出てくる。(なので本来は産湯は本当にお湯。石鹸や消毒はしないほうが良さそう)
そして初乳を飲む。この中にも大量のグロブリンと共にビフィズス菌が住んでいるそうな。

ということは、お母さんの常在菌の状態が、赤ちゃんの菌の状態にほぼイコールになる。
つまり、赤ちゃんの免疫力やメンタルの状態はお母さんの常在菌の状態に影響される。

妊娠したら菌活したほうが良いでしょ?

そして。
なぜミキなのか。

乳酸菌増やしたいならヨーグルト食べればいいじゃん。
でも、ヨーグルトは腹が冷えるし体も冷えるし、原料の牛乳の質が気になるんだよな……。
これが正直な気持ち。

そして、私はせっかく妊娠中にミキを知ったけど、始められませんでした。もったいない。

ミキは、お米とさつまいもでできてます。(どんぐりとかのもある)
発酵するための菌は、先代のミキだったり、作る人の常在菌だったり、そのお家の空気中にあるものだったり。
「先代のミキ」のものが一番多いので、「誰から教えてもらうか」が重要にはなるのかな。
その人の気が悪いといいミキができないのも頷ける。

原料がお米とお芋なので、ここを自分で、綺麗なものを選べば、体に優しいミキができる。
お米とお芋なので、薬膳的に体を冷やすものではないし、常温で食べられるのでお腹も冷えない。
お米とお芋なので、わざわざ甘味を加えなくてもいい(これは人によるか)。

ヨーグルトよりいいじゃん。

自分で作るのは面倒ではあるけれど。

産んでしまってからミキ活を始めたのは、
まだ間に合うから。

帝王切開だから、産道を通る時に菌を分けてあげられなかったし、初乳もあげられたかどうか怪しい。
すごく残念な気持ちだった。
けど、3歳までに入れ込んであげればマシみたい。
まだ諦めるには早い。
逆に、3歳を過ぎたらなかなか定着しないらしい。

だから今。

そして、まだ今から産む人、今から妊娠したい人。
ぜひ。


ただし、作り方からすると、ミキは嫌気性菌が含まれない可能性が高いので、嫌気性乳酸菌やビフィズス菌は別で摂る必要があると思います。
これは初乳で受け継ぐもの。
だから、ビオフェルミンRとかビフィズス菌入りのヨーグルトやサプリも使ってお母さんがまず獲得しておいて。
初乳を絶対飲ませて。
もしくは、生まれてからそこを別で意識して摂らせてあげるといいんじゃないかな。

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