心と体にいいこと #042

自分探しって・・しんどいかな？

さてさて・・・、
今さら「自分探し」「なりたい自分」って
言われてもねぇ～というあるある会話。
私も色々な（ご年配）方々と話す中で、
そんな話題になっていることがあります。
若輩の私からは失礼な発言ですが、
『人生・・まだまだこれからでしょ』って
切り返したりしています。

自分がどう生きていたいか・・・を
イメージする上で,
「今さら」とか「こんな歳になってから」
なんてことはありませんよ。
60代になってから水泳を始めて、
「これだけ泳げるようになったよ」
「前よりも元気になったみたい」
という方も珍しくはありません。

そう言うと「その人は特別」と言って
『自分とは次元の違う人だ！』
『そんな話は自分には当てはまらない』
という展開になりがちです。
また別の日に、
「これからどんな風に過ごしたい？」
「今、一番してみたいことは？」なんて
話をしたりもします。

自分自身がそうなんですが、
「自分」を理屈で突き詰めていくと、
その達成手段や道のりと、自分の顕在能力を
セットにして比較しながら、思いを巡らします。
楽観的・積極的な方の場合は、
「これはこれで面白いんじゃない！？」
といって、すぐに歩みを進めていきます。
慎重派・消極派な方は、
「自分には絶対無理じゃん！」と
自己否定・悲観してしまい、
「なりたい自分を考えるだけ無駄！」
とまでなってしまいます。
私も、慎重・臆病タイプですので、
その一歩を踏み出せない気持ちは、
よくわかります。
できることなら、理詰めで考えず、
自分を変えられるといいのですが・・。

とはいえ、『なりたい自分』イメージを
しっかりと意識することはできます。
そうすることで、自分の「関心」が、
見えてきます。
ものごとの優先順位がつけられます。
いい意味で色々な人やモノゴト、情報が
引っ掛かりはじめます。
それを続けていくうちに、
自分にとって本当に必要な情報や、
人のネットワークができていきます。
増えたり削られたりしながらね・・。

普段なら思い浮かばないような人が、
あの人に相談してみよう！と
ピン！とくるかもしれませんよ。
あるいは、何の関係の無さそうな人から、
「最近どう！元気か？」と
音信があるかもしれませんよ。そんな時に
「この人は自分に関係ないな～」と思いつつ、
「今こんなこと考えてるんだぁ～」と、
ちらっと話してみると、
「それなら○○さんと話をしてみたら？」と
話が展開していくかもしれませんよ。

それが「運命」とか「チャンスは向こうから」
ということなんだと思っています。

私たちが、自覚している能力や経験は、
絶対的なモノではないのです。
自分が決めつけた思い込み、先入観、
勘違い、思い違いなんです。
そこに気が付くと、結構人生観が変わりますよ。

といいつつ、今一つ変わっていけない自分が、
まさに・・ここに・・います。