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そうさくしゅうかい所

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そうさく八百万の神が集う集会所。 ここにはありとあらゆる「創作」が集まっています。 あなたの心のままに手に取ってご覧ください。
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2021年6月の記事一覧

わたしはとても雨がすき

ちとん ちとん 雨の日は もう出ておいでと 声がする ぱしゃん ぱしゃん 雨の上 歩いて…

Tokko
3年前
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彩り繋いで私になる[イシノアサミ✖️cofumiコラボ]−詩−

ブルーのボタン ブルーのビーズ ブルーが好きだった あの頃 それは 心の色 それは 淋し…

笑って 泣いて ぜんぶ自分になる

笑って 泣いて ぜんぶ自分になる。 4年前の作品です。 ボタンやビーズや小さいもの。 描…

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🗼昭和っぽい情景の絵💖🎨「梅雨に咲く花💛🍀」

🗼💖🎨🗼💖🎨🗼💖🎨🗼💖🎨🗼💖🎨 アクリル画 「梅雨に咲く花💛🍀」 梅雨に 咲く花 傘の…

夕雪さん作「この胸(以下省略)」に歌詞を付けてみた🎙🎵

ここ最近、朗読したり、スタエフライブ朗読したりして、楽しませて頂いている夕雪先生の「この…

水と田圃と夕陽

colon
3年前
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貴方が美しいということ【SF恋愛小説①】

 僕は一瞬で激しく心を奪われた。  珊瑚礁の海のような、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳に。  青い光に満たされた空間の中で、取り囲むように揺らめく海百合を背景に立つ彼女は、ベージュのジーンズと白いシャツという簡素な服装だった。  それでも、無造作に束ねた長い亜麻色の髪、ほっそりした手足と、細くて優美な首から肩の線、均衡のとれた目鼻立ちは……ただ立っているだけで眩しく輝いて見えた。生まれて十六年目で、こんな綺麗な人を初めて見た。 「初めまして。ミキ・アヅマと申します。あなた

貴方が美しいということ【SF恋愛小説②】

 毎週水曜日は、放課後に彼女のところへ行ける。  僕はそれ以外の日々を惰性で過ごした。学…

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貴方が美しいということ【SF恋愛小説③】

 父は、自宅に帰るなり僕を居間に呼びつけた。母はまだ仕事から戻っていない。お互い自宅に居…

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貴方が美しいということ【SF恋愛小説④】

 拐われるようにして、半ば無理矢理、留学させられた僕が、何とか監視を掻い潜って、再びネオ…

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貴方が美しいということ【SF恋愛小説⑤(最終話)】

 室内は暗い。彼は照明のスイッチを入れる。僕の喉がヒュッと鳴る。  ライトアップされ、暗…

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夢みる猫は、しっぽで笑う【起】

※この作品は、拝啓 あんこぼーろ様と闇夜のカラスとの共同四部作(※予定) プロジェクト【起…

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夢見る猫は、しっぽで笑う。(承)

この作品は、 イシノアサミさん(絵) 闇夜のカラスさん(小説) 拝啓あんこぼーろ(小説) 3…

夢みる猫は、しっぽで笑う【転】

※この作品は、拝啓 あんこぼーろ様と闇夜のカラスとの共同四部作(※予定) プロジェクト【起承転結】の【転】です。 闇夜のカラス→【起】&【転】担当 拝啓あんこぼーろ→【承】&【結】担当 ……ぶくぶくぼこ……ぶくぼここここ……  駅前のホームセンターの入り口にある大きな水槽を覗き込むと、目の前を金色の小さな魚が泳ぎ過ぎる。ヒラヒラリと閃く魚達と、立ち昇る銀色の泡の向こう、水槽の水を透かして鮮やかに煌めくクリスマスツリーが見える。  学童からの帰り道、冬場は夕方でも、辺り