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Judgement sunday | daily

元検事という経歴に驚かれがちなDJとして有名なJudge Julesですが、未だにDJやってることに驚きます。DJは定年のない仕事としても知られておりますが、名が通るほどにきっと、あの曲をかけるんだろうなみたいな期待が先行してつらいんではないだろうかという心配をしてしまいます。とはいえ、曲がりなりにもキュレーターという側面を持つ以上は常に意外性と新鮮さを持って臨んで欲しいと思うところであります。

さて、ここ数ヶ月世間の動向を把握するにはSNSではダメだ、ニュースを見ねばならない、という方針転換をして我慢しつつタブレットでニュースを見ているのですが、人出が減れば減ったで危機だと騒ぎ、非常事態宣言が解除された週末、気の緩みが見られますということで人が出かけるのを叩くみたいなのを見るとそりゃあ気も狂うわ、という気づきを得ました。あらゆる局面においてダブル・バインドになるような報道をするわけで、こんな環境において正常でいる方が無理だろうと思うわけです。まあ定番のメディア批判は聞き飽きていると思うのでこれ以上は言いませんが。

5月から6月になったからといって人体の組成の何が変わるわけではないのですが、年度末、月末、年末、その翌日以降人は行動を変えようという決意を新たにします。行動マネジメントにおいては、決意を新たにすることほど意味のないことはないと言われておりますが、まあそれでも人は一番コストのかからない、決意を新たにするということをやめないわけです。

しかし、効果がないのは行動の変容に繋がりにくいというせいなので、生活様式の変化が伴えば当然、意欲を新たにすることには劇的な効果があることが期待できるわけです。世の中に変化をもたらすのは常に行動です。何かをしない、しなくなる、というのもまた行動です。

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