見出し画像

科学的に検討された「あかちゃんがリラックスできる姿勢」が意外過ぎた❤

ドイツの最新解剖学で見えてくるあかちゃんの姿


昨日、あかちゃんのチカラについて少し書かせてもらったんですが、

生まれたばかりのあかちゃんでも、お母さんのおなかを移動していける、という話があったと思います。

また、縦抱きがあかちゃんにとっての落ち着き姿勢だということも。

2人育てたあとに知ったので、感覚的には縦抱っこがあかちゃんが安定する。というのはわかりましたが、、理論的には、「首も坐ってない赤ちゃん」がなぜ?と、とっても不思議でした。


だけど、ドイツの最新解剖学からのあかちゃんの発達を学び、自分自身の体感と4人育ててみての感覚、ベビーウェアリングコンサルタントとしての経験の中で、たくさんの親子と抱っこについて実践し感じ考えて、今では深く納得。

そして様々なコンサルタントや医療従事者の皆様と一緒に、たくさんの実例を集めて、いろいろなメリットがあることを知りました。


新生児のからだの中は、まだ骨が未発達。


現在、わたしたちが開催している上級コース*では、このドイツから学んだ最新のあかちゃんの発達についてみなさんと学んでいくのですが、、

*ベビーウェアリング理論を、”どこよりも詳しくそしてわかりやすく” 様々な体感ワークからマスター。クライアントそれぞれのニーズを叶える術を身に着けられる、参加型の学びときめ細やかなサポートで高い満足度を誇る
6か月コースはこちら


その中では、あかちゃんの身体の中がどう変化することで様々な目に見える発達段階を昇っていくのかということが具体的に理解できるようになります。

その中から、簡単に新生児の身体の状態を見てみると、、

まだいろいろな場所が軟骨状態。身体の重心は頭にあり、骨盤は身体に比べて極端に小さい。骨盤が後傾(立った状態でみると後ろへ倒れている)しているので腰が丸まっていて、脚がおなかの方へ屈曲*している。

*これが、よく言われる「あかちゃんの身体は丸く」という要因ですが、実は丸まっていることが理想なのは腰の部分だけ。それ以外を丸めると呼吸にリスクです。詳しい記事はこちら

歩き始めてからの、まっすぐに近い身体とは全然違うのがわかります。

首から背中の骨も別々に動かなかったり、身体が回旋(ツイスト)しない
ような状態にあります。肩もまだ自由に動きません。筋肉が弱いから、、とかではなく、身体のつくり自体が、まだまだ1歳のあかちゃんと比べてもずいぶん違うんです。

そんな新生児ですが、実は、生後すぐから、頭を少し持ち上げたり動かしたりすることができることがわかっています。



新生児が自分の身体を「自己コントロール」できる状態とは


まだ首も坐らない新生児が自分の頭部をコントロールするには、首の筋肉以外の部分を使う必要が出てきます。

そうすることで、生後すぐにおっぱいを自分で咥えに行く。という行為がなし得るわけなんですが、、実は、体重分散と腕を使うことで自分の身体をコントロールしています。

おなか側が床または大人の身体などに接しているときに、腕でその接地面を押すことで自分の身体を動かすことができます。もちろんその時には、背中側からもサポートが必要です(床の上のうつ伏せでは重力がその役目となります。)

そして、上半身をうまく使うには、骨盤の状態がナチュラル(縦抱っこの姿勢でいうと深いシート=自然なM字開脚)であることも大切です。

このような状態を保った縦抱っこ(道具を使うか素手かには関わらない)が実現しているとき、あかちゃんはリラックスして自分の身体をコントロールできるようになります。

↓実際の理想的な縦抱きの画像はこちらがお勧めです。フランス語ですが画像だけで理解可能ですし、google翻訳でもかなり読めます(*^^*) 欧米の国々では、メーカーのページでさえ、親子の愛着形成やあかちゃんの快適姿勢について独自ではないコンセンサス(共通認識)のある情報が、理論的に説明されています。


あかちゃんがリラックスして自由になる姿勢ポイント


つらつらと文章で書いてみましたが、腰すわり前*のあかちゃんが自己コントロールができる姿勢のポイントをまとめておきます。

文字にすると難しく感じますが、要は、通常多くの方が素手で感覚的にあかちゃんを支える姿勢と同じです。

*腰すわりとは、母子手帳の”お座りできる”検査項目とは違い、骨盤が安定してお座りできる状態=お座りさせてリスクのない発達段階=自分で座位と移動を繰り返せる を指します。医療側の検査項目=赤ちゃん自身の手の支えがあってお座りできる生後半年。と混合しやすいので注意してください。ハイハイができない時期はまだ腰は坐っておらず、お座りさせることのリスクが指摘されています。

1,あかちゃんの体重が大人に分散していること
適度な密着が必要です。どんな時も素手抱っこと同じ状態を心がけることがポイント!あかちゃんの自然な腰の丸みをサポートしてあげれば、あかちゃんのおなかのまえにだけ適度な隙間ができて苦しくはありません。

2,あかちゃんが手で大人を押せること
背中に適度なサポートがあり、手で大人の身体を押せることで身体のコントロールが可能になります。

3,座骨が最下位に位置し、脚がしっかりと屈曲している
よくM字開脚姿勢といわれますが、大切なのは屈曲です。発達段階があがるにしたがって屈曲角度は浅めになっていきます。


明日は、首すわり前のあかちゃん、どこを支えてあげると安定するか、をお伝えしてきます♪



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事を書いたのは♪ 家族の幸せ分析家♪「木村まゆ」

画像1

ひとりひとりに、その人が、その家族が、ぴったりくる想いと幸せがある♪
どんな些細な願いも、どれほど大きな苦手も、全部しあわせのモト☆

家族ができるとき、そのスタート、そして、家族の歩みを一緒に応援したいと思ってます♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

100チャレ@009




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?