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昏倒 | daily

ここ数ヶ月不調だという話をしておりますが本日は人生で初めて昏倒というものを体験しました。目眩がして倒れること、と辞書にありますが、見ていた家族からはバターンと倒れたので何かと思ったとのことでした。太陽が眩しすぎたので、みたいな理由も特にないですしどうやら本当に不調なようです。加齢のせいでしょうか。血圧が低いというのもありそろそろちゃんと検査をしたほうがいいのかもしれません。

さて、各種Go toキャンペーンにより街に人が戻ってきましたが、休日の昼間の公園もけっこうな賑わいで、気候がいいというのもあいまって、かつてのような光景に思わず涙ぐんでしまうところでした。米国大統領も感染していることですし、ウイルスには差別も国境もないというのは冗談ではなく、とはいえ治療が受けられるのかどうかというところでは大きな差が出てくるということなのでしょう。なにはともあれ健康というのは大事だということを身を以て感じているところなので、他人事とは思えません。

季節の変わり目には気が狂いやすくなると昔から言われており、身体の調節機能が上手く働かないというのが一因だとは思うのですが、気候の変動は何万年もあるわけで、いい加減適応しておいて欲しかったと思います。植物や動物が季節ごとに毛が抜けたり生えたりするように、花を咲かせ実を結ぶように、人間にも季節要因でもっと身体的な特徴が出ていたらまた違った文明が築かれていたかもしれません。装束やメイクといったものも異なっていたかもしれませんし、そういう意味では繁殖期を隠すようになってきたというのはそれだけコミュニケーションに問題があったということなのでしょう。

昏倒していた時間は数秒程度らしいですが、意識というのは本当に電源を落とすように失くなるものだということを体験してみて感心しました。緩やかに意識が遠のいていくというような描写は幻想で、パッと消えてしまうもののようで、そんな薄い意識に支えられて生きているのかと思うと危機感を覚えます。

温泉にでも浸かってのんびりと養生したいものです。

本の紹介です

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