見出し画像

スパイスクラブ

クラブと呼ばれたり倶楽部と呼ばれたりするが、英語の club の語源は cleave からきているらしく「執着」する「団結」するという意味からきているといわれている。団結していたり、固まっている様がゴルフクラブの先端にも似ていることからクラブとつけられたともいわれている。日本では当初「苦楽部」と書かれていたが倶(とも)に楽しんでいく倶楽部が後々使われるようにあったのだとか。

クラブハウスサンドイッチにクラブソーダなど団体とは別のクラブも多々ある中で「スパイスクラブ」なるものがあっても楽しんではないかと思い、倶にスパイスに執着している仲間を募って定期的に料理を作っていく会を「スパイスクラブ」と名付け、先日第一回目のクラブ活動を行ってみた。料理が好きな人が集って勝手に料理を作っていく活動が個人的に好きで、人が作っているのを見るのも、共同して一緒に料理を作っていくのも刺激的でとても面白い。「スパイス」と「料理」が好きで料理を生業にしている人が集い、それぞれの自慢の食材や調味料、調理方法を題材に料理を作っていく、定期的に作るのでその時々の季節や旬が楽しめる。楽しく料理をしているとそれぞれの料理人の刺激にもなり、それらはきっと周りの人々への刺激にもなっていくのであろう。

料理を生業しにしている人々がスパイスというレンズを通してどのように世界を見ているのか、そしてスパイスというツールを使ってどのように世界を表現しているのか。

スパイスを学べる講座などで私は「スパイスは自由だ」とずっと言い続けているが、私は幼い頃、船長になってみたい時期があったり、イルカの世話係りがしたい時期があったりしたが、スパイスというもの扱うようになり、それらを知れば知るほど自由に何とでも一緒になれるし、表現もできるような気がしている。

世界や歴史をスパイスを通して学べることもあるように、身近な世界や好きなものをスパイスを通して伝えることができる。大好きな農家、調味料、土地、器、人、空間、絵、香り、時間、形、世界観に料理をスパイスを通して表現をしていく。好きな食材を持ち寄ってスパイスを使って料理をするだけで様々なものが表現されていくような気がするし、スパイスを通して知れる新たな世界やものをスパイスクラブを通して知ることや体験できると思うと第二回スパイスクラブを早く開きたくなる。

スパイスクラブ

スパイスが好きで料理を生業としているもの。

様々なスパイスが混ざって素晴らしいブレンドが出来上がっていくように、様々な方々が集まって素敵なクラブが生まれていくような気がしている。

Join the club!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?