ハリーポッターと就活したくない僕

タイトル初っ端から嘘つきました。正確には、『ヴォルデモートと就活したくない僕』でした。僕がハリーポジションでした。夢の話です。

おはようございます。あまりにも強烈な夢で、さらに絶体絶命という時に地震で起こされるものだから、本当に死ぬんじゃないかと焦ったよね。クライマックスは、ここから始まる!的なね。母親に「あ、起きた。」とゲラゲラ笑われたんだけど、こっちは本気でグラグラに怯えていたよ。

何はともあれ生きているので、寝起き15分の頭であの夢を忘れないよう、必死に文字を打ち込んでいる。どのYouTuberよりも早くパソコンに触れている自信があるよ。モーニングルーティンならぬモーニングアドホック。


まず、今日の夢の前に、昨日の夜の出来事に触れなければならないと思う。ブラックジャックで負けたこと?うるさいです、違います。

昨晩、僕は大学の仲良い友達と、今流行りの「オンライン飲み会」なるものを嗜んでいた。お酒が入るとテンションが上がってしまうものである。不思議なことに。アルコールとは概念でなく、本当に存在していたのであった!

基本的に大学生の飲み会で話す話題なんて大きく分けて2つだ。下衆い話(略して下衆バナ)と恋の話(略して恋バナ)、である。

いつもなら、近況報告軽くして、適当に酒とツマミを流し込み、酒が回ってきたら、この二つの話をツマミにしてさらに酒を飲む。客観的に見直すと、なんて生産性のない時間であろうか。しかしそんな時間が僕には心地よく、好きだった。

しかし、あろうことかオンライン飲み会は、生産性がある話題を生み出してしまった

神、いや、サントリーからの賜物であろうストロングゼロのロング缶をすでに二缶潰していた僕は、酒を飲む機会が減ったということ、自宅にいて安心して酔えるということもあり、完全に酔っ払っていた。この時に言おうと思っていたが、二日酔いで頭が痛い、今。

みんな酒に呑まれてきて、楽しくなってくるぞ!という時、僕はあることに気がついた。

下衆バナもコイバナも何もない

近況報告はたまにノンアルで行なっていたから尽きていたし、そもそも近況に報告するものがない。ブラックジャックで1万円失った話だけ。ちなみに結構ウケた。また、外に出れないために、恋もゲスいこともする余裕がない。

お酒は回ってきているが、話の内容がイマイチ決め手に欠けるものばかりである。そのことに気がついてたのは僕だけだったかもしれないし、僕の(画面の)上にいた子も気がついていたかもしれない。そんな時、一人の友達が口を開いた。

「みんなさ、就活どのくらいやっているの?」

何かが弾け飛んだ。「就活」、三学年になる僕らにとって、避けたくても避けることができない話題である。これまでにも一応、「もう2年生終わっちゃうね〜就活やだな〜」「何からすればいいのかなぁ〜」など、語尾に〜がつく程度の軽さで、会話に申し訳程度に顔は出すものの、コイバナ下衆バナで上書きし、酒で記憶を飛ばし、帰路につく。もしくは帰路の途中で力尽きる頃にはそのようなことを一切忘れているのである。

しかしここは家、帰路も何もなければ、上書きする話題もない。そして、もう三年生ということが、現実味に色と形をつけたのであった。彼から発せられた言葉も、文字に起こすと語尾が“〜”ではなく“?”で、強い意志を感じることができた。

気がついたら恋バナは濃いバナへと変わっていた。

TOEIC、ガクチカ、SPI。ちなみに僕は昨日、ガクチカとSPIという単語を初めて知ったし、TOEICのスコアは0である(未受験)。「学生時代に力を入れたこと」、略してガクチカ、いや無理があるだろ。「ポケットに入っている門の鍵」縮めてポケモンというくらいは無理があるだろ。

僕は高校一年生の頃から、第一志望の御社は年上のお姉さんのヒモだし、マジックできないのにマジシャンになりたいやつ、小説を書いたこともないのに小説家になりたいやつ、類は友を呼ぶと思っていた。しかし、彼らはすでに就活という巨大な門を叩き始めていた。僕がポケットに入っている鍵を探している間にね。僕もいい加減、物が散乱しているポケットの中から鍵を見つけだそうと思った。

ちょっと上手いこと言えたかな、というところで、そろそろ本題である今日の夢の話に行きますか。

ヴォルデモートのアバダケダブラを三回は避けた。めちゃくちゃ追われてた。あとは忘れた

以上です。

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