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土に触れると

大袈裟ではなく魂が和らぐ。ベランダのプランター栽培という規模ですら、些細な雑草を抜いているだけで心が安らぐ。

どこか不調で、何かが滞っていると、水やりができなくなる。当然植物は弱る。悲惨だ。

一方で地植えの植物はたくましい。雨なんか降らなくとも立派に生い茂っている。

高校時代の友人に一人、プロ農家がいる。彼の言葉を聞いていると常に腹を括っていて爽快だ。その切れ味が素晴らしい。

寝食を忘れて精進するということは、徹底することである。とにかく夢中になるということ。土に触れているとそんなことを考える。

泥だらけになる機会はなかなか貴重になってしまったが、それでもやはり清々しい。

適度な疲れと旨い鮮度抜群な野菜。優れた週末である。土に触れる機会は大切にしたい。

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