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どこまでも全力な君に恋をした。

素晴らしいという言葉から始めようと思う。清々しくて晴れ晴れとしている。軽妙で軽快で文字通り心が弾む。常に弾み続けている。

いつでも新鮮でいて、その度に新しい発見と喜びに満ち溢れる。心が震える。魂が轟く。

何だってやってみようと思える。無限のエネルギー源で生命の貯蔵庫。最大最強パワー。

驚きと意外性。正義の推進力。圧倒的な意志と行動力。知らないことに対する敬愛の態度。

成長への貪欲な姿勢。透徹したセンス。信じられないほどの粘り強さ。思い切りの良さ。

不安をいつでも飲み込み乗り越える精神。決して完璧ではなくてそれでも挑戦を続ける。

次に何を始めるのか未知数で楽しみで仕方がない。永遠の謎でいて尚且つ魅惑的な存在。

包括的な魂の揺りかご。不可能を優しく超越して行く確信。憧れが現実化する。

葉隠曰く、一生忍ぶ恋が身の丈が高いと言えども

新潮文庫から出ている三島由紀夫「葉隠入門」では、一生を堪え忍ぶ恋こそが、最も至上であると記述されている。

恋心を打ち明け獲得していくという現代の価値観とは全く違うが、一方で私の20代の方針に多大な影響を与えていた。

指針のない世の中で、武士道という美徳に生きることも是であったが、学生の頃より6年忍んだ。江戸時代に貫くよりも現代の情報化が進む世界では、きっとそれは異質なことであった。

自らの生き方を変えるとは、勇気がいることである。書物に生きていた自分が、蛮勇を奮って身の丈を越えて行く。

溢れ出した想いは、ついに伝えることに決めた。

それはそれはとんでもなく緊張した。

命を懸ける決意で、前日には川崎市の全7区をツールド川崎と称し豪雨の中走って気合いを入れて、覚悟を決めた。

岡本太郎の父、岡本一平は、後の妻かの子にどうしても会いたくて台風の中、増水している多摩川を泳いで渡ったという逸話がある。その心境が痛いほど分かる。

玉砕したらアイスランドかキューバに旅立つつもりだった。どちらの国も言葉に対する矜持が頗る高く、必ず訪れたい土地だ。後日、君は一緒に来てくれると言ってくれた。跳び跳ねるほど嬉しかった。

写真の先に見つめる君へ。

全ての可能性と栄光の先へ。

その自由自在な旅路に万全なる後押しと最大なる敬意を込めて。

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