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小説を書いてみよう

ジョジョの奇妙な冒険の、第四部の次回予告みたいなタイトルだ。
兼ねてからの僕の夢は小説家である。小説を書いたことはまだないし、これからも書くつもりはない。
本気で小説家になりたい人達に失礼だろという批判は受けない、夢を語るのは自由だからね。

先日、大学の友人に約8ヶ月ぶりほどの再開をした。
ちなみに彼は、僕の友人の中で一番賢いと勝手に決めつけている。
大学では共に、ジャーナリズムや哲学、メディアアートからサブカルチャーなど幅広い学問に触れてはやめてを繰り返していた。

大学生活が懐かしいなぁと新卒2年目になった気分で酒を飲んでいた。
実際は、オンライン授業という素敵な贈り物を開封せずに溜めている、不定職者のようなものであるが。
コロナ禍ということもあり、大学生活が遠い昔のように感じていた。

彼とは文芸批評に花を咲かせてみたり、資本主義社会について嘆いてみたり、ファッションで右翼的な発言をしてみたりと、メビウスもびっくりするほどの捻くれた会話をしていた。
上の文章に具体性を持たせると、鬼滅の刃の最終回について批判を投じ、金がないと嘆き、眞子様は俺と付き合うべきだ(友人談)とKpopの日本語訳くらい中身のない会話をしていただけであった。

彼曰く、僕は捻くれているから文章を書くのが性に合っているという。
「Twitterで万バズもできないから無理。」と笑って返すと「そういうところだ。」とさらに返された。
未だにどういうところかは理解できていない。

そもそも、僕は基本的に短文しか書けない。ここまで読んでくださった皆さんは気がついているだろうか。段落ごとにハッキリとした因果関係がないのだ。なんとか連続した文章のようにはなっているが、それらは一つ一つ孤立している。全盛期のSMAPのようにね。

僕はお喋りだ。お喋りだけど、女の子の話はちゃんと聞くし、余計なアドバイスもあまりしない。上司の悪口にはうんうん言って何も否定しないでおく。
なんと優秀な、口を紡ぐこともできる饒舌であることがお分かり頂けただろうか。
そんな僕は一人でお喋りをする感覚で文章を書いているんだなって気付き、物語を書くのには向いていないと再確認した。

友人と別れた帰り道、営業時間が終わってどこか寂れた雰囲気ではあるが、何せ壁の色がオレンジなので目立ってしまうパチンコ屋があった。
「ご遊技しながら電子タバコを吸えます」
寒くて震えるその旗を見て、遊技の「ぎ」が「技」であることに腹が立った。そんな1日だった。

競馬に挑戦します。